8 共通キャプチャ・クラスの使用

この章では、認識プロセッサおよびインポート・プロセッサに関連する共通キャプチャ・クラスについて説明します。

これは、認識プロセッサ・スクリプトおよびインポート・プロセッサ・スクリプトの設計に使用可能なクラスに加えて使用できるクラスです。認識プロセッサ・クラスおよびインポート・プロセッサ・クラスの詳細は、「認識プロセッサのクラス」および「インポート・プロセッサのクラス」を参照してください。

共通キャプチャ・クラス

認識プロセッサおよびインポート・プロセッサに関連するクラスは、次のとおりです:

BatchEntity

BatchEntityクラスは、Captureワークスペース内のバッチを表します。バッチは、バッチ・アイテムおよびドキュメントのコレクションです。

プロパティ タイプ 説明
itemID String 一意のバッチ・アイテム識別子。
id Integer 一意のバッチID。
state Integer バッチの現在の状態。次のいずれかの値になります:
1 – 準備完了
2 – ロック済
16 – エラー
32 – 処理中
errorMessage String 処理の失敗に関連するエラー・メッセージ。
status BatchStatusEntity バッチの現在のステータスを表すBatchStatusEntityへの参照。
priority Integer バッチの現在の優先度値。
itemCount Integer バッチ内のアイテムの数。
userID String バッチを作成したユーザーのユーザーID。
workstationID String バッチを作成したシステムのホスト名。
comment byte[] バッチに関するコメントまたはノート。
dateTime Date バッチが作成された日時。
workspace CaptureWorkspaceEntity バッチが属するワークスペースへの参照。
documents List<DocumentEntity> バッチ内に存在するDocumentEntity参照のリスト。
items List<BatchItemEntity> バッチに関連付けられたバッチ・アイテムのリスト。
lastModifiedDateTime Date バッチが最後に変更された日時。
lastModifiedUserID String バッチを最後に変更したユーザーのID。
batchName String バッチの名前。

BatchItemEntity

BatchItemEntityクラスは、バッチ内のバッチ・アイテムを表します。BatchItemEntityは、バッチ内のドキュメントの作成に使用されるDocumentPageEntityに関連付けられています。

プロパティ タイプ 説明
itemID String 一意のバッチ・アイテム識別子。
sourceFileName String アイテムの元のファイル名。アイテムがインポートされたファイルである場合に便利です。
sourceFormat String イメージ以外のファイルの場合、これは通常、ファイル拡張子(DOC、XLS、PDF)です。イメージ・ファイルの場合、値は空になります。
patchCode Integer パッチ・コードが読み取られた場合のパッチ・コード値。
barcodeCount Integer バー・コード検出中に読み取られたバー・コードの数。
linkCount Integer アイテムにリンクされているドキュメントの数。
fileLength Long アイテムのサイズ(バイト)。
barcodes String[] バー・コード認識中に読み取られたバー・コード値を表す文字列の配列。

BatchLockEntity

BatchLockEntityクラスは、バッチに対するロックを表します。ロックは、ユーザーおよびプロセッサが同じバッチに同時にアクセスできないようにするために使用します。

プロパティ タイプ 説明
id String 一意のバッチ・ロックID。
batch BatchEntity ロックされたバッチへの参照。
batchName String バッチ・ロックが適用されるバッチの名前。
workspace CaptureWorkspaceEntity バッチが属するワークスペースへの参照。
workspaceName String バッチが属するワークスペースの名前。
lockDate Date バッチ・ロックが作成された日付。
userID String バッチをロックしたユーザーのID。
computerName String バッチのロックに使用されるコンピュータの名前。
processID String バッチのロックに使用されるプロセスID。

BatchManagerSession

BatchManagerSessionクラスには、アクションを監査し、バッチ、ドキュメント、ドキュメント・ページおよびバッチ・アイテム・オブジェクトを操作するためのメソッドがあります。これには、作成、読取り、更新、削除、移動などが含まれます。

このクラスには、次のメソッドが含まれます:

auditActivity()

次の表では、auditActivity()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void auditActivity(BatchLockEntity ble, Integer actionID, int dataInt, float dataFloat, String dataText1, String dataText2, String dataText3, String dataText4, String dataText5) throws CaptureException プロセスで定義されたアクションについて、監査レコードをデータベースに書き込みます。

