38 ソース・システムでのリアルタイム宛先定義の作成

このステップでは、パブリッシュの宛先をソース・システムに定義します。

注意:

複数の宛先を定義可能ですが、順次的なパブリッシュのみがサポートされることに注意してください。

  1. ソース・システムで、管理者のインタフェースにログインします。
  2. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ツリーを開き、「パブリッシュ」ノードを開き、次に「宛先」ノードを開きます。
  3. 「宛先」ノードの下で、「新規追加」をダブルクリックします。

    「新規宛先の追加」フォームが表示されます。

  4. 「新規宛先の追加」フォームに入力します。次の情報をガイドラインとして使用してください。
    • 名前: 一意の宛先の名前を入力します。

      注意:

      「名前」フィールドでは、次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、小なり記号(<)、大なり記号(>)、パーセント記号(%)、疑問符(?)。さらに、名前の末尾にバックスラッシュ(\)は使用できません。

    • 配信タイプ: 「リアルタイム: リモート動的サーバーへのアセットのコピー」を選択し、次のいずれかのオプションを選択します。

      • パブリッシュの完了: パブリッシュ・プロセスを中断することなくアセットを宛先アドレスにコピーします。

      • 遅延されたパブリッシュ: アセットが宛先データベースへコミットされる前に、パブリッシュ・プロセスが一時停止されます。セッションを再開するには、ユーザーがパブリッシュの4番目のステージを開始する必要があります(データのデシリアライズ(拡張)と、宛先データベースへの保存)。遅延パブリッシュの詳細は、『Oracle WebCenter Sitesの管理』遅延パブリッシュ・セッションの再開に関する項を参照してください。

    • 宛先アドレス: 表示された形式でURLを入力します。[targetserver:port]には、大カッコを取り、宛先システムのホスト名またはIPアドレスを入力し、宛先で使用されるポートを指定します。(URLは、動的に付加されるため、URLの後にスラッシュが必要です。)

    • リモート・ユーザー: 『Oracle WebCenter Sitesの管理』宛先システムの設定に関する項で作成したリアルタイム・ユーザーの名前を入力します。このユーザーは、宛先システム上のリアルタイム・キューを解凍するために、パブリッシュ・システムによって呼び出されます。

    • リモート・パスワード: リアルタイム・ユーザーのパスワードを入力します。

    • 失敗時の電子メールの送信: パブリッシュに失敗した場合に、その影響についての電子メール通知が必要な場合は、このチェック・ボックスを選択し、表示されたフィールドに入力します。

      • 電子メールID: 受信者の電子メール・アドレスを入力します。(このフィールドは、「失敗時の電子メールの送信」を選択した場合にのみ使用可能になります。)

    • 詳細出力: パブリッシュ・プロセス中に詳細エラー・ロギングを有効にするには、このオプションを選択します。このオプションを選択した場合、エラー・メッセージの追加のメッセージがPubMessage表に書き込まれます。追加情報によりパブリッシュ・プロセスが長くなるため、このパラメータはトラブルシューティングの場合にのみ選択してください。

    • 他の引数: このパラメータは予約されています。この時点で指定できる追加の引数はありません。

    • サイト: アセットを承認し、この宛先に対してパブリッシュすることが可能なサイトを選択します。

    • ロール(パブリッシュの承認): アセットの承認権限を割り当てるロールを選択します。このロールが割り当てられたすべてのユーザーは、アセットを承認できます。

    • ロール(パブリッシュ): パブリッシュ権限を割り当てるロールを選択します。これらのロールが割り当てられたすべてのユーザーは、パブリッシュと「パブリッシュ・コンソール」の表示ができます。

  5. 「新規宛先の追加」をクリックします。

    WebCenter Sitesによって、情報がPubdestination表に書き込まれ、「調査」フォームに宛先の定義が表示されます。

    注意:

    宛先名の横の赤いボタンは、ターゲット・サーバーが見つからないことを意味します。一般的には、ターゲットURLが正しくないか、ターゲット・サーバーが実行されていないことが原因です。

  6. さらに、宛先の定義を作成する必要がある場合は、新しい定義ごとにステップ3から5を繰り返してください。
  7. 宛先システムの初期化の準備が完了したら、『Oracle WebCenter Sitesの管理』の宛先データベースの初期化に関する項に進みます。ステップ3から始めてください。