汎用テクノロジ・コネクタの作成

汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードでは、新しい汎用テクノロジ・コネクタを作成します。

ステップ1: 基本情報の指定

このページでは、作成する汎用テクノロジ・コネクタに、名前やプロバイダなどの基本情報を指定します。

要素 説明
名前 汎用テクノロジ・コネクタの名前を入力します。これは必須フィールドです。
リコンシリエーション リコンシリエーションに汎用テクノロジ・コネクタを使用するかどうかを選択し、次のいずれかのオプションを選択します。
  • トランスポート・プロバイダ: このコネクタに使用するリコンシリエーション・トランスポート・プロバイダを選択します。このリストには、事前定義済のリコンシリエーション・トランスポート・プロバイダと作成するリコンシリエーション・トランスポート・プロバイダが表示されます。

  • フォーマット・プロバイダ: このコネクタに使用するリコンシリエーション・フォーマット・プロバイダを選択します。このリストには、事前定義済のリコンシリエーション・フォーマット・プロバイダと作成するリコンシリエーション・フォーマット・プロバイダが表示されます。

信頼できるソース・リコンシリエーション: コネクタを使用して、信頼できるソース・リコンシリエーションをターゲット・システムで実行するかどうかを選択します。このチェック・ボックスを選択すると、ページの「プロビジョニング」リージョンが無効になります。これは、信頼できるソースとして指定したターゲット・システムではプロビジョニングを実行できないためです。信頼できるソースによるデータのリコンサイルのみが可能です。

プロビジョニング プロビジョニングに汎用テクノロジ・コネクタを使用するかどうかを選択し、次のいずれかのオプションを選択します。
  • トランスポート・プロバイダ: このコネクタに使用するプロビジョニング・トランスポート・プロバイダを選択します。このリストには、事前定義済のプロビジョニング・トランスポート・プロバイダと作成するプロビジョニング・トランスポート・プロバイダが表示されます。

  • フォーマット・プロバイダ: このコネクタに使用するプロビジョニング・フォーマット・プロバイダを選択します。このリストには、事前定義済のプロビジョニング・フォーマット・プロバイダと作成するプロビジョニング・フォーマット・プロバイダが表示されます。

終了 コネクタを作成せずに汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードを終了する場合にクリックします。
続行 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードの次のページに移動する場合にクリックします。

