HugePagesのメモリー割当ての確認
使用するオペレーティング・システムでHugePagesを有効にしている場合は、この情報を確認してください。
Linuxプラットフォームのインストールでは、Oracle Databaseの最高のパフォーマンスを得るためにHugePagesを使用することをお薦めします。HugePagesが有効になっているサーバー上のOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseをアップグレードする場合、HugePagesのメモリー割当て要件を確認することをお薦めします。
GIMRとHugePagesメモリー
Oracleドメイン・サービス・クラスタのインストールにはグリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)が含まれていますが、Oracleスタンドアロン・クラスタのインストールの場合、GIMRの構成はオプションです。HugePagesがクラスタ・メンバー・ノードで構成されている場合、GIMRのシステム・グローバル領域(SGA)は、HugePagesメモリーにインストールされます。GIMRのSGAは、HugePagesメモリーを最大1GBまで占有します。Oracle Grid Infrastructureは、クラスタにインストールされたOracle Databaseより前に起動します。
クラスタ・メンバー・ノードのオペレーティング・システムのHugePagesに対するメモリー割当てが、クラスタのすべてのOracle Databaseインスタンスに対応するSGAのサイズにとって不十分な場合、1つ以上のOracle Database SGAがHugePagesではなく通常のページにマップされ、期待するパフォーマンスに到達しないことがあります。この問題を回避するには、アップグレードを計画するときに、HugePages用に予約するメモリーが、メモリー要件に対応するのに十分な大きさであることを確認してください。
クラスタ上でSGAを実行する予定のすべてのデータベースに対して十分な大きさのメモリーをHugePagesに割り当て、HugePagesグリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリのSGAに対応します。