Oracle® Fusion Middleware
Oracle Unified Directoryバンドル・パッチReadme
12c (12.2.1.3.190522)
F22456-01(原本部品番号:F20425-01)
2019年7月
このドキュメントでは、Oracle Unified Directoryのバンドル・パッチ12cリリース(12.2.1.3.190522)について説明しています。
このドキュメントでは、Oracle Unified Directory 12cのベース・インストールが必要です。内容は次のとおりです。
1.1.1 バンドル・パッチ
バンドル・パッチは、Oracle Unified Directoryに対するOracleの公式パッチです。バンドル・パッチ・リリース文字列の5桁目は、バンドル・パッチ番号を示していました。2015年11月、バージョン番号の形式が変更されました。新しい形式では、バンドル・バージョンの5桁目の数値は、「YYMMDD」形式のリリース日付に置換されます。
-
YYは西暦年の下2桁です。
-
MMは数値形式の月です(2桁)。
-
DDは数値形式の日付です(2桁)。
各バンドル・パッチには、1つ以上のフィックスを実装するために再構築されたライブラリおよびファイルが含まれます。バンドル・パッチ内のフィックスはすべてテストされ、相互の動作が保証されています。各バンドルは累積されます。つまり、最新のバンドル・パッチには、同じリリース用の以前のバンドル・パッチのすべてのフィックスが含まれます。
1.1.2 個別パッチ
バンドル・パッチとは異なり、個別パッチは、単一のコンポーネントの1つの問題にのみ対処していました。各個別パッチは、正式なOracleパッチですが、完全な製品ディストリビューションではなく、すべてのコンポーネント用のパッケージは含まれていませんでした。個別パッチには、特定のコンポーネントの特定の修正を実装するために再構築されたライブラリおよびファイルのみが含まれていました。
個別セキュリティ、例外リリース、x-fix、PSE、MLRまたはホットフィックスとして個別パッチを理解する必要もあります。
1.1.3 パッチ・セット
パッチ・セットは、十分にテストされ統合された製品の修正を提供するメカニズムです。パッチ・セットには、新機能が含まれる場合があります。各パッチ・セットには、不具合の修正(および存在する場合は新機能)を実装して再構築されたライブラリおよびファイルが含まれます。ただし、パッチ・セットは完全なソフトウェア配布ではない場合もあり、すべてのプラットフォームのすべてのコンポーネント用のパッケージが含まれていないことがあります。パッチ・セットのすべての修正はテスト済であり、指定されたプラットフォームで互いに機能することが動作保証されています。
1.2 バンドル・パッチの要件
この項では、今回のリリースのOUDバンドル・パッチ要件について説明します。
バンドル・パッチを適用または削除する前に、次のステップを完了します:
-
OPatchのバージョンを検証して、13.9.4.0.0に更新します。
-
次の場所のMy Oracle Supportにアクセスして、ログインします。
-
「ナレッジ・ベースの検索」フィールドに1587524.1を入力します。これは、Oracle Fusion Middleware 12cでのOUI NextGen OPatch 13の使用について説明しているドキュメントのIDです。
-
検索結果から、ドキュメントID 1587524.1に対応するリンクをクリックします。
-
ドキュメントで、パッチ28186730リンクをクリックすると、OPatch 13.9.4.0.0を入手できる画面が表示されます。
-
-
OUIインベントリを確認します:
OPatchは、パッチを適用するために有効なOUIインベントリにアクセスする必要があります。次のコマンドで、OUIインベントリを確認してください。
UNIX
$ opatch lsinventory
Windows
opatch.bat lsinventory
コマンドでエラーが発生した場合は、続行する前にOracleサポートに連絡してインベントリ設定を検証および確認します。
-
実行可能ファイルがシステム
PATH
に表示されることを確認してください。UNIX
