このドキュメントでは、Oracle Unified Directoryのバンドル・パッチ12.2.1.3.200623について説明します。
ノート:
OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.200623のリリース後にドキュメント化された問題については、My Oracle Supportにログインしてください。「ナレッジ・ベースの検索」フィールドに2568304.1を入力します。これは、Oracle Fusion Middleware 12.2.1.3.0の既知の問題について説明しているドキュメントのIDです。このドキュメントでは、Oracle Unified Directory 12c (12.2.1.3.0)のベース・インストールが必要です。次の項が含まれます:
1.1.1 バンドル・パッチ
バンドル・パッチは、Oracle Unified Directoryに対するOracleの公式パッチです。バンドル・パッチ・リリース文字列の5桁目は、バンドル・パッチ番号を示していました。2015年11月、バージョン番号の形式が変更されました。新しい形式では、バンドル・バージョンの5桁目の数値は、「YYMMDD」形式のリリース日付に置換されます。
-
YYは西暦年の下2桁です。
-
MMは数値形式の月です(2桁)。
-
DDは数値形式の日付です(2桁)。
各バンドル・パッチには、1つ以上のフィックスを実装するために再構築されたライブラリおよびファイルが含まれます。バンドル・パッチ内のフィックスはすべてテストされ、相互の動作が保証されています。各バンドルは累積されます。つまり、最新のバンドル・パッチには、同じリリース用の以前のバンドル・パッチのすべてのフィックスが含まれます。
1.1.2 個別パッチ
バンドル・パッチとは異なり、個別パッチは、単一のコンポーネントの1つの問題にのみ対処していました。各個別パッチは、正式なOracleパッチですが、完全な製品ディストリビューションではなく、すべてのコンポーネント用のパッケージは含まれていませんでした。個別パッチには、特定のコンポーネントの特定の修正を実装するために再構築されたライブラリおよびファイルのみが含まれていました。
個別セキュリティ、例外リリース、x-fix、PSE、MLRまたはホットフィックスとして個別パッチを理解する必要もあります。
1.1.3 パッチ・セット
パッチ・セットは、十分にテストされ統合された製品の修正を提供するメカニズムです。パッチ・セットには、新機能が含まれる場合があります。各パッチ・セットには、不具合の修正(および存在する場合は新機能)を実装して再構築されたライブラリおよびファイルが含まれます。ただし、パッチ・セットは完全なソフトウェア配布ではない場合もあり、すべてのプラットフォームのすべてのコンポーネント用のパッケージが含まれていないことがあります。パッチ・セットのすべての修正はテスト済であり、指定されたプラットフォームで互いに機能することが動作保証されています。
1.2 バンドル・パッチの推奨事項
オラクル社では、アイデンティティ管理製品の依存ミドルウェア・コンポーネントのパッチを動作保証しており、お客様はこれらの動作保証済パッチを適用するようお薦めします。これらのパッチの詳細は、https://support.oracle.comのノートCertification of Underlying or Shared Component Patches for Identity Management Products (Doc ID 2627261.1)を参照してください。
1.3 バンドル・パッチの要件
OPatchを実行する前に、Oracleホーム(ORACLE_HOME
)でOPatchユーティリティを検索し、最新のバージョンであることを検証してください。
バンドル・パッチを適用する前に、次のステップを完了します:
-
OPatchバージョンが13.9.4.2.4以上であることを確認します。
-
opatch version
を実行して、Opatchバージョンが13.9.4.2.4より前かどうかをチェックします。前の場合、最新の13.9.4.2.4バージョンをダウンロードします。『OPatchによるパッチ適用』の「最新バージョンのOPatchの検索および取得」を参照してください。
-
次の場所のMy Oracle Supportにアクセスして、ログインします。
-
