Oracle WebCenter Sitesの新機能

Oracle WebCenter Sitesのエクスペリエンス向上のために追加された新機能と拡張機能の概要は次のとおりです。

リリース12c (12.2.1.4.0) — 2021年4月

機能 説明
KubernetesでのOracle WebCenter Sitesのデプロイ Oracle WebLogic Kubernetes Operatorは、Kubernetes環境でのOracle WebCenter Sitesドメインのデプロイおよび管理に役立ちます。「KubernetesでのOracle WebCenter Sitesのデプロイ」を参照してください。

アセット・ピッカーを使用したOracle Content and Experienceアセットの同期

WebCenter Sitesで、コンテンツ・コントリビュータがサイトの構築に必要とするアセットのみを提供するようにOracle Content and Experienceを構成できるようになりました。この機能は、Oracle Content and Experienceコンテンツ全体をWebCenter Sitesと同期できる同様の機能と共存します。

関連項目:

リリース12c (12.2.1.4.0) — 2019年9月

機能 説明

タイムライン

Contributorインタフェースの「プレビュー」ウィンドウで使用可能なタイムラインでは、時間を戻し、パブリッシュの宛先からアセットを取得して、現在の状態で表示できます。

履歴ページを表示するには、指定した日付に使用可能だったコンテンツおよびテンプレートのリビジョンをロードします。この機能により、コンテンツ・コントリビュータは、過去に参照されたWebページのコンテンツおよび設計を表示できます。Contributorでは、コンテンツ内での変更の履歴を使用してWebページをプレビューすることもできます。

関連項目:

WebCenter SitesからOracle Content and Experienceへのコンテンツのパブリッシュ

コンテンツをOracle Content and Experienceにパブリッシュするように、WebCenter Sitesを構成できます。Oracle Content and Experienceは、Oracle Marketing CloudやチャットボットなどのWeb以外のチャネルにWebCenter Sitesコンテンツを配信します。この機能により、コンテンツの再利用と一貫性のあるメッセージングが促進されます。

関連項目:

Google Analyticsのアカウント

WebCenter Sitesの様々なサイトに専用のGoogle Analyticsアカウントを構成し、それらを使用してそれぞれのサイトにA/Bテストを作成できるようになりました。これにより、WebCenter Sitesの様々なサイトに専用のGoogle Analyticsアカウントを構成し、それらを使用してそれぞれのサイトにA/Bテストを作成できます。

関連項目:

複数のEloquaインスタンス WebCenter Sitesで複数のEloquaインスタンスを構成し、それらを組織の様々なビジネス・ユニットに使用できるようになりました。
新規ユーザーおよび更新されたユーザーのパスワード強度

作成した新規ユーザーのパスワードと、これらのユーザーのレコードを更新するためのパスワードは現在8文字以上である必要があり、これらのパスワードには小文字、大文字、特殊文字および数字が含まれている必要があります。

NIO

NIO環境のパフォーマンスの向上。

バニティURLの新規事前定義関数

getPagePath(long, java.lang.String, java.lang.String, boolean)は、SiteNavigationの階層に基づいてページ・アセットのURLを取得します。ブール・パラメータがtrueの場合、URLのスペースを-に変換します。

リリース12c (12.2.1.3.0) — 2017年8月

機能 説明

Bluekai統合

Bluekaiでは、サイトにアクセスする多くの匿名訪問者を利用できます。BluekaiとWebCenter Sitesの統合を有効化することで、匿名訪問者を含む、サイト訪問者のオンラインの関心事を利用して、Webサイトをカスタマイズできます。

関連項目:

Content Cloud統合

Oracle Content and Experience Cloud (Content Cloud)は、クラウドベースのコンテンツ・ハブであり、自宅、オフィス、空港、地球の裏側のホテルなど、どこにいてもすべてのファイルを自由に操作して、コンテンツを管理することができます。Content CloudとWebCenter Sitesの統合により、コンテンツを簡単かつ効率的に共有、コラボレート、操作および管理できます。

関連項目:

リリース12c (12.2.1.3.0)のその他の注目すべき変更点
機能 説明
Lucene索引付けテスト Lucene索引付けテスト・ツールを使用すると、共有ファイルシステム(<cs_install_dir>/Shared/lucene)またはNIO (ノンブロッキングI/O) ( sharefs://Shared/lucene)上のいずれかでLucene索引付けのパフォーマンスをテストできます。これらのテストの結果は、ベンチマーク結果と比較されます。

