はじめに
このガイドでは、Oracle WebCenter ContentとOracle WebCenter Content Serverを管理する方法について説明します。コンテンツ・サーバーのインスタンスを起動したり停止する方法、コンテンツ・サーバーのユーティリティにアクセスして使用する方法、WebCenter Contentのコンポーネントとセキュリティを構成する方法、WebCenter Contentのリポジトリ構造とコンテンツ・アイテムのアーカイブ、取得および移行を行う方法について説明します。
ドキュメントのアクセシビリティ
オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)にアクセスしてください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。
ダイバーシティ&インクルージョン
Oracleはダイバーシティ&インクルージョンに積極的に取り組んでいます。Oracleは、ソート・リーダーシップと革新性を高める社員の多様性を尊重し、その価値を重んじています。従業員、お客様、パートナー様にポジティブな影響をもたらすインクルーシブな文化を醸成する私たちのイニシアティブの一環として、製品やドキュメントからインセンシティブな用語を取り除くように努めています。また、Oracle製品および業界標準が進化する中、お客様の既存の技術との互換性を維持する必要性およびサービスの継続性確保の要求にも留意しています。このような技術的な制限により、当社のインセンシティブな用語を削除する取組みは継続中であり、時間と皆様のご協力が必要となります。
関連ドキュメント
完全なOracle WebCenter Contentドキュメント・セットは、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=fmw122140&id=wcc-booksのOracle Help Centerで入手できます。
表記規則
このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:
規則 | 意味 |
---|---|
boldface |
太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。 |
italic |
イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。 |
|
等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、ウィンドウに表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
WebCenter Content用語
WebCenter Contentのドキュメントでは、WebCenter Contentとコンテンツ・サーバーの構成に関連するディレクトリの変数を参照するとき、次の用語を使用しています。
-
IdcHomeDir: この変数は、Oracle WebCenter Contentサーバー・メディアが配置されているOracle WebCenter Contentホームの
ucm/idc
ディレクトリを参照します。サーバー・メディアは、Oracle WebCenter Content Server、Oracle WebCenter Content: Inbound RefineryまたはOracle WebCenter Content: Recordsのソフトウェアを実行できます。これは、基本的に読取り専用のディレクトリです。デフォルトの場所はWCC_ORACLE_HOME
/ucm/idc
です。デフォルトの場所の変数部分は変更可能ですが、パスをucm/idc
から変更することはできません。 -
DomainHome: この変数は、Oracle WebLogic Serverのアプリケーション・サーバー上で実行するためにOracle WebCenter Contentアプリケーションがデプロイされる、ユーザー指定のディレクトリを参照します。
DomainHome
/ucm/
short-product-id
/bin
ディレクトリには、intradoc.cfg
ファイルおよび実行可能ファイルがあります。DomainHome
のデフォルトの場所はMW_HOME
/user_projects/domains/
base_domain
ですが、このパスとドメイン名(base_domain
)は、アプリケーション・サーバーにOracle WebCenter Contentアプリケーションをデプロイするときに変更できます。 -
short-product-id: この変数は、アプリケーション・サーバーにデプロイされるOracle WebCenter Contentサーバーのタイプを参照します。この名前はコンテキスト・ルート(デフォルトは
HttpRelativeWebRoot
構成値)として使用されます。使用可能な値は次のとおりです:-
cs
(Oracle WebCenter Content Server) -
ibr
(Oracle WebCenter Content: Inbound Refinery)
-
-
IntradocDir: この変数は、アプリケーション・サーバーにデプロイされているOracle WebCenter Contentアプリケーションの一部であるOracle WebCenter Contentインスタンスに固有の構成ファイルとデータ・ファイルのルート・ディレクトリを参照します。Oracle WebCenter Contentインスタンスのいずれかのタイプ(コンテンツ・サーバー(
cs
)またはInbound Refinery (ibr
))用に、このIdocスクリプト変数を構成します。このディレクトリは別の場所にあってもかまいませんが、デフォルトの場所はDomainHome
/ucm/
short-product-id
です。指定したディレクトリは、インスタンス・ディレクトリへの絶対パスで、特定のサーバーまたはノードに一意である必要があります。このディレクトリにはbin/
ディレクトリがあり、ここには起動ファイル(intradoc.cfg
および実行可能ファイル)が格納されています。12c (12.2.1.1.0)リリースからデフォルトで垂直クラスタおよびスケールアップ・サポートの導入および有効化があり、サーバー固有のintradoc.cfgが元のintradocファイルとともに作成され、名前は次のようになります。
<server-name>_intradoc.cfg
構成の変更を有効にするため、このサーバー固有のintradoc.cfgファイルを更新する必要があります。
スケールアップ・インスタンスを追加して既存のインスタンスをスケールアップする場合、各スケールアップ・インスタンスには次のような固有のintradocファイルがあります。
UCM_server1HA_intradoc.cfg