次の表では、auditActivity()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
ble BatchLockEntity 処理中のバッチに対するバッチ・ロック。
actionID Integer ログに記録するアクションの識別子。これはプロセスに固有です。
dataInt int プロセスおよびアクションに固有の整数。
dataFloat Float プロセスおよびアクションに固有の浮動小数。
dataText1 String プロセスおよびアクションに固有のテキスト値。
dataText2 String プロセスおよびアクションに固有のテキスト値。
dataText3 String プロセスおよびアクションに固有のテキスト値。
dataText4 String プロセスおよびアクションに固有のテキスト値。
dataText5 String プロセスおよびアクションに固有のテキスト値。

calculateTotalDocumentPagesInBatch()

次の表では、calculateTotalDocumentPagesInBatch()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public Integer calculateTotalDocumentPagesInBatch(String batchID) throws CaptureException) ドキュメントにリンクされたバッチ・アイテムの合計数を計算します。

次の表では、calculateTotalDocumentPagesInBatch()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchID String バッチの識別子。

次の表では、calculateTotalDocumentPagesInBatch()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return Integer バッチ内のドキュメント・ページの合計数を表す整数。

createDocument()

次の表では、createDocument()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public String createDocument(String batchLockID, DocumentEntity doc, Integer insertionPoint) throws BatchLockException, CaptureException 指定されたロック済バッチにドキュメント・オブジェクトを関連付けます。

次の表では、createDocument()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの一意識別子。
doc DocumentEntity バッチに関連付けられるドキュメント・エンティティ。
insertionPoint Integer このドキュメントを挿入するドキュメント番号。

次の表では、createDocument()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return String 一意のドキュメント識別子。

createDocumentAttachments()

次の表では、createDocumentAttachments()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void createDocumentAttachments(String batchLockID, List<DocumentEntity> documents, List<BatchItemEntity> items, Integer insertionPoint, Boolean reNumberFirstDocument, String parentDocID) throws BatchLockException, CaptureException 指定されたドキュメントへの添付としてのDocumentEntitiesおよびデータベースへのBatchItemEntitiesのコレクションを作成します。クライアントはこのメソッドをコールすると、サーバーに繰り返しリクエストを行わなくても、一連のバッチ・アイテムおよびドキュメント・エンティティを作成できます。

次の表では、createDocumentAttachments()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの一意識別子。
documents List<DocumentEntity> データベースの永続性を必要とするドキュメント・オブジェクトのコレクション。
items List<BatchItemEntity> データベースの永続性を必要とするバッチ・アイテム・オブジェクトのコレクション。
insertionPoint Integer ドキュメントの挿入場所を表す整数。
reNumberFirstDocument Boolean 最初のドキュメントに再度番号を付けるかどうかを示すブール値。最初のドキュメントがデータベースにすでに存在する場合は、Falseを指定する必要があります。
parentDocID String 添付と関連付ける親ドキュメントの識別子。

deleteDocument()

次の表では、deleteDocument()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void deleteDocument(String batchLockID, String documentID) throws BatchLockException, CaptureException 指定されたロック済バッチ内のドキュメントを削除します。

次の表では、deleteDocument()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの一意識別子。
documentID String 削除するドキュメントの一意識別子。

findDocumentByID()

次の表では、findDocumentByID()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public DocumentEntity findDocumentByID(String docID) throws CaptureException 識別子を使用してDocumentEntityを検索します。

次の表では、findDocumentByID()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
docID String 検索するドキュメントの一意識別子。

次の表では、findDocumentByID()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return DocumentEntity 一致するドキュメントが見つかった場合、そのドキュメントの関連するエンティティが返されます。一致が見つからなかった場合は、nullが返されます。

findBatchItemByID()

次の表では、findBatchItemByID()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public BatchItemEntity findBatchItemByID(String docPageID) throws CaptureException 指定されたdocPageIDのBatchItemEntityを検索します。

次の表では、findBatchItemByID()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
docPageID String 検索するバッチ・アイテムの一意識別子。

次の表では、findBatchItemByID()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return BatchItemEntity 一致するバッチ・アイテムが見つかった場合、そのバッチ・アイテムの関連するエンティティが返されます。一致が見つからなかった場合は、nullが返されます。

linkItemToDocument()

次の表では、linkItemToDocument()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public DocumentPageEntity linkItemToDocument(String batchLockID, String imageID, String documentID, Integer documentPage) throws CaptureException, BatchLockException バッチ・アイテムをドキュメントに関連付けます。

次の表では、linkItemToDocument()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの識別子。
imageID String バッチ・アイテムの識別子。
documentID String ドキュメントの識別子。
documentPage Integer このアイテムのページ番号。