「Lucene索引付けテスト」を参照してください。

リリース12c (12.2.1.2.0) — 2016年10月

このリリースには新機能はありません。

リリース12c (12.2.1.1.0) — 2016年6月

機能 説明
コンテンツ監査レポート コンテンツ監査レポートは、ある時点のコンテンツ管理システムの全体像を示します。これは、ワークフローにおけるコンテンツ管理対象の公開済コンテンツおよびコンテンツを操作している作成者に関する詳細を提供します。 関連項目:
「履歴」タブ アセットのフォーム・モードの「調査」ビューで使用できる「履歴」タブに、アセットに対して実行された様々なアクション(作成、編集、チェックアウト、チェックイン、承認など)が表示されます。「履歴」タブについてを参照してください。
A/Bテスト Oracle WebCenter Sites: A/B Testing機能を使用すると、マーケティング担当者は、Webサイトを完全に変更せずに、Webサイト・ページ上でデザインとコンテンツのバリエーションを実験して、どのバリエーションで結果が最適になるかを判断できます。関連項目:
MVCフレームワーク Oracle WebCenter Sitesでは、サーバー側Webサイトの開発用のモデル・ビュー・コントローラ(MVC)フレームワークとJava API、およびクライアント側でレンダリングされるWebサイトの構築用REST APIが用意されています。関連項目:
アップグレードのサポート Oracle WebCenter Sites 11g (11.1.1.8.0)および12c (12.2.1.0.0)リリースからのアップグレード・サポートは、12c (12.2.1.1.0)で利用できます。詳細は、「WebCenter Sitesの11gから12cへのアップグレード」を参照してください。
リリース12c (12.2.1.1.0)のその他の注目すべき変更点
機能 説明
Coreプロパティ Coreカテゴリのプロパティはインストール中にWebCenter Sitesにより作成されます。このプロパティには、データベース構成プロパティ、インストール・プロパティおよび実行しているシステムのタイプを指定するプロパティが含まれます。次のCoreプロパティが追加されました。
  • wcsites.assethistory.enabled

  • wcsites.diskspacewarningemail

  • wcsites.diskspacewarningsize

Coreカテゴリのプロパティを参照してください。

Eloqua Integrationプロパティ Eloqua Integrationカテゴリのプロパティは、Eloqua Cloud Marketing Service (Eloqua)とOracle WebCenter Sitesの統合に関連します。EloquaとWebCenter Sitesの統合により、マーケティング担当者は訪問者のオンライン・アクセスをマーケティング・キャンペーンに集中させたり、訪問者のアクセス・ルートをより効率的に管理できるようになります。統合によりコンテンツの重複がなくなり、チャネル全体におけるコンテンツのターゲット設定が効率化されます。Eloqua Integrationプロパティに新規セクションが追加されました。Eloqua Integrationカテゴリのプロパティを参照してください。
Engageプロパティ Engageは、WebCenter Sitesユーザーが訪問者データを収集するアセットを作成し、訪問者をセグメントに定義し、セグメントに基づき製品およびコンテンツを訪問者に推奨し、すべてのセグメントまたは特定のセグメントに適用するプロモーションを実行できるようにする、WebCenter Sitesのマーケティング・コンポーネントです。Engageカテゴリの下に分類されたプロパティにより、管理者は、Engageアセットにより収集された訪問者データを管理し、Engageアセットの作成時にマーケティング担当者が選択できるオプションを構成することができます。次のEngageプロパティが追加されました。
  • sessionvisitor.attributes.driver

  • sessionvisitor.attributes.password

  • sessionvisitor.attributes.user

  • vis.useSessionVisitorConnection

  • sessionvisitor.attributes.url

Engageカテゴリのプロパティを参照してください。

Securityプロパティ Securityカテゴリのプロパティでは、セキュリティが管理および配信システムの両方でどのように構成されるかを決定します。さらに、サブカテゴリContent Securityを含むセキュリティ・プロパティにより、WebCenter Sitesで開発されたWebサイトのコンテンツ・セキュリティ保護を構成することができます。次のSecurityプロパティが追加されました。
  • X-XSS-Protection

  • X-Content-Type-Options

Securityカテゴリのプロパティを参照してください。

Userプロパティ WebCenter Sitesのwcs_properties.jsonファイルに含まれるUserカテゴリのプロパティは、WebCenter Sitesユーザーの実装に関連します。これにはLDAPおよびWebCenter Sitesデータベース表を使用したユーザー名の作成および登録が含まれます。jndi.context.referralプロパティが追加されました。Userカテゴリのプロパティを参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートをご購入のOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。