$ which opatch
Windows$ which unzip
where opatch.bat
where unzip
コマンドでエラーが発生した場合は、続行する前にOracleサポートに連絡してインベントリ設定を検証および確認します。これらの実行可能ファイルのいずれも
PATH
に表示されない場合、続行する前に問題を修正してください。 -
解凍されたパッチを格納する場所を作成します。この場所は、この後ドキュメント内で
PATCH_TOP
と示されます。
1.3 バンドル・パッチの適用前
この項では、バンドル・パッチを適用する前の要件について説明します。
このバンドル・パッチを適用する前の前提条件は次のとおりです:
-
OUDSMにパッチを適用するため、アプリケーション・サーバー・インスタンスを準備します。
管理サーバー(OUDSM用のWebLogicドメイン)を停止します。
注意:
このバンドル・パッチを適用する前に、「ドキュメントの更新」の「OUDSMの自動再デプロイメントの手順」を確認しておく必要があります。 -
ORACLE_HOME
環境変数をOracle Middlewareホームの場所(OUDのインストール先)に設定します。次に例を示します。
UNIX
$ <bash> export ORACLE_HOME="Oracle Middleware Home Location"
Windows
<prompt> set ORACLE_HOME="Oracle Middleware Home Location"
-
次のコマンドを実行して、
ORACLE_HOME
が正しく設定されていることを確認します。UNIXls $ORACLE_HOME/OPatch/opatch
Windows
dir %ORACLE_HOME%\OPatch\opatch.bat
注意:
OUDのインストール・ディレクトリの詳細は、Oracle Unified Directoryのインストール・ディレクトリの理解に関する項を参照してください。1.4 Oracleパッチ・メカニズム(Opatch)の使用
注意:
My Oracle SupportからOPatchの最新バージョン(バージョン13.9.4.0.0)を入手する必要があります。OPatchでパッチを適用するには、有効なOracle Universal Installer (OUI)インベントリへのアクセス権が必要です。 パッチ適用プロセスでは、unzipとOpatchの両方の実行可能ファイルが使用されます。ORACLE_HOME
環境をソースにした後、パッチ適用前にこれらの両方が存在していることを確認することをお薦めします。Opatchには、次でアクセスできます:
$ORACLE_HOME/OPatch/opatch
OPatchが起動すると、パッチを検証して、$ORACLE_HOMEにすでにインストールされているソフトウェアとの競合がないことを確認します。
- $ORACLE_HOMEにすでに適用されているパッチとの競合が見つかった場合、パッチのインストールを停止して、Oracleサポート・サービスまで連絡してください。
- $ORACLE_HOMEにすでに適用されているサブセット・パッチとの競合が見つかった場合は、バンドル・パッチの適用を続行します。新しいパッチのインストールが開始される前に、サブセット・パッチが自動的にロールバックされます。最新のバンドル・パッチには、$ORACLE_HOME内の以前のバンドル・パッチのすべてのフィックスが含まれます。
このバンドル・パッチでは、-auto
フラグは有効化されていません。-auto
フラグなしの場合、サーバーが実行中である必要はありません。デフォルトのインストールでは、マシン名とリスニング・アドレスは空白でかまいません。
OPatchのバージョンの識別
一般に、Oracle Universal Installerソフトウェアのバージョンごとに利用可能なOPatchのバージョンがあります。
- ディレクトリを次のディレクトリに変更します。:
cd ORACLE_HOME/OPatch/
- 次のコマンドを実行します。
./opatch version
次に例を示します。
./opatch version OPatch Version: 13.9.4.0.0 OPatch succeeded.