ステップ2: パラメータ値の指定

このページを使用して、「ステップ1: 基本情報の指定」ページで選択したプロバイダのパラメータ値を指定します。

このページでは、プロビジョニング・コネクタの次のオプションが表示されます。

要素 説明
ランタイム・パラメータ 前のページで選択したプロバイダの変数を入力します。ランタイム・パラメータは、プロバイダの設計に制約されない値を示します。たとえば、リコンサイルするデータファイルが格納されているディレクトリの場所がランタイム・パラメータ値となります。
WebサービスURL プロビジョニング・リクエストをターゲット・システムに送信するのに使用するWebサービスのURLを入力します。
ターゲットID プロビジョニング操作用のターゲット・システムを一意に識別する値を入力します。
ユーザー名(認証) Webサービス・インタフェース(PSP)経由でターゲット・システム(PST)に接続するのに必要なアカウントのユーザー名を入力します。
ユーザー・パスワード(認証) Webサービス・インタフェース(PSP)経由でターゲット・システム(PST)に接続するのに必要なユーザー・アカウントのパスワードを入力します。
設計パラメータ この項に示すパラメータは、プロバイダの設計パラメータ、またはすべての汎用テクノロジ・コネクタに共通するリコンシリエーション固有パラメータです。設計パラメータは、プロバイダ設計の一部として定義される1つまたは複数の値を表します。
WebサービスのSOAPアクション WSDLファイルのoperation要素のsoapAction属性の値を入力します。
SPML WebサービスのWSSEが構成されていますか。 WS-Security資格証明によって受信リクエストが認証されるようにWebサービスが構成されるかどうかを選択します。
カスタム認証資格証明ネームスペース Webサービスに定義した資格証明ネームスペースの名前を入力します。
カスタム認証ヘッダー要素 ターゲット・システムとの接続に使用されるユーザー・アカウントの資格証明を格納する要素の名前を入力します。
ユーザー名を格納するカスタム要素 ユーザー名(認証)パラメータの値として指定するユーザー名を格納するカスタム認証セクションの要素の名前を入力します。
パスワードを格納するカスタム要素 ユーザー・パスワード(認証)パラメータの値として指定するパスワードを格納するカスタム認証セクションの要素の名前を入力します。
SPML Webサービスのバインディング・スタイル(DOCUMENTまたはRPC) WSDLファイルのbinding要素のstyle属性の値を入力します。
SPML Webサービスの複合データ型 WSDLファイルのcomplexType要素のname属性の値を入力します。
SPML Webサービス操作名 WSDLファイルのoperation要素のname属性の値を入力します。
SPML Webサービスのターゲット・ネームスペース WSDLファイルのdefinition要素のtargetNamespace属性の値を入力します。
SPML WebサービスのSOAPメッセージ本文の接頭辞 SOAPメッセージ本文のみを格納するカスタム接頭辞要素の名前を入力します。
ロール・メンバーシップ情報を保持している子データ・セットのID属性 グループ・メンバーシップ情報を保持しているプロビジョニング・ステージング子データ・セットの一意の識別子フィールドの名前を入力します。
ターゲット日付書式 プロビジョニング操作中にターゲット・システムに送信する日付値の書式を入力します。
終了 コネクタを作成せずに汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードを終了する場合にクリックします。
戻る 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードのステップ1: 基本情報の指定ページに戻る場合にクリックします。
続行 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードの次のページに移動する場合にクリックします。

このページでは、リコンシリエーション・コネクタの次のオプションが表示されます。

要素 説明
ランタイム・パラメータ 前のページで選択したプロバイダの変数を入力します。ランタイム・パラメータは、プロバイダの設計に制約されない値を示します。たとえば、リコンサイルするデータファイルが格納されているディレクトリの場所がランタイム・パラメータ値となります。
ステージング・ディレクトリ(親アイデンティティ・データ) 親データを格納するファイルが保存されるファイルのディレクトリのパスを入力します。このパラメータ値の指定は必須です。
ステージング・ディレクトリ(複数値アイデンティティ・データ) 複数値(または子)アカウントまたはアイデンティティ・データ(例: ロール・メンバーシップ・データ)を格納するファイルが保存されるディレクトリのパスを入力します。
アーカイブ・ディレクトリ すでに調整されている親および子データ・ファイルが保存されるディレクトリのパスを入力します。
ファイルの接頭辞 親および子の両方のデータ・ファイルのステージング・ディレクトリのファイルの名前をフィルタするのに使用される接頭辞を入力します。リコンシリエーション中は、ファイル拡張子に関係なく、指定した接頭辞で始まる名前を持つ(ステージング・ディレクトリ内の)すべてのファイルが処理されます。
指定されたデリミタ 親および子のデータ・ファイルのデリミタ文字として使用される文字を入力します。このパラメータの値として指定できるのは1文字のみです。
タブ区切り ファイルがタブで区切られるかどうかを指定する場合に選択します。
固定列幅 入力ファイルに固定幅のデータが含まれる場合、データ列の文字の幅を入力します。
一意の属性(親データ) 複数値のユーザー・データの親および子の両方のデータ・ファイルに共通のフィールドを入力します。
設計パラメータ この項に示すパラメータは、プロバイダの設計パラメータ、またはすべての汎用テクノロジ・コネクタに共通するリコンシリエーション固有パラメータです。設計パラメータは、プロバイダ設計の一部として定義される1つまたは複数の値を表します。
ファイル・エンコーディング 親およびデータ・ファイルに使用される文字セット・エンコーディングを入力します。
バッチ・サイズ 各リコンシリエーションの実行中に、リコンシリエーション・エンジンがターゲット・システムからフェッチするレコードの合計数をバッチに分割するために実行される、リコンシリエーションのバッチ・サイズを入力します。このパラメータのデフォルト値はAllです。
リコンシリエーション停止のしきい値 リコンシリエーション・レコードの合計数に対する検証チェックに失敗したレコードの割合が、指定した値を超える場合に、リコンシリエーションを自動的に停止するための値を入力します。
停止しきい値最小レコード リコンシリエーション停止のしきい値の検証が有効になる前に、検証プロバイダによって処理する必要があるレコードの数を入力します。
ソース日付書式 ターゲット・システムに格納される日付値の書式を入力します。指定する書式は、リコンシリエーション時にフェッチされる日付値を検証し、その日付値をOracle Identity Managerの内部で使用される書式に変換するために使用されます。
複数値属性データの削除の調整 ターゲット・システムでの複数値の属性データ(子データ)の削除をOracle Identity Managerに調整するかどうかを指定する場合に選択します。
リコンシリエーション・タイプ 「完全」または「増分」を選択して、リコンシリエーション・エンジンで増分または完全リコンシリエーションをそれぞれ実行するかどうかを指定します。
終了 コネクタを作成せずに汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードを終了する場合にクリックします。
戻る 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードのステップ1: 基本情報の指定ページに戻る場合にクリックします。
続行 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードの次のページに移動する場合にクリックします。