「ナレッジ・ベースの検索」フィールドに2622426.1を入力します。これは正しいOPatchの入手方法が記載されたドキュメントのIDです。
-
検索結果から、ドキュメントID 2622426.1に対応するリンクをクリックします。
-
ドキュメントで、パッチ28186730リンクをクリックすると、OPatch 13.9.4.2.4を入手できる画面が表示されます。
-
-
OUIインベントリを確認します:
OPatchは、パッチを適用するために有効なOUIインベントリにアクセスする必要があります。次のコマンドで、OUIインベントリを確認してください。
UNIX
$ opatch lsinventory
Windows
opatch.bat lsinventory
コマンドでエラーが発生した場合は、続行する前にOracleサポートに連絡してインベントリ設定を検証および確認します。
-
実行可能ファイルがシステム
PATH
に表示されることを確認してください。UNIX
$ which opatch
Windows$ which unzip
where opatch.bat
where unzip
コマンドでエラーが発生した場合は、続行する前にOracleサポートに連絡してインベントリ設定を検証および確認します。これらの実行可能ファイルのどちらも
PATH
に表示されない場合、続行する前に問題を修正してください。 -
解凍されたパッチを格納する場所を作成します。この場所は、この後ドキュメント内で
PATCH_TOP
と示されます。
1.4 バンドル・パッチの適用前
Oracle Unified Directory 12c (12.2.1.3.0)にバンドル・パッチを適用する前に、環境変数を設定し、すべてのディレクトリ・サーバー・インスタンスとドメインを停止する必要があります。
バンドル・パッチを適用するには、次の前提条件を満たす必要があります。
-
OUDSMにパッチを適用するため、アプリケーション・サーバー・インスタンスを準備します。
管理サーバー(OUDSM用のWebLogicドメイン)を停止します。
ノート:
このバンドル・パッチを適用する前に、「ドキュメントの更新」の「OUDSMの自動再デプロイメントの手順」を確認しておく必要があります。 -
ORACLE_HOME
環境変数をOracle Middlewareホームの場所(OUDのインストール先)に設定します。たとえば:
UNIX
$ <bash> export ORACLE_HOME="Oracle Middleware Home Location"
Windows
<prompt> set ORACLE_HOME="Oracle Middleware Home Location"
-
次のコマンドを実行して、
ORACLE_HOME
が正しく設定されていることを確認します。UNIXls $ORACLE_HOME/OPatch/opatch
Windows
dir %ORACLE_HOME%\OPatch\opatch.bat
-
ドメイン構成に応じて、Oracle Unified Directory Services Manager (OUDSM)がインストールされているすべてのディレクトリ・サーバー・インスタンスおよびドメインを停止します。
スタンドアロンOracle Unified Directoryサーバーの停止
Oracle Unified Directoryを「スタンドアロンOracle Unified Directory Server (WebLogic Serverとは切り離して管理)」モードでインストールした場合、
stop-ds
コマンドを使用してすべてのディレクトリ・サーバー・インスタンスを停止します。UNIXORACLE_HOME/INSTANCE_NAME/OUD/bin/stop-ds
Windows
ORACLE_HOME\INSTANCE_NAME\OUD\bat\stop-ds.bat
同じ場所に配置されたOracle Unified Directoryサーバーの停止
Oracle Unified Directoryを「同じ場所に配置されたOracle Unified Directory Server (WebLogic Server経由で管理)」モードでインストールした場合、次のステップを完了します:
- コマンドライン・インタフェースから次のコマンドを実行して、OUDインスタンスを停止します。
UNIX
