48 アプリケーション・リソースへのアクセスをユーザーに認可

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アプリケーション・リソースへのアクセスをユーザーに認可する前に、次のトピックのステップに関連する背景情報について『Oracle WebCenter Sitesの管理』のREST認可に関する項を参照してください。

  • RESTセキュリティ構成の確認

  • グループの作成

  • グループへのユーザーの追加

  • RESTリソースへのセキュリティの構成

注意:

RESTリソースのセキュリティを構成するには、権限をグループに割り当てる必要があります。グループのリストを表示するには、「RESTセキュリティ構成の確認」のセクションに進んでください。グループを作成するには、「グループの作成」のセクションを参照してください。

RESTセキュリティ構成の確認

セキュリティ構成では、どのグループがどのRESTリソースに対するどの権限を持っているかを指定します。WebCenter Sitesでは、2つのデフォルト・グループのセキュリティ構成が定義されています。RestAdminSiteAdmin_AdminSiteです。

RESTセキュリティ構成を表示するには::

  1. 一般管理者としてWebCenter Sites Adminインタフェースにログインします。

  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノード、「RESTセキュリティ」ノードの順に展開し、「セキュリティの構成」をダブルクリックします。

    「セキュリティの構成」ウィンドウがメイン・ウィンドウに開きます。

  3. 要件に応じて次を実行します。

    • グループを作成するには、「グループの作成」のセクションを参照してください。

    • グループにユーザーを追加するには、「グループへのユーザーの追加」のセクションを参照してください。

      注意:

      このステップを完了するために、必要なグループが存在することを確認します。権限はグループに割り当てる必要があります。

    • RESTリソースにセキュリティ権限を構成するには、「RESTリソースへのセキュリティの構成」を参照してください。

グループの作成

グループを作成するには:

  1. 一般管理者としてAdminインタフェースにログインします。

  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノード、「RESTセキュリティ」ノード、「グループ」ノードの順に展開し、「新規追加」をダブルクリックします。

  3. 「新規グループの追加」フォームで、作成するグループの名前と簡単な説明を入力します。

  4. 「保存」をクリックします。

    作成したグループが「グループ」ノードにリストされます。

  5. グループを作成したら、次を実行できます。

    • グループにユーザーを追加します。手順については、「グループへのユーザーの追加」のセクションを参照してください。

    • グループのRESTセキュリティを構成します。手順については、「RESTリソースへのセキュリティの構成」のセクションを参照してください。

グループへのユーザーの追加

グループにユーザーを追加して、アプリケーションに関連付けられたRESTリソースを操作するために持つ必要がある権限を決定します。

  1. 一般管理者としてAdminインタフェースにログインします。

  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノードノード、ユーザー・アクセス管理」ノード、「RESTセキュリティ」ノード、「グループへのユーザーの割当て」ノードの順に展開し、「新規追加」をダブルクリックします。

  3. 「ユーザーへのグループの割当て」フォームで、ユーザーを選択し、リストされているグループの任意の組合せに対して割り当てます。

    注意:

    グループに割り当てるユーザーがリストされていない場合、そのユーザーはグループのメンバーになっています。このユーザーを別のグループに割り当てるには、ステップ5を参照してください。

  4. 「保存」をクリックします。

    選択したユーザー名は、「グループへのユーザーの割当て」ノードにリストされます。特定のユーザーを含むグループを表示するには、ユーザー名をダブルクリックします。

  5. (オプション)。特定のグループに割り当てるユーザーの名前が「ユーザー名」フィールドに表示されない場合、次を実行します。

    1. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノードノード、ユーザー・アクセス管理」ノード、「RESTセキュリティ」ノード、「グループへのユーザーの割当て」ノードの順に展開し、別のグループに割り当てるユーザーの名前をダブルクリックします。

