Oracle Grid Infrastructureのネットワーク構成オプションについて
クラスタ用Oracle Grid Infrastructureのインストールに必要なネットワーク・ハードウェアおよびインターネット・プロトコル(IP)・アドレスがあることを確認します。
Oracle Clusterwareのネットワーク
Oracle Clusterware構成には次の2つ以上のインタフェースが必要です。
-
ユーザーとアプリケーション・サーバーがデータベース・サーバー上のデータにアクセスするために接続するパブリック・ネットワーク・インタフェース
-
ノード間の通信用のプライベート・ネットワーク・インタフェース。
指定されたネットワーク上でIPv4プロトコルまたはIPv6プロトコルのいずれかを使用するようにネットワーク・インタフェースを構成できます。冗長なネットワーク・インタフェース(ボンディングまたはチーミングされたインタフェース)を使用する場合、Oracleでは、1つのインタフェースがIPv4アドレスをサポートしていますが、別のインタフェースがIPv6アドレスをサポートするような構成はサポートしていないので注意してください。冗長なインタフェースのネットワーク・インタフェースは、同じIPプロトコルを使用して構成する必要があります。
クラスタ内のすべてのノードには、同じIPプロトコル構成を使用する必要があります。すべてのノードがIPv4のみを使用するか、すべてのノードがIPv6のみを使用するかのいずれかです。クラスタ内の一部のノードがIPv6アドレスのみをサポートするように構成し、その他のノードがIPv4アドレスのみをサポートするように構成することはできません。
VIPエージェントは、ステートレス・アドレス自動構成(RFC 2462)を使用したIPv6の生成をサポートしており、これらのアドレスをGNSで通知します。srvctl config
ネットワーク・コマンドを実行して、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)またはステートレス・アドレス自動構成が使用されているかを識別します。
Oracle RAC環境でサポートされるネットワーク・プロトコルおよびハードウェアの最新情報は、My Oracle Supportの「動作保証」ページを参照してください。