1.5 バンドル・パッチの適用
ORACLE_HOME
にすでにインストールされているソフトウェアとの競合がないことを確認します。
-
ORACLE_HOME
にすでに適用されているパッチとの競合。この場合、パッチのインストールを中止して、Oracleサポート・サービスにお問い合せください。
-
ORACLE_HOME
にすでに適用されているサブセット・パッチとの競合。この場合、新しいパッチには
ORACLE_HOME
の既存のパッチの修正がすべて含まれているので、インストールを続行してください。
1.7 ファイル・ベース・アクセス制御ログ・パブリッシャの作成
このステップは省略可能です。ACI評価を診断するためにファイル・ベース・アクセス制御ログ・パブリッシャを作成できます。このパブリッシャはサーバー・パフォーマンスに影響を与えるため、診断が終了したらただちに無効化する必要があります。
注意:
このパブリッシャが作成されると、サーバーは起動できなくなるため、このパッチのアンインストールは不可となります。ファイル・ベースのアクセス制御ログ・パブリッシャを作成するには、サーバー管理者が、すでに稼働中であるサーバー・インスタンスに対して次のdsconfig
コマンドを呼び出す必要があります。
dsconfig create-log-publisher \ --publisher-name "ACI logger" \ --type file-based-access-control \ --set enabled:true \ --set log-file:logs/acilog \ --hostname serverHostName --port 4444 \ --trustAll --bindDN cn=Directory\ Manager \ --bindPasswordFile passwordFile \ --no-prompt
次のエントリは、config.ldif:
サーバー構成ファイルで作成されます:
dn: cn=ACI logger,cn=Loggers,cn=config objectClass: ds-cfg-log-publisher objectClass: ds-cfg-access-control-log-publisher objectClass: ds-cfg-file-based-access-control-log-publisher objectClass: top ds-cfg-enabled: true ds-cfg-java-class: org.opends.server.loggers.accesscontrol.TextAccessControlLogPublisher ds-cfg-asynchronous: true cn: ACI logger ds-cfg-log-file-permissions: 640 ds-cfg-log-file: logs/acilog
1.9.1 12cリリース(12.2.1.3.190522)で解決済の問題
リリース(12.2.1.3.190522)で解決された問題を次の表に示します。
表1-1 12cリリース(12.2.1.3.190522)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
29376960 |
OUD12C: 分岐結合を使用するプロキシに、RESULT=32の問合せが含まれる |
29026772 |
バンドル・パッチ11.1.2.3.181016を適用した後のFORCE-CHANGE-ON-ADDの問題 |
29143490 |
OUD 11GからOUD 12Cへのアップグレード後のパスワード・バリデータ管理 |
27911963 |
ODSM ORACLEJSPエラー: JAVA.IO.FILENOTFOUNDEXCEPTION |
29320825 |
パッチ28817042の適用後にパスワードの再ハッシュが機能しない |
25633930 |
FMW_DIAG_IMPROVEMENT - 管理、バックエンドおよびコアでの空のCATCHブロックの処理 |
28650524 |
接尾辞の初期化中の予期しないエラー |
28507697 |
RDBMS WFEが異なるスキーマからの表にアクセスできない |
28564137 |
ODSMが多数のバックエンドで非常に遅くなる |
28636130 |
IMPORT-LDIFは、エラーが見つからない親のツームストン・エントリを拒否する |
26773404 |
ADへのPTA KERBEROSでのACIの問題 |
28433125 |
ISMEMBEROFを使用した単純な複合検索フィルタが誤ってエントリを返さない |
27266700 |
ODSMにバイナリとして表示されるUSERCERTIFICATE属性 |
27601364 |
アカウント・ステータス通知がエラー・ファイルに記録されない |
1.9.2 12cリリース(12.2.1.3.180829)で解決済の問題
リリース(12.2.1.3.180829)で解決された問題を次の表に示します。
表1-2 12cリリース(12.2.1.3.180829)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
27847613 |
CHANGING MULTIPLE-VALUES PASSWORD POLICY WITH 2 STORAGE SCHEME FAILS |
28017604 |
OUD PROXY NON-RETRIEVABLE ATTRIBUTES FOR OPERATIONAL ATTRIBUTES NOT WORKING |
28130109 |
BINDING AS SECONDARY PARTICIPANT USER FAILS AGAINST FORKJOIN CONFIGURATION |
