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OSDBAへのMLOCK権限の付与

Oracle Databaseインストール・エラーを回避するために、MLOCK権限をdbaに付与します。

非同期入出力擬似ドライバをHP-UX上で使用すると、Oracle DatabaseがRAWディスク・パーティションに対する入出力を非同期方式で実行できるようになり、入出力のオーバーヘッドが軽減してスループットが向上します。Oracle Databaseで非同期入出力操作を処理できるようにするには、Oracle Databaseのインストールを開始する前に、MLOCK権限をOSDBAグループ(dba)に割り当てます。

MLOCK権限を割り当てるには:
  1. rootユーザーとしてログインします。
  2. テキスト・エディタを使用して/etc/privgroupファイルを開くか、必要な場合は作成します。
  3. OSDBAグループの名前で始まる次の行を追加または編集し、MLOCK権限を指定します。
    dba RTPRIO RTSCHED MLOCK
    

    ノート:

    このファイルでは、特定のグループに対する権限の指定に1行のみを使用する必要があります。このファイルにdbaグループに関する行がすでに含まれている場合は、その行にMLOCK権限を追加してください。
  4. ファイルを保存してテキスト・エディタを終了します。
  5. 次のコマンドを入力し、OSDBAグループに権限を付与します。
    # /usr/sbin/setprivgrp -f /etc/privgroup
    
  6. 次のコマンドを入力し、権限が正しく設定されているかどうかを確認します。
    # /usr/bin/getprivgrp dba