DOMAIN_HOME/bin/stopComponent.sh INSTANCE_NAME
Windows
DOMAIN_HOME\bin\stopComponent.bat INSTANCE_NAME
- ノード・マネージャを停止します。
UNIX
DOMAIN_HOME/bin/stopNodeManager.sh
Windows
DOMAIN_HOME\bin\stopNodeManager.cmd
- Oracle WebLogic管理サーバーを停止します。
UNIX
DOMAIN_HOME/bin/stopWebLogic.sh
Windows
DOMAIN_HOME\bin\stopWebLogic.cmd
単一ドメインで構成されたOracle Directory Integration PlatformおよびOUDSMの停止
単一ドメインでOUDSMおよびOracle Directory Integration Platformを追加した場合、管理サーバーと管理対象サーバーを停止する必要があります。
-
Oracle Directory Integration Platform管理対象サーバーを停止します:
UNIXDOMAIN_HOME/bin/stopManagedWebLogic.sh
Windows
DOMAIN_HOME\bin\stopManagedWebLogic.cmd
-
Oracle WebLogic管理サーバーを停止します:
UNIXDOMAIN_HOME/bin/stopWebLogic.sh
Windows
DOMAIN_HOME\bin\stopWebLogic.cmd
- コマンドライン・インタフェースから次のコマンドを実行して、OUDインスタンスを停止します。
ノート:
OUDのインストール・ディレクトリの詳細は、Oracle Unified Directoryのインストール・ディレクトリの理解に関する項を参照してください。1.5 Oracleパッチ・メカニズム(Opatch)の使用
OPatchを使用して、Oracleホームにパッチを適用するために必要なステップを実行します。
ノート:
My Oracle SupportからOPatchの最新バージョン(バージョン13.9.4.2.4)を入手する必要があります。OPatchでパッチを適用するには、有効なOracle Universal Installer (OUI)インベントリへのアクセス権が必要です。 パッチ適用プロセスでは、unzipとOpatchの両方の実行可能ファイルが使用されます。ORACLE_HOME
環境をソースにした後、パッチ適用前にこれらの両方が存在していることを確認することをお薦めします。Opatchには、次でアクセスできます:
$ORACLE_HOME/OPatch/opatch
OPatchが起動すると、パッチを検証して、$ORACLE_HOMEにすでにインストールされているソフトウェアとの競合がないことを確認します。
$ORACLE_HOME
にすでに適用されているパッチとの競合が見つかった場合、パッチのインストールを停止して、Oracleサポート・サービスまで連絡してください。-
$ORACLE_HOME
にすでに適用されているサブセット・パッチとの競合が見つかった場合は、バンドル・パッチの適用を続行します。新しいパッチのインストールが開始される前に、サブセット・パッチが自動的にロールバックされます。最新のバンドル・パッチには、$ORACLE_HOME
内の以前のバンドル・パッチのすべてのフィックスが含まれます。
このバンドル・パッチでは、-auto
フラグは有効化されていません。-auto
フラグなしの場合、サーバーが実行中である必要はありません。デフォルトのインストールでは、マシン名とリスニング・アドレスは空白でかまいません。
関連項目:
OPatchによるパッチ適用Oracle Unified Directory 12cに含まれるOPatchのバージョンの識別
一般に、Oracle Universal Installerソフトウェアのバージョンごとに利用可能なOPatchのバージョンがあります。
- ディレクトリを次のディレクトリに変更します。:
cd ORACLE_HOME/OPatch/
- 次のコマンドを実行します。
./opatch version
たとえば:
./opatch version OPatch Version: 13.9.4.2.4 OPatch succeeded.
