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グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリについて

すべてのOracleドメイン・サービス・クラスタにはグリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)が含まれていますが、Oracleスタンドアロン・クラスタの場合、GIMRの構成はオプションです。

グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)または管理データベース(MGMTDB)は、各クラスタのGIMR用のプラガブル・データベース(PDB)を持つマルチテナント・データベースです。GIMRは、クラスタに関する次の情報を格納します。

  • クラスタ状態モニターが収集するリアル・タイム・パフォーマンス・データ

  • Cluster Health Advisorが収集するフォルト、診断およびメトリック・データ

  • Oracle Clusterwareが収集する、すべてのリソースに関するクラスタ全体のイベント

  • サービスのクオリティ管理(QoS)によって収集されるワークロード・パフォーマンスおよびCPUアーキテクチャのデータ

  • Oracle Fleet Patching and Provisioningに必要なメタデータ

Oracle Grid Infrastructure 19c以降では、Oracleスタンドアロン・クラスタ・デプロイメントでのGIMRの構成はオプションです。Oracleスタンドアロン・クラスタは、GIMRをOracle ASMディスク・グループまたは共有ファイル・システムにローカルにホストし、このGIMRは単一プラガブル・データベース(PDB)を含むマルチテナント・データベースです。

グローバルGIMRは、Oracleドメイン・サービス・クラスタで実行されます。Oracleドメイン・サービス・クラスタは、GIMRを別のOracle ASMディスク・グループにローカルにホストします。データベース用のOracleメンバー・クラスタは、Oracleドメイン・サービス・クラスタにあるリモートGIMRを使用します。リモート・クラスタでGIMRをホストすると、クラスタ上の追加のインフラストラクチャ・リポジトリを実行する際のオーバーヘッドが削減されます。Oracleドメイン・サービス・クラスタ用のGIMRは、1つのPDBと、追加される各メンバー・クラスタ用の追加のPDBを持つマルチテナント・データベースです。

Oracleドメイン・サービス・クラスタを構成する場合は、インストーラにより、GIMR用に別個のOracle ASMディスク・グループを構成するよう求められます。デフォルト名はMGMTです。