27745214 |
OUDSM 12C - EUS INFORMATION ARE NOT DISPLAYED |
27804567 |
OAM NOT ABLE TO AUTHENTICATE TO OUD 12C PROXY USING RDBMS |
27032565 |
APPENDING DATA VIA IMPORT-LDIF CAUSES ACI PRIVILEGE TO BE LOST |
27752576 |
EUS WITH DB12CR2 OUD12C PROXY AND NOVELL NOT WORKING: ORA-28274 |
28052332 |
OUD 12C FORK JOIN SECONDARY PARTICIPANT ISSUE WITH LDAPSEARCH FILTER |
27030137 |
DIAG - AUDIT LOG TO STORE MODIFIERSNAME AND MODIFYTIMESTAMP. |
21839259 |
LDAPSEARCHES RESULT NOT AS EXPECTED WHEN USING MEMBER IN NUMERIC FORMAT |
27940182 |
OUD 12C STATIC/VIRTUAL STATIC GROUP MEMBERSHIP CROSS REFERENCE AMONG SUFFIXES |
20033750 |
ODSM: REPL MANAGER: AUTO REFRESH DOESN'T TAKE INTO ACCOUNT REPL GROUP SETTING |
1.9.3 12cリリース(12.2.1.3.180626)で解決済の問題
このバンドル・パッチを適用すると、表にリストされている問題が解決されます。
表1-3 12cリリース(12.2.1.3.180626)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
28074093 |
ONE OFF BUILD FAILED FOR PLATFORM_VERSION IN 12C APRIL BP |
27689317 |
LDAPSEARCH WITH DYNAMICALLY LINKED USER AS UNIQUE MEMBER DOES NOT DISPLAY DESCR |
27782271 |
HIGHLY COMPLEX SEARCH FILTERS DO NOT RETURN RESULTS AND SLOW DOWN SERVER |
27822171 |
PATCH 27782271 WORKS ONLY UPTO 100 NESTED FILTERS |
27538880 |
OUD APRIL'18 BP ( 27491238) ISSUE |
27460616 |
OUD RETURNS A ROOT DSE ENTRY OF A REMOTE LDAP SERVER AS ITS OWN ROOT DSE ENTRY |
27768179 |
ROUTINE RESTART OF OUD SERVER MAKES OUD UNRESPONSIVE |
27585207 |
ERROR WHEN CHECKING THE COMPATIBILITY OF THE DSEE CONSUMER |
27309834 |
REBUILD-ALL INDEXES IN BETWEEN THE DELETE AND THE PURGE RESULT TOMBSTONES ISSUE |
27195037 |
REPLICATION INFO MISSING ON ODSM REPLICATION TOPOLOGY TAB WHEN REPLICA OFFLINE |
26828546 |
OUD | ORCLSOURCEMODIFYTIMESTAMP ATTRIBUTE ALLOWS DUPLICATE ENTRIES |
27151076 |
REGRESSSION OF UPDATES ON SINGLE VALUED ATTRIBUTES ARE NOT REPLICATED PROPERLY |
27147081 |
OUD USER RESOURCE LIMITS NOT ENFORCED ON SEARCHES USING PROXY-AUTH |
27116703 |
OUD SERVER IN DIFFERENT LOCATIONS-REMOTE HOST CLOSED CONNECTION DURING HANDSHAKE |
26969822 |
STOP-DS SLOW WHEN REPLICATION IS ENABLED |
1.9.4 12cリリース(12.2.1.3.180322)で解決済の問題
リリース(12.2.1.3.180322)で解決された問題を次の表に示します。
表1-4 12cリリース(12.2.1.3.180322)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
27337656 |
OVD OBJECTCLASS MAPPER PLUGIN IN OUD |
27027834 |
SUPPORT COMPLEX FILTER FOR TOKENIZE-ATTRIBUTE TRANSFORMATION |
26616633 |
FMW_DIAG_IMPROVEMENT - HANDLING EMPTY CATCH BLOCKS IN WORKFLOWELEMENT |
26579516 |
LDIF IMPORT VIA ODSM CONSOLE SHOWING INCORRECT STATUS |
25556682 |
FMW_DIAG_IMPROVEMENT - HANDLING EMPTY CATCH BLOCKS IN REPLICATION |
