6.1 アップグレードに向けたOAAおよびOARM環境の準備
OAAおよびOARMを起動する前に、既存の環境をアップグレードに向けて準備する必要があります。
- Kubernetesクラスタは、My Oracle SupportのドキュメントID 2723908.1で概説されている最小バージョン要件を満たすようにアップグレードする必要があります。
- OAAおよびOARMデプロイメントが稼働している必要があります。
- 「インストール・ホストの要件」に従って、インストール・ホストの前提条件が満たされていることを確認します
- インストール・ホストは、既存のデプロイメントのNFSボリュームにアクセスできる必要があります。「NFSボリュームの構成」を参照してください。
- 「インストール・ファイルのダウンロードと管理コンテナの準備」に従って、最新のOAAインストール・ファイルをダウンロードしてインストール・ホストに抽出します。
ノート:
ファイルを解凍すると、oaa-install
ディレクトリ($WORKDIR/oaaimages/oaa-install
など)が作成されます。このディレクトリは後続のステップで使用されます。 - 既存のOAA管理コンテナの名前を検索します:
たとえば:kubectl get pods -n <namespace> | grep oaamgmt
出力は次のようになります:kubectl get pods -n oaans | grep oaamgmt
oaamgmt-oaa-mgmt-bf6d5c88-29lrn 1/1 Running 0 64d
- 現在のデプロイメントの
installOAA.properties
を$WORKDIR/oaaimages/oaa-install
ディレクトリにコピーします:
たとえば:kubectl cp <namespace>/<oaamgmt-pod>:/u01/oracle/scripts/settings/installOAA.properties $WORKDIR/oaaimages/oaa-install/installOAA.properties
kubectl cp oaans/oaamgmt-oaa-mgmt-bf6d5c88-29lrn:/u01/oracle/scripts/settings/installOAA.properties $WORKDIR/oaaimages/oaa-install/installOAA.properties
$WORKDIR/oaaimages/oaa-install/installOAA.properties
を編集し、install.global.image.tag
を最新リリースのイメージ・タグに変更します。ノート:
install.global.image.tag
の正しい値は、$WORKDIR/oaaimages/oaa-install/installOAA.properties.template
にあります。- 次のコマンドを実行して、OAA管理Helmチャート(
oaamgmt
)が表示されていることを確認します:
たとえば:helm ls -n <namespace> | grep oaamgmt
出力は次のようになります。helm ls -n oaans | grep oaamgmt
oaamgmt oaans 1 <DATE> <TIME> +0000 UTC deployed oaa-mgmt-1.0.0-12.2.1.4.1-<TAG> 0.1.0
次のステップ: アップグレードの実行。