ステップ3: コネクタ構成の変更ページ

このページを使用して、データセットやデータセットのフィールド間のマッピングを定義します。つまり、このページでは、リコンシリエーション中にターゲット・システムからOracle Identity Managerに伝播させるユーザー・データ・フィールドまたはプロビジョニング中にOracle Identity Managerからターゲット・システムに伝播させるユーザー・データ・フィールを指定します。

要素 説明
追加 データ・セットのフィールドを追加する場合にクリックします。
編集 データ・セットのフィールドを編集する場合にクリックします。
削除 データ・セットからフィールドを削除する手順:
閉じる 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードのステップ3: コネクタ構成の変更ページを閉じる手順:

ステップ4: コネクタ・フォーム名の検証

このページを使用して、「OIM - アカウント」データセットとその子データセットに対応するプロセス・フォームのフォーム名を指定します。

要素 説明
OIM - アカウント 対応するデータ・セットの名前に基づいて、プロセス・フォームのデフォルトの名前を表示します。これらのフォーム名を検証し、必要な場合は、このOracle Identity Managerインストールで一意になるようにフォーム名を変更します。
終了 コネクタを作成せずに汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードを終了する場合にクリックします。
戻る 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードのステップ3: コネクタ構成の変更ページに戻る場合にクリックします。
続行 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードの次のページに移動する場合にクリックします。

ステップ5: コネクタ情報の検証

このページを使用して、この時点までに指定した汎用テクノロジ・コネクタの作成に関する情報を確認します。

要素 説明
基本情報の指定 「表示」をクリックして、ステップ1: 基本情報の指定ページで指定した情報を再度開いて表示します。この情報を変更すると新しい汎用テクノロジ・コネクタを作成することになるため、このページに表示される情報は変更できません。
パラメータ値の指定 「変更」をクリックして、ステップ2: パラメータ値の指定ページを再度開き、このページのパラメータ値を変更します。
コネクタ構成 「変更」をクリックして、ステップ3: コネクタ構成の変更ページを再度開き、フィールドとマッピングを追加または編集します。
終了 コネクタを作成せずに汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードを終了する場合にクリックします。
戻る 汎用テクノロジ・コネクタの作成ウィザードのステップ4: コネクタ・フォーム名の検証ページに戻る場合にクリックします。
保存 汎用テクノロジ・コネクタを作成する場合にクリックします。

関連項目

『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceの管理』汎用テクノロジ・コネクタの作成およびIdentity System Administrationを使用したコネクタの作成