    2. ユーザーの「調査」フォームで「編集」をクリックして、「ユーザー・グループの編集」フォームを開きます。

    3. 「グループ」フィールドで、ユーザーを割り当てるグループを選択して「保存」をクリックします。

  6. グループにユーザーが追加されたら、次を実行できます。

    • グループを作成します。詳細は、「グループの作成」のセクションを参照してください。

    • グループのセキュリティを構成します。詳細は、「RESTリソースへのセキュリティの構成」のセクションを参照してください。

RESTリソースへのセキュリティの構成

セキュリティを構成する際、どのオブジェクト・タイプおよびオブジェクトにグループがアクセスできる必要があるか、およびどのアクションをグループがオブジェクトに対して実行できるかを指定します。

RESTリソースのセキュリティを構成するには::

  1. 一般管理者としてAdminインタフェースにログインします。

  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「ユーザー・アクセス管理」ノード、「RESTセキュリティ」ノード、「セキュリティの構成」ノードの順に展開し、「新規追加」をダブルクリックします。

  3. 「新規セキュリティ構成の追加」フォームでは、オブジェクト・タイプおよびオブジェクトのセキュリティを設定できます。

    これらの2つの表には、考えられるセキュリティ構成を示しています。

アクション 説明

作成

グループ・メンバーは、指定されたリソースを作成できます。

削除

グループ・メンバーは、指定されたリソースを削除できます。

リスト

グループ・メンバーは、指定されたリソースを取得できます。

読取り/先頭

グループ・メンバーは、指定されたリソースを読むことができます。読取りは、リクエストされたリソースを戻します。先頭は、リクエストされたリソースを記述したメタデータを戻します。

更新

グループ・メンバーは、指定されたリソースを変更できます。

注意: 作成と更新はそれぞれが読取り/先頭権限とペアになります。これらの権限のいずれかをグループに割り当てると、自動的に読取り/先頭権限もグループに割り当てられます。

オブジェクト・タイプ 名前 サブタイプ サイト 可能なアクション

ACL

任意

N/A

N/A

リスト

アプリケーション(注1参照)

任意

N/A

N/A

作成、更新、削除

アプリケーション

AppName

N/A

N/A

更新、削除

アセット

任意

N/A

任意

リスト、読取り/先頭、作成、更新、削除

アセット

任意

N/A

SiteName

リスト、読取り/先頭、作成、更新、削除

アセット

AssetType

N/A

SiteName

リスト、読取り/先頭(注2参照)、作成、更新、削除

アセット

AssetTypeおよびAssetName

N/A

SiteName

読取り/先頭、更新、削除

AssetType

任意

N/A

N/A

リスト、読取り/先頭、作成、削除

AssetType

AssetType

N/A

N/A

読取り/先頭、削除

AssetType

AssetType

任意

N/A

リスト

AssetType

AssetType

Subtype

N/A

読取り/先頭

グループ

任意

N/A

N/A

リスト

グループ

GroupName

N/A

N/A

読取り/先頭

索引

任意

N/A

N/A

リスト、読取り/先頭、作成、更新、削除

索引

IndexName

N/A

N/A

読取り/先頭、更新、削除

ロール

任意

N/A

N/A

リスト、読取り/先頭、作成、更新、削除

ロール

Role

N/A

N/A

読取り/先頭、更新、削除

サイト

任意

N/A

N/A

リスト、読取り/先頭(注3参照)、作成、更新、削除

サイト

SiteName

N/A

N/A

読取り/先頭、更新、削除

ユーザー

任意

N/A

N/A

リスト、読取り/先頭、作成、更新、削除

ユーザー

UserName

N/A

N/A

読取り/先頭、更新、削除

UserDef

任意

N/A

N/A

リスト

UserLocales

任意

N/A

N/A

リスト

詳細は、『Oracle WebCenter Sitesでの管理』のRESTセキュリティのトピックを参照してください。

注意:

  1. アプリケーションに対するセキュリティ設定の例は、ステップ3を参照してください。

  2. READでは、名前付きのサイトで関連付けを読み取ることができます。

  3. READでは、名前付きのサイトでユーザーとアセット・タイプを読み取ることができます。