1.6 バンドル・パッチの適用
パッチZipファイルを解凍し、OPatchを実行してパッチを適用します。
ORACLE_HOME
にすでにインストールされているソフトウェアとの競合がないことを確認します。
-
ORACLE_HOME
にすでに適用されているパッチとの競合。この場合、パッチのインストールを中止して、Oracleサポート・サービスにお問い合せください。
-
ORACLE_HOME
にすでに適用されているサブセット・パッチとの競合。この場合、新しいパッチには
ORACLE_HOME
の既存のパッチの修正がすべて含まれているので、インストールを続行してください。
1.8 ファイル・ベース・アクセス制御ログ・パブリッシャの作成
このステップは省略可能です。ACI評価を診断するためにファイル・ベース・アクセス制御ログ・パブリッシャを作成できます。このパブリッシャはサーバー・パフォーマンスに影響を与えるため、診断が終了したらただちに無効化する必要があります。
ノート:
このパブリッシャが作成されると、サーバーは起動できなくなるため、このパッチのアンインストールは不可となります。ファイル・ベースのアクセス制御ログ・パブリッシャを作成するには、サーバー管理者が、すでに稼働中であるサーバー・インスタンスに対して次のdsconfig
コマンドを呼び出す必要があります。
dsconfig create-log-publisher \ --publisher-name "ACI logger" \ --type file-based-access-control \ --set enabled:true \ --set log-file:logs/acilog \ --hostname serverHostName --port 4444 \ --trustAll --bindDN cn=Directory\ Manager \ --bindPasswordFile passwordFile \ --no-prompt
次のエントリは、config.ldif:
サーバー構成ファイルで作成されます:
dn: cn=ACI logger,cn=Loggers,cn=config objectClass: ds-cfg-log-publisher objectClass: ds-cfg-access-control-log-publisher objectClass: ds-cfg-file-based-access-control-log-publisher objectClass: top ds-cfg-enabled: true ds-cfg-java-class: org.opends.server.loggers.accesscontrol.TextAccessControlLogPublisher ds-cfg-asynchronous: true cn: ACI logger ds-cfg-log-file-permissions: 640 ds-cfg-log-file: logs/acilog
1.10.1 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.200623で解決された問題
次の表はOUDバンドル・パッチ12.2.1.3.200623で解決された問題を示しています:
表1-1 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.200623で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
29971908 | OUD 12C - DSREPLICATIONステータスでは、CLIを使用して指定された場合、-I ADMINUIDは無視されます |
30668734 | DNSではアンダースコアを使用できません |
30012998 | 非推奨のパスワード・ストレージ・スキームとADMIN PWD RESETを設定するとPWDRESETがクリアされます |
28467589 | DMZのSTART-DSが低速です |
30854158 | バグ29676093のコード修正 |
29757041 | OUD 12C: DIGEST-MD5 SASL認証は、結合ビュー・コンテキストを検索する場合、LDAP 80で失敗します |
30651541 | OUD 12C - カスタム・パスワード・ポリシーおよびバリデータがアカウント作成時に無視されます |
30440259 | OUD EUSによって作成されたPWDGRACEUSETIME属性が無効です。 |
30521914 | 初期化後、RGWステータスが「不正データ・セット」と表示されます |
30534318 | バグ30534318の修正 |
27137959 | DSREPLICATION PURGE-HISTORICALコマンドがタイムアウトする |
29418242 | (JE 7.0.7)次が原因で環境を閉じる必要がある: COM.SLEEPYCAT.JE.THREADINTERRU |
1.10.2 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:191219.0108)で解決された問題
次の表はOUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:191219.0108)で解決された問題を示しています:
表1-2 12.2.1.3.0 (ID:191219.0108)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
30265103 | OUD11G - BP前のDS-RLIM-IDLE-TIME-LIMIT属性は秒単位だが、BP後はミリ秒単位 |
22450210 | ゲートウェイ: レプリケーションがよく中断される |
29682036 | LEFT-OUTER-JOIN付きのFORKJOIN WFEが機能しない |
28781040 | FORKJOIN複合フィルタがFILTER="(&)"として分割される |
29885985 | RIが有効な場合、ユーザーが存在していなくてもOUDによってグループへのユーザーの追加が許可される |
