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最初のノードの不完全なアップグレードの続行

最初のノードでOracle Grid Infrastructureのアップグレードが失敗した場合、アップグレードを完了するにはこの情報を確認します。

  1. rootスクリプトの失敗で、CLSRSC-400メッセージにより再起動が必要であることが示される場合、最初のノードを再起動します(アップグレードを開始したノード)。そうでない場合は、エラー出力に報告されたエラー状態を修正またはクリアします。

  2. 必要に応じて、最初のノードにrootとしてログインします。最初のノードでディレクトリを新しいGridホームに変更し、そのノードで再度rootupgrade.shスクリプトを実行します。たとえば:

    [root@node1]# cd /u01/app/19.0.0/grid
    [root@node1]# ./rootupgrade.sh
    
  3. クラスタ内の他のすべてのノードでアップグレードを完了します。

    [root@node2]# ./rootupgrade.sh
    
  4. レスポンス・ファイルを構成し、インストール用のパスワードを指定します。

  5. アップグレードを完了するには、Gridインストール所有者としてログインしてから、Grid_homeにあるgridSetup.shを実行して、作成したレスポンス・ファイルを指定します。たとえば、レスポンス・ファイルがgridinstall.rspの場合は次のとおりです。

    [grid@node1]$ /u01/app/19.0.0/grid/gridSetup.sh -executeConfigTools -responseFile 
    /u01/app/19.0.0/grid/install/response/gridinstall.rsp
    

    ノート:

    Oracle Grid Infrastructureを再アップグレードするときには、executeConfigToolsコマンドで-allフラグを使用して、すべての構成ツールを実行する必要があります。