27337538 |
SAML XASP PLUGIN THROUGH OUD |
26878832 |
ISMEMBEROF QUERY SLOW FOR COMPLEX SEARCHES INVOLVING STATIC GROUPS |
27036003 |
ODE CORRECTION ON THE TRANSACTION OF BASE BUG 26828755 |
27337446 |
COORDINATORADAPTER THROUGH UNION WFE IN OUD |
27337617 |
DYNAMICGROUPS PLUGIN THROUGH OUD |
26557145 |
DEBUG WARNING LOG MESSAGE IS REQUIRED TO HELP DEBUGGING |
26389404 |
REPLICATION EXIT WITHOUT WRITING ANY LOG IN DEBUG LOG WHEN ENTRYUUID NOT FOUND |
26051378 |
PWDRESET FLAG DOES NOT SYNC PROPERLY BETWEEN REPLICATED OUD SERVERS |
25659967 |
OUD DELETED REFERENCE ENTRIES ARE NOT REPLICATING TO OTHER SERVERS |
24912151 |
REPLICATION OUT OF SYNC AT ATTRIBUTE LEVEL AFTER STRESS TEST |
26651161 |
DPS2OUD FAILS WITH ERROR "FATAL ERROR DURING THE PROCESSING OF THE DPS CONFIG" |
25543336 |
OUD PROXY DOESN'T RETURN AD ENTRIES WITH DUPLICATE DSCOREPROPAGATIONDATA |
26397668 |
OUD SEARCH BEHAVIOR WITH WHITESPACE AND WILDCARD (*) IN THE SEARCH FILTER |
25524876 |
USERCERTIFICATE;BINARY ATTRIBUTE IS NOT SHOWED RIGHT |
27421407 |
LDAPSEARCH RESULTS IN DIFFERENT ATTRIBUTES RETURNED BY LDAPSEARCH WRT OVD |
27638073 |
UNION LDAPSEARCH WITH SEARCHFIRSTMATCH TRUE AUTOTUNESEARCHOPTION TRUE FAILS |
27621150 |
OBJECTCLASS MAPPER TRANSFO:FILTER-ATTRIBUTE NOT APPLIED FOR LDAPSEARCH,COMPARE |
27567476 |
LDAPSEARCH WITH DYNAMIC GROUPS PLUGIN CHANGES CASE OF O IN OUD OVD RETAINS IT |
27499608 |
LDAPSEARCH ISSUES WITH DYNAMIC GROUPS PLUGIN |
27716604 |
OUD 12C APR'18 BP - DIFS OBSERVED IN DYNAMIC GROUPS PLUGIN TESTING. |
27456961 |
LDAPSEARCH WITH ANONYMOUS ACCESS NEEDS TO DISPLAY NO ENTRY WITH SAML XASP PLUGIN |
27428553 |
LDAPSEARCH IN OUD DOES NOT RETURN RESULTS WITHOUT OBJECTCLASS IN FILTER |
27537121 |
LDAPSEARCH WITH FETCH-BOTH-STATIC-DYNAMIC DOES NOT WORK FOR DYNAMIC GRP PLUGIN |
27622404 |
TOKENIZE ATTRIBUTE TRANSFORMATION - LDAPSEARCH RETURNS INVALID RESULTS |
27451993 |
LDAPSEARCH RETURNS ALL ATTRIBUTES REGARDLESS OF ATTRIBUTE NAME IN SEARCH CRITERI |
1.10 既知の問題と回避策
この項では、現在のリリースでの既知の問題について説明します。
Oracle Unified Directoryリリース(12.2.1.3.190522)の既知の問題およびその回避策は、『Oracle Identity Managementリリース・ノート』ドキュメントOracle Unified Directoryの章に記載されています。このリリース・ノート・ドキュメントには、次のURLのOracle Identity Managementドキュメント・ライブラリからアクセスできます。
https://docs.oracle.com/middleware/12213/idmsuite/IDMRN/toc.htm
このOUDバンドル・パッチ・リリース(12.2.1.3.190522)のリリース後にドキュメント化された問題については、https://support.oracle.comにあるMy Oracle Supportドキュメント2378916.1を参照してください。
OPatchの問題の詳細は、My Oracle Supportを参照し、製品に提供されているOPatchバージョンを使用してください。
1.10.1 バンドル・パッチ12.2.1.3.190522のロールバック後のエラー(ドキュメントID 2557033.1)
