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Oracle ClusterwareでのHACMPの使用方法について

Oracle Clusterwareの投票ファイルごとに、1つのMulti-node Disk Heartbeat(MNDHB)ネットワークを定義する必要があります。

MNDHBと投票ディスクの各ペアは、他のペアとは別の、単一のハード・ディスクに配置する必要があります。また、拡張コンカレント・ボリューム・グループにあるMNDHBネットワークの定数に対してアクセスが失われるとノードが停止されるようにMNDHBを構成する必要があります。

クラスタができるだけ分断されないように、複数のIPネットワークと1つ以上の非IPネットワークを使用してHACMPをデプロイすることをIBMは薦めています。非IPネットワークは、RS232またはディスク・ハートビートを使用して実装できます。データベースの記憶域にOracle RACおよびHACMP拡張コンカレント・リソース(拡張されたコンカレント論理ボリューム)を使用するシステムの場合は、MNDHBネットワークを構成する必要があります。

Oracle Clusterwareをインストールする前に、HACMPをインストールおよび構成し、稼働させる必要があります。Oracle RAC構成では、Oracle RACネットワーク・インタフェース(パブリック、VIPまたはプライベート)上のIPフェイルオーバーにHACMPを使用しないでください。Oracle RACのVIPフェイルオーバーは、Oracle Clusterwareによって管理されるため、これらのネットワーク・インタフェースは、HACMP IPフェイルオーバーを使用する構成にはしないでください。Oracle RACネットワーク・インタフェースは、個々のノードとOracle RACインスタンスに割り当てられます。HACMPが、異なるインタフェースでIPアドレスを再構成したり、異なるノードでアドレスをフェイルオーバーすると、Oracle Clusterwareで問題が発生する場合があります。Oracle RACノード上のIPアドレスのフェイルオーバーにHACMPを使用できるのは、Oracle RACがこれらのアドレスを使用しない場合のみです。