新規アセットへのリンクまたは既存のアセットへのリンク

リンクによって、ユーザーは、簡単にアクセスできる参照ポイント(リンク)を介して2つのアセットを相互に明示的に関連付けることができます。リンクは、WebCenter Portalアセット間にこのような関連付けを設定する場合に役立ちます。たとえば、リンクを使用して、プロジェクト計画ドキュメントをプロジェクトの問題リストと関連付けることができます。ユーザーがリストにアクセスすると、リストに表示されているリンクをクリックして、プロジェクト計画にすぐにアクセスすることもできます。また、リンクを同時に設定する際、リンクでは新しいアセットを簡単に作成することもできます。

リンクの有効範囲はポータルです。たとえば、Financeポータルに表示されるリンクとInfrastructureポータルに表示されるリンクは、両方のポータルの同じ場所からアクセスする場合でも、それぞれ異なります。リンクできるアセットは、次によっても異なります。

  • ポータルで有効化されているツール。

  • 権限が付与されているツール。

「リンク」アイコンが表示されている場所ではどこでも、新規および既存のアセットの両方にリンクを作成できます。

「リンク」ダイアログの状態を示す2つの「リンク」アイコンがあります。

  • 空の「リンク」アイコンは「リンク」ダイアログにリンクがないことを示します。

  • ゴールドの「リンク」アイコンは「リンク」ダイアログにリンクがあることを示します。

「リンク」ダイアログの「既存にリンク」オプションを使用すると、ドキュメントなど、既存のWebCenter Portalアセットにリンクされます。

「リンク」ダイアログの「新規にリンク」オプションを使用すると、1つの操作でWebCenter Portalアセットの作成とリンクの両方が実行されます。ドキュメントのアップロードとリンク、リンクするWebページのURLの入力、およびその他のタイプのアセットの作成とリンクを実行するには、「新規にリンク」を選択します。

リンクできるアイテムは、「新規にリンク」リストと「既存にリンク」リストで異なります。たとえば、新規のノートにはリンクできますが、既存のノートにはリンクできません。また、ホーム・ポータルからリンクできるアイテムは、ポータルからリンクできるアイテムとは異なります。リンク可能なアセットのタイプを次の表にリストします。

表3-4 アセットへのリンク

アセット・タイプ 新規へのリンク 既存へのリンク ホーム・ポータル ポータル

ドキュメント/Wiki

あり

あり

あり

あり

イベント

あり

あり

なし

あり

注意

あり

なし

あり

あり

URL

あり

なし

あり

あり

適切な権限を付与されている場合、他のユーザーにリンクを公開することも、他のユーザーのリンクを表示することもできます。リンクに対して実行可能な処理(表示、作成、削除など)は、リンクの高度な権限によって異なります。ただし、ノートについては、ノートに削除権限もある場合にのみリンクを削除できます。

リンクされたアセットに対して実行可能な処理は、これらのアセットを使用する権限とターゲット・アセットのセキュリティで処理されます。

ほとんどのリンクは双方向ですが、一部のリンクは双方向ではありません。ノート、URL、リストの行上にリンクを作成した場合、リンク・ターゲット上に相互リンクは作成されません。たとえば、イベントからノート、イベントからURL、またはリスト行からドキュメントにリンクを作成すると、リンク・ターゲット上に相互リンクは作成されません。ただし、リスト全体(個々のリスト行ではない)からリンクを作成すると、リンク・ターゲット上に相互リンクが作成されます。