偽装プリファレンス

WebCenter Portal偽装により、WebCenter Portal管理者は、ユーザー(偽装者)に偽装の権限を割り当て、このユーザーが別のWebCenter Portalユーザーになり替わってそのユーザー(被偽装者)として操作を実行できるようにすることができます。

偽装セッションの許可

WebCenter Portalユーザーとして、指定した偽装者に偽装の権限を付与できます。

「マイ偽装者」画面を使用すると、指定した時間帯に誰かが自分になり替わることを許可できます。偽装セッションでは、偽装者は「マイ偽装者」画面にはアクセスできなくなります。

偽装セッションを許可するには:

  1. 「自分になり替わることができるユーザー」ページで、ユーザー名を入力するか、または「検索」機能を使用して、偽装セッションで設定するユーザーを検索します。偽装の権限を持つユーザーのみが表示されます。
  2. その偽装者が自分になり替わることができる時間帯を選択し、「追加」をクリックして、自分になり替わることができる偽装者のリストにそのユーザーを追加します。

    注意:

    これにより、自分がアクセスできるすべてのアプリケーションで自分になり替わる権限を付与することになります。偽装を選択する際は十分に注意し、アクセス期間は最小限の期間に抑えておきます。

    次のいずれかを選択できます。

    • 次の1時間: 偽装者が次の1時間だけ偽装セッションを開始できるようにします。

    • 今日: 偽装者が現在の日付の間だけ偽装セッションを開始できるようにします。「今日」とは、選択したタイム・ゾーンとプリファレンスによって定義されている今日の終わりまでを意味しています。

    • 特定の時間間隔: 自分(被偽装者)のタイム・ゾーンとプリファレンスに応じた特定のタイム・ゾーンに、偽装者が偽装セッションを実行できるようにします。

    偽装者は、割り当てられた時間だけ偽装セッションを実行できるようになります。

  3. 偽装者の追加後に、時間帯を変更したり、偽装の権限を取り消したりすることもできます。
    • 偽装セッションの時間帯を編集するには、「編集」をクリックして、開始時間と終了時間を変更し、「OK」をクリックします。

    • 偽装権限付与を取り消すには、「取消」をクリックして、要求されたときにもう一度「取消」をクリックします。

    すでに失効している偽装権限付与、または指定された偽装者としての権限が管理者によって取り消されたユーザーに対する権限付与は、このリストには表示されません。

偽装セッションの開始

偽装の「プリファレンス」ページを使用して、自分に偽装権限を付与した被偽装者を表示したり、偽装セッションを開始することができます。管理者がこの画面にアクセスするには、自分に偽装権限が付与されている必要があります。

偽装セッションを表示または開始するには:

  1. 「偽装」ページで、偽装の権限を付与されているユーザーのリストまで、偽装できるユーザーのリストを下方向にスクロールします。偽装者として構成されていない場合、他のユーザーになり替わることはできないので、このリストは空になります。

    リストにアクションとして「ユーザーの切替え」が表示された場合は、そのユーザーの偽装を開始できるということです。「可能なアクションなし」と表示されている場合は、権限付与が失効しているか、有効になるのが将来の時点であるということです。

  2. 偽装の「プリファレンス」ページから偽装セッションを開始するには、次の手順を実行します。
    1. 「ユーザーの切替え」をクリックして、偽装するユーザーを選択します。

    2. プロンプトが表示されたら、資格情報を確認して、偽装セッションを開始します。

      被偽装者のホーム・ページが表示され、被偽装者のシステムでは、セッション期間中のその後のすべてのアクションが、被偽装者が実行したかのように実行されます。唯一の例外は、期間中には、被偽装者の「偽装」ページにアクセスできないことです。

    3. 偽装オーバーレイ、または自分(偽装者)の偽装の「プリファレンス」ページで「偽装の中止」をクリックして、偽装セッションを終了します。