外部アプリケーションの登録/外部アプリケーションの編集

実行時に外部アプリケーションを登録する手順は次のとおりです。

  1. 外部アプリケーション設定のアイコンをクリックします。
  2. 「登録」をクリックします。
  3. 外部アプリケーションの一意名と、この外部アプリケーションを使用するアプリケーション・ユーザーに表示される表示名を入力します。

    表2-6 外部アプリケーション接続: 名前

    フィールド 説明

    アプリケーション名

    アプリケーションの名前を入力します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

    例: yahoo

    注意: 登録後に「アプリケーション名」を編集することはできません。

    表示名

    WebCenter Portalユーザーにわかりやすいアプリケーション名を入力します。ここで指定した表示名が、この外部アプリケーションを操作する、アプリケーションのエンド・ユーザーに表示されます。

    例: My Yahoo

    このフィールドを空白のままにした場合、「アプリケーション名」が使用されます。

  4. 外部アプリケーションのログイン詳細を入力します。

    表2-7 外部アプリケーション接続: ログインの詳細

    フィールド 説明

    自動ログインの有効化

    これを選択した場合、ユーザーはこのアプリケーションに自動的にログインできます。このオプションを選択した場合、Login URL、HTML User ID Field NameおよびHTML User Password Field Nameフィールドへの入力が必要になります

    自動シングル・サインオンが設定されている場合は、ユーザーの資格証明が資格証明ストアから取得されるため、ユーザーはアプリケーションに直接リンクされて自動的に認証されます。このオプションを選択すると、エンド・ユーザーはシームレスなシングル・サインオンを行うことができます。

    注意: 次の場合には、自動ログインはサポートされません。

    • 基本認証を使用した外部アプリケーション。

    • SSO用に構成された外部アプリケーション。

    • (ADF Facesを使用して構築された)カスタマイズ済ログイン・フォームを含む外部アプリケーション。このログイン・フォームでは、認証用のJ2EEセキュリティ・コンテナ・ログイン・メソッドj_security_checkを実装できません。

    • UTF8エンコーディングをサポートしていない外部サイト。

    • ログイン成功時に、ランダムに生成される非表示フィールド値またはCookieを受け入れる外部アプリケーション。

    ログインURL

    外部アプリケーションのログインURLを入力します。

    URLを調べるには、アプリケーションのログイン・ページにナビゲートし、URLを書き留めます。

    例: http://login.yahoo.com/config/login

    注意: この外部アプリケーションの使用目的が、別のサービスのかわりにユーザー資格情報を格納および供給することのみである場合は、ログインURLは必要ありません。

    HTMLユーザーIDのフィールド名

    ログイン・フォームのユーザー名フィールドまたはユーザーIDフィールドを識別する名前を入力します。

    ヒント: この名前を調べるには、ログイン・ページのHTMLソースを参照してください。

    このプロパティに指定するのはユーザー資格証明ではありません。

    「認証方式」がGETまたはPOSTである場合は必須です。アプリケーションでBASIC認証を使用する場合(「認証方式」を参照)は、このフィールドを空白のままにしておきます。

    HTMLユーザー・パスワードのフィールド名

    ログイン・フォームのパスワード・フィールドを識別する名前を入力します。

    ヒント: この名前を調べるには、ログイン・ページのHTMLソースを参照してください。

    「認証方式」がGETまたはPOSTである場合は必須です。アプリケーションでBASIC認証を使用する場合(「認証方式」を参照)は、このフィールドを空白のままにしておきます。

  5. 外部アプリケーションで使用される認証方式を選択します。

    表2-8 外部アプリケーション接続: 認証の詳細

    フィールド 説明

    認証メソッド

    外部アプリケーションで使用されるフォーム送信方式を選択します。次のいずれかを選択します。

    • GET: ページ・リクエストをサーバーに送信し、ログイン資格証明をログインURLの一部として送信します。この認証方式を使用すると、ユーザー名とパスワードがURL内に公開されるため、セキュリティ・リスクが発生する可能性があります。

