以前のリリースのGridホームのロック解除および削除

以前のリリースからアップグレードした後、以前のリリースのOracle Grid Infrastructureホームを削除する場合は、まず以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更する必要があります。

次の手順で、Oracle Grid Infrastructureインストールをロック解除します。

  1. rootとしてログインし、次のコマンド構文を使用して以前のリリースのグリッド・ホームの権限と所有権を変更します(oldGHは以前のリリースのグリッド・ホーム、giownerはOracle Grid Infrastructureのインストール所有者、oldGHParentは以前のリリースのグリッド・ホームの親ディレクトリです)。

    #chmod -R 755 oldGH
    #chown -R giowner oldGH
    #chown giowner oldGHParent

    たとえば:

    #chmod -R 755 /u01/app/18.0.0/grid
    #chown -R grid /u01/app/18.0.0/grid
    #chown grid /u01/app/18.0.0
    
  2. gridユーザーとして、以前のリリースのGridホームのoldGH/deinstallディレクトリから-checkonlyパラメータを使用して、Oracleソフトウェア・ホーム構成のステータスを確認します。

    oldGH/deinstall/deinstall -checkonly -silent -o /tmp/ -tmpdir /tmp
  3. 以前のリリースのGridホームのoldGH/deinstallディレクトリからdeinstallコマンドを使用して、以前のリリースのGridホームを削除します。

    oldGH/deinstall/deinstall -silent -tmpdir /tmp/rsp_file
  4. rootユーザーとして、/tmp/deinstall<date>/ディレクトリからrootdeinstall.shスクリプトを実行します。
    /tmp/deinstall<date>/rootdeinstall.sh

注意:

Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースからdeinstallコマンドを使用する必要があります。以前のリリースからOracleソフトウェアを削除するときは、それより新しいリリースからdeinstallコマンドを実行しないでください。たとえば、既存の18.0.0.0.0のOracleホームからOracleソフトウェアを削除するために19.0.0.0.0のOracleホームからdeinstallコマンドを実行しないでください。