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Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)へのダウングレード

この手順を使用して、Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)にダウングレードします。

  1. Oracle Grid Infrastructure 19c管理データベースを削除します。

    $ dbca -silent -deleteDatabase -sourceDB -MGMTDB 
  2. コマンド構文Grid_home/crs/install/rootcrs.sh -downgradeを使用して、Oracle Grid Infrastructure 19cのリソースを停止し、スタックを停止します。Oracle Grid Infrastructureのインストール・ユーザーに対して書込み権限のあるディレクトリから、このコマンドを実行します。

    1つを除くすべてのクラスタ・ノード上で、ダウングレード・スクリプトを並行して実行できます。

  3. その他すべてのノードをダウングレードしてから、最後のノードをダウングレードします。

    # /u01/app/19.0.0/grid/crs/install/rootcrs.sh -downgrade 
  4. アクティブなOracle ClusterwareホームとしてOracle Grid Infrastructure 19c Gridホームを削除するには、次のステップを実行します。

    1. rootupgrade.shスクリプトが正常に実行されたクラスタ・メンバー・ノードのいずれかで、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者としてログインします。

    2. 次のコマンドを使用してインストーラを起動します(/u01/app/19.0.0/gridは新しい(アップグレードされた) Gridホームです)。

    $ cd /u01/app/19.0.0/grid/oui/bin 
    $ ./runInstaller -nowait -waitforcompletion -ignoreSysPrereqs -updateNodeList
     -silent CRS=false ORACLE_HOME=/u01/app/19.0.0/grid 
     "CLUSTER_NODES=node1,node2,node3" -doNotUpdateNodeList 
    

    Gridホームが共有ホームの場合は、-cfsオプションを追加します。

  5. アクティブなOracle ClusterwareホームとしてOracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2) Gridホームを設定するには、次のステップを実行します。

    1. rootupgradeスクリプトが正常に実行されたクラスタ・メンバー・ノードのいずれかで、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者としてログインします。

    2. 次のコマンドを使用して、インストーラを開始します(ここで、ORACLE_HOMEに指定するパスは、以前のOracle Clusterwareインストールのホーム・ディレクトリの場所です)。

      $ cd /u01/app/11.2.0/grid/oui/bin 
      $ ./runInstaller -nowait -waitforcompletion -ignoreSysPrereqs -updateNodeList
       -silent CRS=true ORACLE_HOME=/u01/app/11.2.0/grid 

      Gridホームが共有ホームの場合は、-cfsオプションを追加します。

  6. コマンドcrsctl start crsを使用して、以前のリリースのOracle ClusterwareホームからOracle Clusterwareスタックを手動で起動します。たとえば、前のリリースのホームが/u01/app/11.2.0/gridである場合は、各ノードで次のコマンドを使用します。

    /u01/app/11.2.0/grid/bin/crsctl start crs