30386441 | (JE 7.0.7) INTERRUPTEDEXCEPTION MAY CAUSE INCORRECT INTERNAL STATE |
30094884 | バグ29724794のリグレッション |
29945677 | ISMEMBEROF部分文字列検索フィルタによってエントリが何も返されない |
28135591 | 数値で始まるDENIED-CLIENTホスト名を指定できない |
29661762 | カスタム・パスワード・ポリシーには個別の"PASSWORDSTORAGESCHEME"が必要 |
29848584 | OUD 11G: CPU負荷が高いためサービスが失われました |
29868285 | OUDSM CRASHES WHEN ACCESSING CORE CONFIG, WITH LATEST BP 28569189 |
30645038 | 新規追加されたCORE-ENTRYCACHEテストのいくつかがファーム実行で失敗する |
30074000 | バグ30074000のフィックス |
1.10.3 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:190522.0537)で解決された問題
次の表はOUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:190522.0537)で解決された問題を示しています:
表1-3 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:190522.0537)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
29376960 |
OUD12C: 分岐結合を使用するプロキシに、RESULT=32の問合せが含まれる |
29026772 |
バンドル・パッチ11.1.2.3.181016を適用した後のFORCE-CHANGE-ON-ADDの問題 |
29143490 |
OUD 11GからOUD 12Cへのアップグレード後のパスワード・バリデータ管理 |
27911963 |
ODSM ORACLEJSPエラー: JAVA.IO.FILENOTFOUNDEXCEPTION |
29320825 |
パッチ28817042の適用後にパスワードの再ハッシュが機能しない |
25633930 |
FMW_DIAG_IMPROVEMENT - 管理、バックエンドおよびコアでの空のCATCHブロックの処理 |
28650524 |
接尾辞の初期化中の予期しないエラー |
28507697 |
RDBMS WFEが異なるスキーマからの表にアクセスできない |
28564137 |
ODSMが多数のバックエンドで非常に遅くなる |
28636130 |
IMPORT-LDIFは、エラーが見つからない親のツームストン・エントリを拒否する |
26773404 |
ADへのPTA KERBEROSでのACIの問題 |
28433125 |
ISMEMBEROFを使用した単純な複合検索フィルタが誤ってエントリを返さない |
27266700 |
ODSMにバイナリとして表示されるUSERCERTIFICATE属性 |
27601364 |
アカウント・ステータス通知がエラー・ファイルに記録されない |
1.10.4 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180829.0419)で解決された問題
次の表はOUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180829.0419)で解決された問題を示しています:
表1-4 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180829.0419)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
27847613 |
CHANGING MULTIPLE-VALUES PASSWORD POLICY WITH 2 STORAGE SCHEME FAILS |
28017604 |
OUD PROXY NON-RETRIEVABLE ATTRIBUTES FOR OPERATIONAL ATTRIBUTES NOT WORKING |
28130109 |
BINDING AS SECONDARY PARTICIPANT USER FAILS AGAINST FORKJOIN CONFIGURATION |
27745214 |
OUDSM 12C - EUS INFORMATION ARE NOT DISPLAYED |
27804567 |
OAM NOT ABLE TO AUTHENTICATE TO OUD 12C PROXY USING RDBMS |
27032565 |
APPENDING DATA VIA IMPORT-LDIF CAUSES ACI PRIVILEGE TO BE LOST |
27752576 |
EUS WITH DB12CR2 OUD12C PROXY AND NOVELL NOT WORKING: ORA-28274 |
28052332 |
OUD 12C FORK JOIN SECONDARY PARTICIPANT ISSUE WITH LDAPSEARCH FILTER |
27030137 |
DIAG - AUDIT LOG TO STORE MODIFIERSNAME AND MODIFYTIMESTAMP. |
21839259 |
LDAPSEARCHES RESULT NOT AS EXPECTED WHEN USING MEMBER IN NUMERIC FORMAT |
27940182 |
OUD 12C STATIC/VIRTUAL STATIC GROUP MEMBERSHIP CROSS REFERENCE AMONG SUFFIXES |
20033750 |
ODSM: REPL MANAGER: AUTO REFRESH DOESN'T TAKE INTO ACCOUNT REPL GROUP SETTING |