    • POST: ログイン資格証明をフォームの本文内で送信します。これはデフォルトです。

    • 基本: ログイン資格証明をリクエスト内の認証ヘッダーとしてサーバーに送信します。この認証方式を使用すると、資格証明が傍受されやすいうえ、このスキームではサーバーから返される情報が保護されないため、セキュリティ・リスクが発生する可能性があります。クライアントとサーバーのコンピュータの間の接続が安全であり、信頼できることが前提となります。

    「認証方式」は、ブラウザからメッセージが送信される方法を指定します。この値は、外部アプリケーションのログイン・フォームのHTMLソース(たとえば、<form method="POST" action="https://login.yahoo.com/config/login?" AutoComplete="off">)を表示すると調べることができます。

  6. 必要な場合、追加のログイン・フィールドおよび詳細を指定します。

    表2-9 外部アプリケーション接続: 追加ログイン・フィールド

    フィールド 説明

    追加ログイン・フィールド

    アプリケーションに追加のログイン基準が必要な場合は、「追加ログイン・フィールド」を開きます。

    たとえば、Lotus Notesアプリケーションでは、user namepasswordの他に2つのフィールド(HostMailFilename)が必要です。

    「追加」をクリックして、ログイン・フォームの追加フィールドを指定します。それぞれの新しいフィールドで次を実行します。

    • 名前: ユーザーがログインするために入力する必要のあるHTMLログイン・フォームのフィールドを識別する名前を入力します。アプリケーションで基本認証が使用される場合、このフィールドは適用されません。

    • 値: フィールドのデフォルト値を入力するか、ユーザーが指定できるように空白のままにしておきます。アプリケーションで基本認証が使用される場合、このフィールドは適用されません。

    • ユーザーに表示: これを選択した場合、外部アプリケーションのログイン画面にこのフィールドが表示されます。このフィールドを表示しない(チェック・ボックスを選択しない)場合は、デフォルトの「値」を指定する必要があります。

    ログイン・フィールドを削除するには、「削除」をクリックします。

  7. オプション: 必要な場合、共有ユーザー資格証明およびパブリック・ユーザー資格証明を指定します。

    表2-10 外部アプリケーション接続: 共有ユーザー資格証明とパブリック・ユーザー資格証明

    フィールド 説明

    共有資格証明の有効化

    この外部アプリケーションで共有ユーザー資格証明を有効にするかどうかを指定します。有効にする場合は資格証明を指定します。「共有資格証明の有効化」を選択してから、共有ユーザーの「ユーザー名」および「パスワード」資格証明を入力します。

    共有資格証明が指定されると、WebCenter Portalからこの外部アプリケーションにアクセスするすべてのユーザーは、ここで定義されたユーザー名とパスワードを使用して認証します。WebCenter Portalユーザーには、ログイン・フォームは表示されません。

    WebCenter Portalユーザーが自分自身の資格証明を定義する必要はないため、共有資格証明を持つ外部アプリケーションは外部アプリケーションのパスワード変更タスク・フロー(「マイ・アカウント」など)では表示されません。

    パブリック資格証明の有効化

    認証されていないユーザー(パブリック・ユーザー)がこの外部アプリケーションにアクセスできるかどうかを指定します。「パブリック資格証明の有効化」を選択してから、パブリック・ユーザーの「ユーザー名」および「パスワード」資格証明を入力します。

    パブリック資格証明が指定されると、WebCenter Portalのパブリック・ページからこの外部アプリケーションにアクセスするパブリック・ユーザーは、ここで定義されたユーザー名とパスワードを使用してログインします。パブリック資格証明を指定しない場合、パブリック・ユーザーには、この外部アプリケーションにパブリック・ユーザーがアクセスできないことを示す認可エラーが表示されます。

  8. 「テスト」をクリックして、接続の詳細を検証します。
  9. 「OK」をクリックして、アプリケーションを登録します。