次の表では、linkItemToDocument()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return DocumentPageEntity リンクされたページを含むDocumentPageEntity参照。

loadBatchItems()

次の表では、loadBatchItems()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public List<BatchItemEntity> loadBatchItems(String batchID) throws CaptureException 指定されたバッチに属するバッチ・アイテムのリストを返します。

次の表では、loadBatchItems()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchID String バッチの一意識別子。

次の表では、loadBatchItems()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return List<BatchItemEntity> バッチに属するアイテムのコレクション。

loadDocumentPages()

次の表では、loadDocumentPages()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public List<DocumentPageEntity> loadDocumentPages(String documentID) throws CaptureException バッチに関連付けられたドキュメント・オブジェクトのコレクションを返します。

次の表では、loadDocumentPages()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
documentID String ドキュメントの識別子。

次の表では、loadDocumentPages()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return List<DocumentPageEntity> ドキュメントに関連付けられたドキュメント・ページのコレクション。

loadDocuments()

次の表では、loadDocuments()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public List<DocumentEntity> loadDocuments(String batchID) throws CaptureException バッチに関連付けられたドキュメント・オブジェクトのコレクションを返します。

次の表では、loadDocuments()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchID String バッチの一意識別子。

次の表では、loadDocuments()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return List<DocumentEntity> ドキュメントに関連付けられたドキュメント・ページのコレクション。

loadDocumentAttachments()

次の表では、loadDocumentAttachments()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public List<DocumentEntity> loadDocumentAttachments(String docID) throws CaptureException 指定されたドキュメントに添付されたドキュメント・オブジェクトのコレクションを返します。

次の表では、loadDocumentAttachments()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
docID String ソース・ドキュメントの一意識別子。

次の表では、loadDocumentAttachments()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return List<DocumentEntity> ソース・ドキュメントに添付されたドキュメントのコレクション。

persistBatch()

次の表では、persistBatch()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void persistBatch(String batchLockID, BatchEntity be) throws BatchLockException, CaptureException 指定されたバッチをデータベースに対して永続化します。

次の表では、persistBatch()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの一意識別子。
be BatchEntity 更新されるバッチ・エンティティ。

persistBatchItem()

次の表では、persistBatchItem()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public BatchItemEntity persistBatchItem(String batchLockID, BatchItemEntity entity) throws BatchLockException, CaptureException アイテムを指定されたロック済バッチに対して永続化します。

次の表では、persistBatchItem()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの識別子。
entity BatchItemEntity 永続化するBatchItemEntity。

次の表では、persistBatchItem()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return BatchItemEntity 永続化されたBatchItemEntityオブジェクトへの参照。

persistDocument()

次の表では、persistDocument()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void persistDocument(String batchLockID, DocumentEntity document) throws CaptureException バッチ内の特定のドキュメント・エンティティを永続化します。

次の表では、persistDocument()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの識別子。
document DocumentEntity 永続化するDocumentEntity。

unlinkDocumentPage()

次の表では、unlinkDocumentPage()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void unlinkDocumentPage(String batchLockID, String documentPageID) throws BatchLockException, CaptureException 指定されたページ・コレクション内のドキュメント・ページと、その関連ドキュメントとのリンクを解除します。

次の表では、unlinkDocumentPage()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの一意識別子。
documentPageID String リンクを解除するページの識別子。

deleteDocumentPages()

次の表では、deleteDocumentPages()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void deleteDocumentPages(String batchLockID, List<DocumentPageEntity> pages) throws BatchLockException, CaptureException ページ・コレクション内の指定されたドキュメント・ページと、その関連ドキュメントとのリンクを解除します。

次の表では、deleteDocumentPages()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの一意識別子。
pages List<DocumentPageEntity> 各ドキュメントとのリンクを解除する必要があるページのコレクション。

insertItemsIntoDocument()

次の表では、insertItemsIntoDocument()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void insertItemsIntoDocument(String batchLockID, String docID, Integer insertionPoint, List<BatchItemEntity> items) throws BatchLockException, CaptureException アイテム・コレクション内のバッチ・アイテム・エンティティをデータベースに対して永続化し、指定されたドキュメント内のアイテムへのリンクを作成します。

次の表では、insertItemsIntoDocument()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの一意識別子。
docID String アイテムの挿入先のドキュメントの識別子。
insertionPoint Integer アイテムを挿入する必要があるポイント。
items List<BatchItemEntity> 永続性を必要とするアイテムのコレクション。

splitDocument()