1.10.5 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180626.0326)で解決された問題
次の表はOUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180626.0326)で解決された問題を示しています
表1-5 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180626.0326)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
28074093 |
ONE OFF BUILD FAILED FOR PLATFORM_VERSION IN 12C APRIL BP |
27689317 |
LDAPSEARCH WITH DYNAMICALLY LINKED USER AS UNIQUE MEMBER DOES NOT DISPLAY DESCR |
27782271 |
HIGHLY COMPLEX SEARCH FILTERS DO NOT RETURN RESULTS AND SLOW DOWN SERVER |
27822171 |
PATCH 27782271 WORKS ONLY UPTO 100 NESTED FILTERS |
27538880 |
OUD APRIL'18 BP ( 27491238) ISSUE |
27460616 |
OUD RETURNS A ROOT DSE ENTRY OF A REMOTE LDAP SERVER AS ITS OWN ROOT DSE ENTRY |
27768179 |
ROUTINE RESTART OF OUD SERVER MAKES OUD UNRESPONSIVE |
27585207 |
ERROR WHEN CHECKING THE COMPATIBILITY OF THE DSEE CONSUMER |
27309834 |
REBUILD-ALL INDEXES IN BETWEEN THE DELETE AND THE PURGE RESULT TOMBSTONES ISSUE |
27195037 |
REPLICATION INFO MISSING ON ODSM REPLICATION TOPOLOGY TAB WHEN REPLICA OFFLINE |
26828546 |
OUD | ORCLSOURCEMODIFYTIMESTAMP ATTRIBUTE ALLOWS DUPLICATE ENTRIES |
27151076 |
REGRESSSION OF UPDATES ON SINGLE VALUED ATTRIBUTES ARE NOT REPLICATED PROPERLY |
27147081 |
OUD USER RESOURCE LIMITS NOT ENFORCED ON SEARCHES USING PROXY-AUTH |
27116703 |
OUD SERVER IN DIFFERENT LOCATIONS-REMOTE HOST CLOSED CONNECTION DURING HANDSHAKE |
26969822 |
STOP-DS SLOW WHEN REPLICATION IS ENABLED |
1.10.6 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180322.2306)で解決された問題
次の表はOUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180322.2306)で解決された問題を示しています:
表1-6 OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.0 (ID:180322.2306)で解決された問題
バグ番号 | 説明 |
---|---|
27337656 |
OVD OBJECTCLASS MAPPER PLUGIN IN OUD |
27027834 |
SUPPORT COMPLEX FILTER FOR TOKENIZE-ATTRIBUTE TRANSFORMATION |
26616633 |
FMW_DIAG_IMPROVEMENT - HANDLING EMPTY CATCH BLOCKS IN WORKFLOWELEMENT |
26579516 |
LDIF IMPORT VIA ODSM CONSOLE SHOWING INCORRECT STATUS |
25556682 |
FMW_DIAG_IMPROVEMENT - HANDLING EMPTY CATCH BLOCKS IN REPLICATION |
27337538 |
SAML XASP PLUGIN THROUGH OUD |
26878832 |
ISMEMBEROF QUERY SLOW FOR COMPLEX SEARCHES INVOLVING STATIC GROUPS |
27036003 |
ODE CORRECTION ON THE TRANSACTION OF BASE BUG 26828755 |
27337446 |
COORDINATORADAPTER THROUGH UNION WFE IN OUD |
27337617 |
DYNAMICGROUPS PLUGIN THROUGH OUD |
26557145 |
DEBUG WARNING LOG MESSAGE IS REQUIRED TO HELP DEBUGGING |
26389404 |
REPLICATION EXIT WITHOUT WRITING ANY LOG IN DEBUG LOG WHEN ENTRYUUID NOT FOUND |
26051378 |
PWDRESET FLAG DOES NOT SYNC PROPERLY BETWEEN REPLICATED OUD SERVERS |
25659967 |
OUD DELETED REFERENCE ENTRIES ARE NOT REPLICATING TO OTHER SERVERS |
24912151 |
REPLICATION OUT OF SYNC AT ATTRIBUTE LEVEL AFTER STRESS TEST |
