Oracle Grid Infrastructureのアップグレードのテスト実行モードについて
Oracle Grid Infrastructureのアップグレードのテスト実行モードを使用すると、アップグレードに対するシステム準備状況を確認できます。
Oracle Grid Infrastructure19c以上では、Oracle Grid Infrastructureインストーラで、アップグレードに対するシステムの準備状況を確認するために、アップグレードのテスト実行を実行できます。Oracle Grid Infrastructureのアップグレードのテスト実行を実行するには、必要なユーザー・グループ権限を持つ新しいGridホームを作成し、Oracle Grid Infrastructure 19cのゴールド・イメージを新しいGridホームに抽出した後、—dryRunForUpgradeフラグを付けてインストーラを起動します。
スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructure (Oracle Restart)構成では、アップグレードのテスト実行はサポートされません。
ノート:
インストーラは、アップグレードのテスト実行モードでは実際のアップグレードを実行しません。テスト実行が成功した場合は、任意のクラスタ・ノードからフラグなしでインストーラを再起動して、Oracle Grid Infrastructureをアップグレードできます。アップグレードのテスト実行モードでは、インストーラによって次のタスクが実行されます。
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新規リリースの記憶域とネットワークの構成を検証します
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システムが新しいリリースのソフトウェアおよびハードウェア要件を満たしていることを確認します
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パッチ要件を確認し、アップグレードを開始する前に必要なパッチを適用します
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システム構成の問題やエラーを
gridSetupActions<timestamp>.logログ・ファイルに書き込みます
グリッド・インフラストラクチャのアップグレードのテスト実行のフローは、通常のアップグレードと似ていますが、インストーラによって構成ツールが実行されません。