23.3.5 キャッシュのパージ

アイデンティティ・システム管理以外の方法でシステム・プロパティを変更した場合は、必ずキャッシュ・パージ・ユーティリティを実行し、Oracle Identity Managerに反映された変更をフェッチする必要があります。

サーバー・キャッシュをクリアするには:

  1. 使用しているオペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリに移動します。
    • Microsoft Windowsの場合:

      OIM_HOME\server\bin\

    • UNIXの場合:

      OIM_HOME/server/bin/

  2. 次のいずれかのコマンドを実行します。
    • Microsoft Windowsの場合:

      PurgeCache.bat CATEGORY_NAME
      
    • UNIXの場合:

      sh PurgeCache.sh CATEGORY_NAME
      

    CATEGORY_NAME名前引数は、パージするOracle Identity Managerのカテゴリ名(FormDefinitionなど)を表します。

    すべてのカテゴリをパージするには、"All"という値をPurgeCacheユーティリティに渡します。カテゴリはすべてクリアすることをお薦めします。

    sh PurgeCache.sh All
    

    ノート:

    • Oracle Identity GovernanceがIPv6 Linuxホスト・コンピュータにインストールされている場合は、次に示すように、PurgeCache.shスクリプトに最後の入力引数としてipv6を渡します:

      sh PurgeCache.sh All ipv6

      Windows環境では、PurgeCache.batの実行中にIPv6のパラメータを渡さないでください。

    • IPv6対応の設定でPurgeCache.shユーティリティを実行すると、次のエラーが発生します:

      Exception in thread "main" javax.security.auth.login.LoginException:
      java.net.UnknownHostException: exampledomain.com: Name or service not known
      

      この問題を回避するには:

      1. テキスト・エディタでPurgeCache.shスクリプトを開きます。

      2. 次の行を

        bash oimClientWrapper.sh $CLIENT_CLASS $1

        次のようにします:

        bash oimClientWrapper.sh $CLIENT_CLASS $*
      3. ファイルを保存します。