26651161 |
DPS2OUD FAILS WITH ERROR "FATAL ERROR DURING THE PROCESSING OF THE DPS CONFIG" |
25543336 |
OUD PROXY DOESN'T RETURN AD ENTRIES WITH DUPLICATE DSCOREPROPAGATIONDATA |
26397668 |
OUD SEARCH BEHAVIOR WITH WHITESPACE AND WILDCARD (*) IN THE SEARCH FILTER |
25524876 |
USERCERTIFICATE;BINARY ATTRIBUTE IS NOT SHOWED RIGHT |
27421407 |
LDAPSEARCH RESULTS IN DIFFERENT ATTRIBUTES RETURNED BY LDAPSEARCH WRT OVD |
27638073 |
UNION LDAPSEARCH WITH SEARCHFIRSTMATCH TRUE AUTOTUNESEARCHOPTION TRUE FAILS |
27621150 |
OBJECTCLASS MAPPER TRANSFO:FILTER-ATTRIBUTE NOT APPLIED FOR LDAPSEARCH,COMPARE |
27567476 |
LDAPSEARCH WITH DYNAMIC GROUPS PLUGIN CHANGES CASE OF O IN OUD OVD RETAINS IT |
27499608 |
LDAPSEARCH ISSUES WITH DYNAMIC GROUPS PLUGIN |
27716604 |
OUD 12C APR'18 BP - DIFS OBSERVED IN DYNAMIC GROUPS PLUGIN TESTING. |
27456961 |
LDAPSEARCH WITH ANONYMOUS ACCESS NEEDS TO DISPLAY NO ENTRY WITH SAML XASP PLUGIN |
27428553 |
LDAPSEARCH IN OUD DOES NOT RETURN RESULTS WITHOUT OBJECTCLASS IN FILTER |
27537121 |
LDAPSEARCH WITH FETCH-BOTH-STATIC-DYNAMIC DOES NOT WORK FOR DYNAMIC GRP PLUGIN |
27622404 |
TOKENIZE ATTRIBUTE TRANSFORMATION - LDAPSEARCH RETURNS INVALID RESULTS |
27451993 |
LDAPSEARCH RETURNS ALL ATTRIBUTES REGARDLESS OF ATTRIBUTE NAME IN SEARCH CRITERI |
1.11 既知の問題と回避策
この項では、現在のリリースでの既知の問題について説明します。
Oracle Unified Directoryリリース12c (12.2.1.3.0)の既知の問題およびその回避策は、『Oracle Identity Managementリリース・ノート』ドキュメントのOracle Unified Directoryの章に記載されています。このリリース・ノート・ドキュメントには、次のURLのOracle Identity Managementドキュメント・ライブラリからアクセスできます。
https://docs.oracle.com/en/middleware/idm/suite/12.2.1.3/idmrn/index.html
このOUDバンドル・パッチ12.2.1.3.200623のリリース後にドキュメント化された問題については、https://support.oracle.comにあるMy Oracle Supportドキュメント2378916.1を参照してください
OPatchの問題の詳細は、My Oracle Supportを参照し、製品に提供されているOPatchバージョンを使用してください。
1.11.1 バンドル・パッチ12.2.1.3.190522 (Doc ID 2557033.1)のロールバック後のエラー
バンドル・パッチ12.2.1.3.190522以上をロールバックしてからインスタンスを起動すると、次に示すようなエラー・メッセージが表示され、スキーマ・エラーが原因でサーバーが起動しなくなる場合があります。問題を解決するには、KM記事内のソリューション・セクションの指示に従います(ドキュメントID 2557033.1):
------------
[23/May/2019:01:21:43 -0700] category=CORE severity=NOTICE msgID=458891
msg=The Directory Server has sent an alert notification generated by class
org.opends.server.core.DirectoryServer (alert type
org.opends.server.DirectoryServerShutdown, alert ID 458893): The Directory
Server has started the shutdown process. The shutdown was initiated by an
instance of class org.opends.server.core.DirectoryServer and the reason
provided for the shutdown was An error occurred while trying to start the
Directory Server: An error occurred at or near line 1455 while trying to
parse the configuration from LDIF file
/net/example.org/scratch/example/view_storage/example_OUD12cMATS/work/example.org-20
