- Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイド
- Oracle Grid Infrastructureのアップグレード
- 以前のリリースへのOracle Clusterwareのダウングレード
- Oracle Clusterwareの18cへのダウングレード
- Oracleスタンドアロン・クラスタの18cへのダウングレード
Oracleスタンドアロン・クラスタの18cへのダウングレード
アップグレードが正常に完了した後、Oracleスタンドアロン・クラスタをOracle Grid Infrastructure 18cにダウングレードするには、この手順を使用します。
grid
ユーザーとして、Oracle Grid Infrastructure 19c管理データベースを削除します。$ $ORACLE_HOME/bin/dbca -silent -deleteDatabase -sourceDB -MGMTDB
root
ユーザーとして、19cのGridホームからコマンド構文rootcrs.sh -downgrade
を使用して、すべてのノード上のOracle Grid Infrastructureを任意の順序でダウングレードします。次に例を示します。# $ORACLE_HOME/crs/install/rootcrs.sh -downgrade
Oracle Grid Infrastructureのインストール・ユーザーに対して書込み権限のあるディレクトリから、このコマンドを実行します。1つを除くすべてのクラスタ・ノード上で、ダウングレード・スクリプトを並行して実行できます。
root
ユーザーとして、その他すべてのノードをダウングレードした後、最後のノードをダウングレードする必要があります。# $ORACLE_HOME/crs/install/rootcrs.sh -downgrade
grid
ユーザーとして、Oracle Grid Infrastructure 19cのGridホームを、アクティブなOracle Clusterwareホームとして削除します。-
rootupgrade.sh
スクリプトが正常に実行されたクラスタ・メンバー・ノードのいずれかで、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者としてログインします。 -
次のコマンドを使用してインストーラを起動します(
/u01/app/19.0.0/grid
は新しい(アップグレードされた) Gridホームです)。$ cd $ORACLE_HOME/oui/bin ./runInstaller -nowait -waitforcompletion -ignoreSysPrereqs -updateNodeList -silent CRS=false ORACLE_HOME=/u01/app/19.0.0/grid "CLUSTER_NODES=node1,node2,node3" -doNotUpdateNodeList
Gridホームが共有ホームの場合は、フラグ
-cfs
を追加します。
-
grid
ユーザーとして、Oracle Grid Infrastructure 18cのGridホームをアクティブなOracle Clusterwareホームとして設定します。-
rootupgrade
スクリプトが正常に実行されたクラスタ・メンバー・ノードのいずれかで、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者としてログインします。 -
次のコマンドを使用して、インストーラを開始します。
ORACLE_HOME
に指定するパスは、以前のOracle Clusterwareインストールのホーム・ディレクトリの場所です。$ cd $ORACLE_HOME/oui/bin $ ./runInstaller -nowait -waitforcompletion -ignoreSysPrereqs -updateNodeList -silent CRS=true ORACLE_HOME=/u01/app/18.0.0/grid "CLUSTER_NODES=node1,node2,node3"
-
root
ユーザーとして、すべてのノードで18cのOracle Clusterwareスタックを開始します。# crsctl start crs
grid
ユーザーとして、任意のOracle Grid Infrastructure 18cノードから、次のようにMGMTDBリソースを削除します。$ $ORACLE_HOME/bin/srvctl remove mgmtdb -f
- 次のように、
grid
ユーザーとして、18cのGridホームからサイレント・モードでDBCAを実行し、Management Databaseコンテナ・データベース(CDB)を作成します。$ $ORACLE_HOME/bin/dbca -silent -createDatabase -createAsContainerDatabase true -templateName MGMTSeed_Database.dbc -sid -MGMTDB -gdbName _mgmtdb -storageType ASM -diskGroupName ASM_DG_NAME -datafileJarLocation /u01/app/18.0.0/grid/assistants/dbca/templates -characterset AL32UTF8 -autoGeneratePasswords -skipUserTemplateCheck
$ORACLE_HOME/bin/mgmtca —local
からConfiguration Assistantを実行し、Management Databaseを構成します。grid
ユーザーとして、19c Gridホームからpost_gimr_ugdg.pl
スクリプトを実行します。$ $ORACLE_HOME/crs/install/post_gimr_ugdg.pl -downgrade -clusterType SC -destHome /u01/app/19.0.0/grid -lowerVersion 18.0.0.0.0 -oraBase /u01/app/grid2
説明:
SC
は、Oracleスタンドアロン・クラスタとしてのクラスタのタイプです。-clusterType
の値は、Oracleスタンドアロン・クラスタの場合がSC、Oracleドメイン・サービス・クラスタの場合がDSC、Oracleメンバー・クラスタの場合がMCになります。/u01/app/19.0.0/grid
は、Oracle Grid Infrastructure 19cのOracleホームです。18.0.0.0.0
は、ダウングレードするOracle Grid Infrastructureのバージョンです。/u01/app/grid2
は、Oracle Grid Infrastructure19cのOracleベースです。