2.13 パスワード保護された収集zipファイルを生成するためのコマンドライン・オプション

診断収集zipファイルを暗号化および復号化するには、この項のコマンドのリストを使用します。

表2-4 診断収集zipファイルの暗号化および復号化

オプション 説明

./orachk –d start –encryptzip

./exachk –d start –encryptzip

-encryptzipオプションを指定してデーモンを起動します。

デーモンは、起動時にパスワードの入力を要求します。デーモンはそれ以降のオンデマンド実行収集およびスケジュールされている実行収集をそのパスワードで暗号化します。

ノート:

-encryptzipが渡されると、診断収集zipファイルを正常に暗号化した後、Oracle ORAchkおよびOracle EXAchkによって収集ディレクトリが削除されます。

./orachk [-option value] -encryptzip

./exachk [-option value] -encryptzip

実行結果を暗号化します。

パスワードの入力を求め、実行の最後に作成された収集をそのパスワードで暗号化します。

収集を生成する他のOracle ORAchkおよびOracle EXAchkオプションとともに-encryptzipを使用できます。

次に例を示します。
./orachk -profile profile-name -encryptzip
./orachk -profile sysadmin -encryptzip
./orachk -check check-id -encryptzip
./orachk -check D47661C55B1A291AE0431EC0E50A5C53 -encryptzip

ノート:

-encryptzipが渡されると、診断収集zipファイルを正常に暗号化した後、Oracle ORAchkおよびOracle EXAchkによって収集ディレクトリが削除されます。

./orachk -encryptzip zip_file

./exachk -encryptzip zip_file

すでに生成されている収集を暗号化します。

パスワードの入力を求め、指定されたzipファイルをそのパスワードで暗号化してから、orachk_host_db_encrypted_date_time.zipのように収集の名前を変更します。

ノート:

-encryptzipが渡されると、診断収集zipファイルを正常に暗号化した後、Oracle ORAchkおよびOracle EXAchkによって収集ディレクトリが削除されます。

./orachk -decryptzip zip_file

./exachk -decryptzip zip_file

暗号化された収集を復号化します。

パスワードの入力を求め、指定されたzipファイルをそのパスワードで復号化してから、orachk_host_db_date_time.zipのように収集の名前を変更します。