51 スレッド情報の表示

スレッド・ダンプをダウンロードまたは表示し、アプリケーション・サーバーの実行時の状態を分析できます。これは、特に、リソースの枯渇またはスレッド・ハングになる可能性がある問題の検出に役立つ場合があります。

スレッド情報をダウンロードまたは表示するには::

  1. 「一般的な管理」ツリーで、「管理」ノード、「システム・ツール」ノード、「システム情報」ノードの順に展開し、「スレッド情報」をダブルクリックします。

    「スレッド情報」フォームが表示されます。

  2. デフォルトで「正規表現」チェック・ボックスが選択されています。このオプションによって、Java正規表現を使用してスレッド名を検索できます。

    例:

    • Thread.*Thread-0Thread-1およびThread-3が検索されます。

    • .*thread.*pool-6-thread-1pool-8-thread-1およびpool-14-thread-2が検索されます。

    このチェック・ボックスの選択を解除する場合、完全なスレッド名で検索する必要があります。

  3. 「スレッド名」フィールドに、検索するスレッド名またはテキスト文字列を入力します。
  4. 検索を1つ以上のスレッド状態に限定するには、「状態」フィールドで状態を選択します。状態を選択しない場合は、すべての状態が検索されます。
  5. 選択したスレッド情報を、スレッド・ダンプ・アナライザで使用するためにテキスト・ファイルとしてダウンロードするには、「ダウンロード」をクリックし、SysInfo.zipを開くか保存します。テキスト・ファイルはSysInfo.zip内にあります。

    注意:

    スレッド情報のダウンロードは、次の場合にのみ可能です。

    • WebCenter SitesのJDKに、互換性があるjstackユーティリティが含まれている。

    • 使用しているオペレーティング・システムのライブラリ・パスに最初にリストされているJDKに、WebCenter SitesのJDKと互換性があるjstackユーティリティが含まれている。

    互換性があるjstackが見つからない場合、「このプラットフォームではスレッド・ダンプ機能はサポートされていません。」というメッセージが表示されます

  6. 選択したスレッド情報を管理者のインタフェースで表示するには、「結果の表示」をクリックします。

    検索に一致するスレッドごとに、次の情報が表示されます。

    • 名前

    • ID

    • 状態

    • CPUがスレッドを実行した合計時間

    • スレッドがユーザー・モードであった合計時間

    • それをブロックおよび待機した回数

    • それをブロックおよび待機した長さ

    • それが待機したオブジェクト

    • スタック・トレース