「コンテンツ・アイテムの挿入」ダイアログ - 「ファイル」パネル

「コンテンツ・アイテムの挿入」ダイアログ・ボックスの「ファイル」パネルを使用すると、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンス上のファイルを1つ以上選択して、これらのファイルのコンテンツを現在のMicrosoft Officeドキュメントの現在のカーソル位置に挿入できます。コンテンツ・サーバーの標準の検索機能(参照または可能な場合は条件ベースの問合せ)を使用してファイルを検索します。選択したコンテンツ・アイテムごとに、挿入するファイル・レンディション(ネイティブまたはWeb表示可能)を選択できます。

注意:

Oracle Content Databaseサーバーまたはその他のWebDAVサーバーからコンテンツ・アイテムを挿入することはできません。

ファイル・コンテンツは静的に挿入されることに注意してください。つまり、Microsoft Officeドキュメント内のファイル・コンテンツとコンテンツ・サーバー上のソース・ファイルとの間に動的なリンクはありません。このことは、コンテンツ・サーバー上でソース・ファイルが更新されてもドキュメントは自動的に更新されず、ドキュメントが更新されてもソース・ファイルは自動的に更新されないことを意味します。

要素 説明

コンテンツ・アイテム

このフィールドには、コンテンツ・サーバー上の選択したファイルのコンテンツIDが表示されます。このファイルのコンテンツが、現在のMicrosoft Officeドキュメントに挿入されます。複数のファイルを選択した場合は、ドロップダウン・リストを使用して、選択した各アイテムをレビューできます。

参照

このボタンをクリックすると、Oracle WebCenter Content Serverインスタンス上のファイルを1つ以上選択できる「コンテンツの選択」ダイアログ - 「検索」パネルが開きます。コンテンツ・サーバーで標準の検索機能(参照または可能な場合は条件ベースの問合せ)を使用してファイルを検索します。

コンテンツ・サーバー上のファイルを参照する場合、デフォルトでは、現在のMicrosoft Officeアプリケーションに適したフォーマットのファイルのみが表示されます(Microsoft Wordでは*.doc、*.docx、*.dot、*.txtファイルなど)。別のフォーマットのファイルを選択できますが(Microsoft Wordでは.pdf、.xlsファイルなど)、その結果、バイナリ・ファイル・データがテキストとして挿入される可能性があります。そのため、現在のMicrosoft Officeアプリケーションと互換性があるフォーマットのファイルを選択してください(Microsoft Wordではネイティブ・ワープロ・ファイル、テキスト・ファイルなど)。

挿入

現在のMicrosoft Officeドキュメントにコンテンツを挿入できる、使用可能なファイル・ターゲットがすべて表示されます。

  • ネイティブ・レンディション: ネイティブ・ファイルのコンテンツが挿入されます。つまり、関連付けられたアプリケーションで作成された元のファイル(たとえば、Microsoft Wordドキュメントの場合は.docファイルや.docxファイル)が挿入されます。

  • Web表示可能レンディション: 元のファイルのWebブラウザで表示可能なバージョンのコンテンツが挿入されます。コントリビュータは、コンテンツ・アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインするとき、ファイルがWeb表示可能レンダリングであることを手動で指定できます。ただし、Web表示可能レンダリングは、多くの場合、コンテンツ・サーバー上で自動的に作成され、ネイティブ・ファイル(たとえば、生成されたPDFバージョン)とともにチェックインされます。Web表示可能レンディションがない場合は、ネイティブ・レンディションが挿入されます。

  • その他のレンディション: このリストには、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスでも使用可能なすべてのカスタム・レンディションが表示されます。デフォルトは「代替ファイル」ですが、サーバー管理者は、コンテンツ・アイテムのその他のカスタム・レンディションをこのリストに含めるように、コンテンツ・サーバーを構成できます。

Microsoft Officeドキュメントに挿入できるファイル・フォーマットは、コンピュータおよびMicrosoft Officeの構成(インストールされている変換フィルタなど)によって異なります。Desktopの挿入機能は、使用しているMicrosoft Officeアプリケーションのネイティブ挿入機能と同じように(「挿入」メニューから)動作します。唯一の相違点は、ローカル・コンピュータではなくコンテンツ・サーバーからファイルを挿入できることです。Microsoft Officeドキュメントにファイルを挿入する方法の詳細は、Microsoft Officeアプリケーションのヘルプを参照してください。

通常、アプリケーションと互換性のあるファイルは正常に挿入できますが(たとえば、.docまたは.txtをWordへ、.xlsまたは.csvをExcelへ)、その他のファイルは挿入できない場合があります。互換性のないファイルを挿入すると(たとえば、JPEGファイルをWordドキュメントへ)、ファイルはバイナリ・ファイルからレンダリングされた一連の文字として含まれます。

イメージを挿入する場合は、「イメージ」パネル(「「コンテンツ・アイテムの挿入」ダイアログ - 「イメージ」パネル」を参照)へ移動して、イメージ・ファイルを選択します。

ヘルプ

このダイアログ・ボックスの状況依存ヘルプ情報を表示するには、このボタンをクリックします。

OK

ダイアログ・ボックスを閉じ、選択したコンテンツ・アイテムのコンテンツを現在のMicrosoft Officeドキュメントに挿入するには、このボタンをクリックします。

取消

何も行わずにダイアログ・ボックスを閉じるには、このボタンをクリックします。

関連項目