Oracle Solaris Clusterゾーン・クラスタ内のOracle RACデプロイメントについて
ゾーン・クラスタは、複数のOracle Solarisゾーンで構成され、それぞれが固有の別々のサーバーに存在し、クラスタを構成するゾーンは単一の仮想クラスタにリンクされています。
複数のゾーン・クラスタが単一のグローバル・クラスタに存在でき、グローバル・クラスタ上でのマルチクラスタ・アプリケーションを統合する方法が提供されます。グローバル・クラスタのノードは、物理マシンまたは仮想マシン(Oracle VM Server for SPARC論理ドメインなど)のいずれかで構成できます。グローバル・クラスタでは物理ノードおよび仮想ノードを組み合せることもできます。
ゾーン・クラスタにOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)をインストールすると、異なるデータベース・バージョンまたは同じデータベースの異なるデプロイメント(たとえば、本番用に1つ、開発用に1つ)を持つことができます。このアーキテクチャを使用すると、複数層のソリューションの異なる部分を異なる仮想ゾーン・クラスタにデプロイすることもできます。たとえば、Oracle RACおよびアプリケーション・サーバーを同じグローバル・クラスタの異なるゾーン・クラスタにデプロイできます。この方法を使用すると、層と管理ドメインを互いに切り離し、一方ではOracle Solaris Clusterによって提供される簡略化された管理を利用できます。
関連項目:
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次のリンクにあるOracle DatabaseおよびOracle RACのサポートされる仮想化テクノロジ:
http://www.oracle.com/technetwork/database/virtualizationmatrix-172995.html#NoteSolarisx64ZONERAC
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Oracle Solarisのゾーン・クラスタの詳細は、Oracle Solaris Clusterソフトウェア・インストレーション・ガイドを参照してください。