次の表では、splitDocument()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public DocumentEntity splitDocument(String batchLockID, String sourceDocID, Integer docBreakPoint, String newDocTitle) throws BatchLockException, CaptureException 指定されたブレーク・ポイントでソース・ドキュメントを新しいドキュメントに分割します。データベース内に新しいドキュメントが作成され、ソース・ドキュメント内の指定されたブレーク・ポイント以降のすべてのページが新しいドキュメントに移動されて、ソースから削除されます。

次の表では、splitDocument()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String 操作中のバッチの有効なバッチ・ロック識別子。
sourceDocID String 分岐するページが含まれるソース・ドキュメント。
docBreakPoint Integer 移動するページの開始ページ番号。
newDocTitle String 作成される新しいドキュメントのタイトル。

次の表では、splitDocument()メソッドで返される値について説明します:

タイプ 説明
return DocumentEntity ソース・ブランチからのページが含まれる新しいドキュメント・エンティティ。

mergeDocuments()

次の表では、mergeDocuments()メソッドの構文について説明します:

構文 説明
public void mergeDocuments(String batchLockID, MetadataMergeOption mergeOption,DocAttachmentIncludeOption attachmentIncludeOption, DocumentEntity sourceDocument, List<DocumentEntity> destinationDocuments, boolean addToBeginning) throws CaptureException, BatchLockException 2つのドキュメントを1つにマージします。

次の表では、mergeDocuments()メソッドのパラメータについて説明します:

パラメータ タイプ 説明
batchLockID String バッチ・ロックの識別子。
mergeOption MetadataMergeOption マージ中にドキュメント索引を処理する方法を示します。可能な値は次のとおりです:
discardSourceValues
applySourceValuesOverwrite
applySourceValuesDoNOTOverwrite
attachmentIncludeOption DocAttachmentIncludeOption マージ中にドキュメント添付を処理する方法を示します。可能な値は次のとおりです:
doNotInclude
includeAll
includeOnlyMatches (添付タイプが一致する添付のみを含める。)
sourceDocument DocumentEntity ソース・ドキュメント・エンティティ。
destinationDocuments List<DocumentEntity> 宛先ドキュメント・コレクション。
addToBeginning Boolean ソース・ドキュメントを宛先ドキュメント・コレクションの先頭にマージするかどうかを示します。

BatchStatusEntity

BatchStatusEntityクラスは、Captureワークスペース内のバッチ・ステータスを定義します。バッチ・ステータスは、Captureワークスペース内でバッチに関連付けることができます。

プロパティ タイプ 説明
statusID String ステータスの一意識別子。
value String ステータスのテキスト値。
workspaceEntity CaptureWorkspaceEntity ステータスが定義されているワークスペースへの参照。

CaptureWorkspaceEntity

CaptureWorkspaceEntityクラスは、Captureシステム内のワークスペースを表します。ワークスペースは、メタデータ、ドキュメント・プロファイルおよびバッチ・ステータスを定義します。

プロパティ タイプ 説明
workspaceID String 一意のワークスペース識別子。
workspaceName String ワークスペースの名前
description String ワークスペースの説明。
dateCreated Date ワークスペースが作成された日付。
dateLastModified Date ワークスペースが最後に変更された日付。
createdBy String ワークスペースを作成したユーザーのユーザーID。
lastModifiedBy String ワークスペースを最後に変更したユーザーのユーザーID。
indexDefinitions List<IndexDefinitionEntity> ワークスペース内で定義されている索引定義エンティティのリスト。
statuses List<BatchStatusEntity> ワークスペース内で定義されているバッチ・ステータスのリスト。
documentTypes List<DocumentTypeEntity> ワークスペース内で定義されているドキュメント・プロファイルのリスト。

DBSearchResults

DBSearchResultsクラスには、データベース参照の実行で返された情報が含まれます。また、返された行のリストと、行の列を説明する検索フィールド情報のリストも含まれます。

プロパティ タイプ 説明
resultsList List<DbSearchResultRow> データベース参照からの行のリスト。
fieldInfoList List<DbSearchFieldInfo> データベース参照で使用される列を説明する検索フィールド情報のリスト。

DBSearchResultRow

DbSearchResultRowクラスは、データベース参照から返される1行の結果を表します。

プロパティ タイプ 説明
results List<String> 1つの検索結果に関連付けられている文字列値のリスト。このリスト内の値の順序は、戻りフィールドが定義されている順序と同じです。

