Oracle Clusterwareの記憶領域要件
様々なOracle Clusterデプロイメントに対して、Oracle Clusterwareファイルをインストールするために、冗長タイプに基づいて最小ディスク数と最小ディスク領域要件を決定するには、この情報を使用します。
Oracleスタンドアロン・クラスタに必要なOracle Clusterware記憶域の合計
Oracleスタンドアロン・クラスタのインストールにおいて、グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)のMGMTディスク・グループを作成する場合、35GB以上の空き容量のあるディスク・グループを使用するよう、インストーラによって求められます。
ノート:
Oracle Grid Infrastructure 19c以降、Oracleスタンドアロン・クラスタ・デプロイメントに対するGIMRの構成はオプションです。Oracle Grid Infrastructure 19cにアップグレードする際には、ソースGridホームにGIMRが構成されている場合にのみ、新しいGIMRが作成されます。Oracle Clusterwareの記憶域要件は、冗長レベルごとに異なります。次の表に、各冗長レベルの記憶領域要件をリストします。
ノート:
DATAディスク・グループにはOCRおよび投票ファイルが格納され、MGMTディスク・グループにはGIMRおよびOracle Clusterwareバックアップ・ファイルが格納されます。
表7-1 GIMR構成を使用するOracleスタンドアロン・クラスタの最小使用可能領域要件
| 冗長レベル | DATAディスク・グループ | MGMTディスク・グループ | 合計記憶域 |
|---|---|---|---|
|
外部 |
1GB |
28GB 4つを超える各ノード: 5GB |
29 GB |
|
標準 |
2GB |
56GB 4つを超える各ノード: 5GB |
58 GB |
-
GIMRおよびOracle Clusterwareのバックアップ・ファイルには、
DATA以外の別個のディスク・グループを使用することをお薦めします。 -
Oracleスタンドアロン・クラスタの初期GIMRサイズ設定は、4つまでのノード用です。クラスタに追加された新しい各ノードで、GIMRおよびOracle Clusterwareバックアップ・ファイルを含むディスク・グループにさらに記憶領域を追加する必要があります。
表7-2 GIMR構成を使用しないOracleスタンドアロン・クラスタの最小使用可能領域要件
| 冗長レベル | DATAディスク・グループ | 合計記憶域 |
|---|---|---|
|
外部 |
1GB |
1GB |
|
標準 |
2GB |
2GB |
|
高/フレックス/拡張 |
3GB |
3GB |
-
Oracle Clusterwareのバックアップ・ファイルには、
DATA以外の別個のディスク・グループを使用することをお薦めします。 -
Oracleスタンドアロン・クラスタの初期のサイズ設定は最大4ノードです。クラスタに追加された新しいノードごとに、Oracle Clusterwareのバックアップ・ファイルを格納するディスク・グループに記憶域をさらに追加する必要があります。