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Oracle Grid Infrastructureのインストールについて

Oracle Grid Infrastructureは、Oracleスタンドアロン・クラスタ、Oracleドメイン・サービス・クラスタまたはOracleメンバー・クラスタとしてインストールできます。

Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)以上では、インストール・メディアがOracle Grid Infrastructureインストーラのzipファイルに置き換えられています。このzipファイルをターゲット・ホームのパスに解凍した後、インストール・ウィザードを実行します。

インストール中に、求められている操作やインストール時に指定する必要がある入力内容について疑問がある場合にはいつでも、インストーラ・ウィンドウの「ヘルプ」ボタンをクリックします。

インストールを開始する前に、ネットワーク情報、記憶域情報およびオペレーティング・システムのユーザーとグループを使用できるようにして、rootスクリプトを実行する準備を行う必要があります。Oracleメンバー・クラスタのインストールの場合は、このマニュアルで説明されているとおりにメンバー・クラスタmanifestファイルを作成済であることを確認してください。

最初のノードでクラスタ用Oracle Grid Infrastructureソフトウェアを所有する(grid)ユーザーとして、クラスタ用のOracle Grid Infrastructureをインストールします。インストール中、インストーラはセキュア・シェル(SSH)を使用してバイナリ・ファイルをこのノードから他のノードにコピーすることに注意してください。インストールの際に、クラスタ・ノード情報ウィンドウで、クラスタのノードを指定するときに「SSH接続」をクリックすると、インストーラにより指定されたノード間のSSH接続が構成されます。

ノート:

これらのインストール手順では、システムにOracleソフトウェアがまったくインストールされていないことを前提としています。Oracle ASMLIBがインストール済である場合、Oracle ASMLIBをアンインストールしてからでないとOracle ASMフィルタ・ドライバ(Oracle ASMFD)をインストールできません。Oracle ASMにより使用されるディスクの管理に、Oracle ASMFDのかわりにOracle ASMLIBを使用できます。