バンドル・パッチ12.2.1.3.190522以上をロールバックしてからインスタンスを起動すると、次に示すようなエラー・メッセージが表示され、スキーマ・エラーが原因でサーバーが起動しなくなる場合があります。問題を解決するには、KM記事内のソリューション・セクションの指示に従います(ドキュメントID 2557033.1):
------------
[23/May/2019:01:21:43 -0700] category=CORE severity=NOTICE msgID=458891
msg=The Directory Server has sent an alert notification generated by class
org.opends.server.core.DirectoryServer (alert type
org.opends.server.DirectoryServerShutdown, alert ID 458893): The Directory
Server has started the shutdown process. The shutdown was initiated by an
instance of class org.opends.server.core.DirectoryServer and the reason
provided for the shutdown was An error occurred while trying to start the
Directory Server: An error occurred at or near line 1455 while trying to
parse the configuration from LDIF file
/net/example.org/scratch/example/view_storage/example_OUD12cMATS/work/example.org-20
190523-011334/inst/OPatch_Sanity_DS_install/Oracle_OUD/OPatch_Sanity_DS/OUD/co
nfig/config.ldif: org.opends.server.util.LDIFException: Entry cn=Default
Password Policy,cn=Password Policies,cn=config read from LDIF starting at
line 1455 is not valid because it violates the server's schema configuration:
Entry cn=Default Password Policy,cn=Password Policies,cn=config violates the
Directory Server schema configuration because it includes attribute
ds-cfg-skip-force-change-reset-on-deprecate which is not allowed by any of
the objectclasses defined in that entry
[23/May/2019:01:21:43 -0700] category=CORE severity=NOTICE msgID=458955
msg=The Directory Server is now stopped
-----------
1.11 ドキュメントの更新
この項では、このリリースのドキュメントの更新について説明します。
注意:
次のURLで、Oracle Unified Directoryの管理用REST APIを参照してください。https://docs.oracle.com/middleware/12213/oud/OUDRT/index.htmlOUDSMの自動再デプロイメントの手順
oudsm.ear
ファイルは、OUDバンドル・パッチ(bppatchnumber/files/oracle.idm.oud.odsm/12.2.1.3.0/oracle.idm.oud.odsm.symbol/odsm/oudsm.ear)
に付属しています。新規oudsm.ear
ファイルは、リリース12.2.1.3.190522のバンドル・パッチに含まれ、次の場所にパッチ適用されます。
$ORACLE_HOME/oud/odsm/oudsm.ear
パッチの適用後サーバーを初めて再起動すると、新しいoudsm.ear
ファイルが自動的に再デプロイされます。このため、サーバーの再起動が遅くなる場合があります。oudsm.ear
ファイルのデプロイメントに関連するログを確認する必要があります。
何らかの理由で、サーバーの最初の再起動中にoudsm.ear
ファイルのデプロイメントが失敗した場合、ファイルを手動で再デプロイする必要があります。
1.12 関連ドキュメント
詳細は、次のリソースを参照してください。
-
Oracle Fusion Middlewareドキュメント
ここには、すべてのOracle Fusion Middleware 12c製品のドキュメントが含まれています。
-
このサイトには、ドキュメント・ライブラリに含まれていない追加のドキュメントが含まれています。
1.13 ドキュメントのアクセシビリティについて
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryバンドル・パッチReadme, 12c (12.2.1.3.190522)
F22456-01
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