190523-011334/inst/OPatch_Sanity_DS_install/Oracle_OUD/OPatch_Sanity_DS/OUD/co
nfig/config.ldif: org.opends.server.util.LDIFException: Entry cn=Default
Password Policy,cn=Password Policies,cn=config read from LDIF starting at
line 1455 is not valid because it violates the server's schema configuration:
Entry cn=Default Password Policy,cn=Password Policies,cn=config violates the
Directory Server schema configuration because it includes attribute
ds-cfg-skip-force-change-reset-on-deprecate which is not allowed by any of
the objectclasses defined in that entry
[23/May/2019:01:21:43 -0700] category=CORE severity=NOTICE msgID=458955
msg=The Directory Server is now stopped
-----------
1.12 ドキュメントの更新
この項では、このリリースのドキュメントの更新について説明します。
ノート:
Oracle Unified DirectoryのREST APIの管理に関する項を参照してくださいOUDSMの自動再デプロイメントの手順
oudsm.ear
ファイルは、OUDバンドル・パッチ(bppatchnumber/files/oracle.idm.oud.odsm/12.2.1.3.0/oracle.idm.oud.odsm.symbol/odsm/oudsm.ear)
に付属しています。新規oudsm.ear
ファイルは、OUDバンドル・パッチ12.2.1.3.200623に含まれ、次の場所にパッチ適用されます:
$ORACLE_HOME/oud/odsm/oudsm.ear
パッチの適用後サーバーを初めて再起動すると、新しいoudsm.ear
ファイルが自動的に再デプロイされます。このため、サーバーの再起動が遅くなる場合があります。oudsm.ear
ファイルのデプロイメントに関連するログを確認する必要があります。
何らかの理由で、サーバーの最初の再起動中にoudsm.ear
ファイルのデプロイメントが失敗した場合、ファイルを手動で再デプロイする必要があります。
1.13 関連ドキュメント
詳細は、次のリソースを参照してください。
-
Oracle Fusion Middlewareドキュメント
ここには、すべてのOracle Fusion Middleware 12c製品のドキュメントが含まれています。
-
このサイトには、ドキュメント・ライブラリに含まれていない追加のドキュメントが含まれています。
1.14 ドキュメントのアクセシビリティについて
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryバンドル・パッチReadme, 12c (12.2.1.3.200623)
F78477-01
2020年7月
Copyright © 2020, Oracle and/or its affiliates.
このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。
ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。
このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。
米国政府機関エンド・ユーザー: オラクル社のプログラム(オペレーティング・システム、統合ソフトウェア、提供されたハードウェアに対して組み込まれたか、インストールされたか、アクティブ化されたプログラム、およびそのようなプログラムの変更版など)、およびオラクル社によるコンピュータ・ドキュメント、または米国政府機関エンド・ユーザーに提供されたかそれらがアクセスしたその他のOracleデータは、適用可能な連邦政府調達規則および政府機関固有の補足規則に準拠した「商用コンピュータ・ソフトウェア」または「商用コンピュータ・ソフトウェア・ドキュメント」です。そのようなものとして、i)オラクル社のプログラム(オペレーティング・システム、統合ソフトウェア、提供されたハードウェアに対して組み込まれたか、インストールされたか、アクティブ化されたプログラム、およびそのようなプログラムの変更版など)、ii)オラクル社によるコンピュータ・ドキュメントまたはiii)その他のOracleデータ(またはそれらすべて)の使用、模造、複製、リリース、表示、開示、変更、派生物の準備、または改作(またはそれらすべて)は、適用可能な契約に含まれているライセンスで指定された、権利および制限の対象となります。Oracleクラウド・サービスを米国政府機関がどのように使用するかに影響する条件は、当該サービスについての適用可能な契約によって定められます。No other rights are granted to the U.S. Government.
このソフトウェアもしくはハードウェアはさまざまな情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、Oracle社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
Intel、Intel Insideは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Epyc、AMDロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。
このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。