DBSearchFieldInfo

DbSearchFieldInfoクラスは、データベース参照の結果の説明であるフィールド情報を表します。

プロパティ タイプ 説明
captureIndexDefID String メタデータ・フィールドID。
dbColumnName String データベース列の名前。
dbColumnType Integer データベース列のタイプ。
captureFieldType Integer メタデータ・フィールドのデータ型。

DocumentEntity

DocumentEntityクラスは、バッチ内のドキュメントを表します。ドキュメントは、BatchItemEntity参照を参照するDocumentPageEntity参照のコレクションで構成されます。

プロパティ タイプ 説明
documentID String ドキュメントを一意に識別する値。
documentTitle String ドキュメント・タイトル。
documentNumber Integer バッチ内のドキュメントの位置。
batchEntity BatchEntity ドキュメントが属するバッチへの参照。
documentPages List<DocumentPageEntity> ドキュメントを構成するドキュメント・ページ・エンティティ参照のリスト。
documentType DocumentTypeEntity ドキュメントに関連付けられたdocumentTypeへの参照。
indexes List<IndexValue> ドキュメントの索引値のリスト。
documentState Integer ドキュメントの現在の状態。次のいずれかの値になります:
1 (準備完了) – ドキュメントをコミットする準備ができています。
2 (保留) – ドキュメントはコミット・プロセッサによりコミットされません。
lastModifiedDateTime Date ドキュメントが最後に変更された日時。
lastModifiedUserID String ドキュメントを最後に変更したユーザーのID。

DocumentPageEntity

DocumentPageEntityクラスは、ドキュメント内のページを表します。バッチ内のBatchItemEntityを参照し、親ドキュメント内のページの位置を表すページ番号を含みます。

プロパティ タイプ 説明
docPageID String ドキュメント・ページを一意に識別する値。
batchItemEntity BatchItemEntity ドキュメント・ページに関連付けられたBatchItemEntityへの参照。
documentEntity DocumentEntity ページが属するDocumentEntityへの参照。
pageNumber int ドキュメント内のページの位置。

DocumentTypeEntity

DocumentTypeEntityクラスは、Captureワークスペース内のドキュメント・プロファイルを定義します。DocumentTypeEntityは、名前、説明、およびドキュメント・プロファイルに関連する索引定義フィールドのリストで構成されます。

プロパティ タイプ 説明
docTypeID String ドキュメント・プロファイルの一意識別子。
docTypeName String ドキュメント・プロファイルの名前。
description String ドキュメント・タイプの説明。
workspaceEntity CaptureWorkspaceEntity ドキュメント・プロファイルが属する親ワークスペース。
fields List<IndexDefinitionEntity> ドキュメント・プロファイルに関連付けられたIndexFieldDefinitionEntityオブジェクト参照のリスト。

IndexDefinitionEntity

IndexDefinitionEntityは、ワークスペース内で定義された索引定義を表します。索引定義は、入力に使用できるメタデータ・フィールドを定義します。

プロパティ タイプ 説明
indexFieldID String 索引定義の一意識別子。
fieldName String フィールドの名前。
workspaceEntity CaptureWorkspaceEntity フィールドが定義されている親ワークスペースへの参照。
dataType Integer フィールドのデータ型。
0 – 数値
1 – 英数字
3 – 日付
4 – 浮動小数
maxLength Integer フィールドに格納される最大文字数。
minValue Float 使用できる最小値。
maxValue Float 使用できる最大値。
required Boolean コミット時にフィールドに値が存在することを必要とする場合はTrueに設定し、そうでない場合はFalseに設定します。デフォルト値は、Falseです。
defaultValue String フィールドのデフォルト値。
inputMask String フィールドに定義されている入力マスク。
displayFormat String フィールドの表示形式。
locked Boolean フィールドへの入力がロックされているかどうかを示します。
autoPopulate Integer 次の値があります:-
0 – なし
1 – デフォルト値
2 – スキャン日付
3 – 現在日
4 – バッチ名
5 – ユーザーID
6 – ホスト名
7 – プロファイル名
8 – バッチ・ステータス
9 – バッチ優先度
10 – ドキュメント・タイプ
validationExpression String フィールド値の検証に使用される正規表現文字列。

IndexValue

IndexValueクラスは、ドキュメント内のメタデータ・フィールドの値を表します。これには、ユーザーに表示される表示値と、コミット時に使用されるfieldValueが含まれます。

プロパティ タイプ 説明
fieldID String 索引値に関連付けられたIndexDefinitionEntityの一意識別子。
fieldValue String ドキュメントのコミット時に使用されるフィールドの値。
displayValue String ユーザーに表示される値。コミット時にこの値は使用されません。