追加の共有メモリー識別子の制限の構成
18c以降、Oracle Solarisシステムでは、Oracle Databaseは、管理対象グローバル領域(MGA)とも呼ばれるプロセス・グループ間でメモリーを共有する新しい方法を使用します。この新しいメソッドのオペレーティング・システム・メモリー割当てメカニズムは、最適化共有メモリー(OSM)です。
次のように、追加の共有メモリー識別子を構成し、共有メモリー制限を増やすことをお薦めします。
MGAセグメントの追加数(project.max-shm-ids) = MGAメモリー・サイズ/グラニュル・サイズ
内容は次のとおりです。
MGAメモリー・サイズは、Oracle Databaseインスタンス内のすべてのプロセスの累積MGAメモリー要件サイズです。通常、Oracleプロセスごとに2MBです。
グラニュル・サイズの最小値は4 MBです。大規模なSGAの場合、グラニュル・サイズは512 MBまで自動的に増加することがあります。
近似のグラニュル・サイズを確認するには、次の表を参照してください。
表B-3 SGA値のグラニュル・サイズ
SGA | グラニュル・サイズ |
---|---|
1 GB未満 | 4 MB |
1GBから8GB | 16 MB |
8GBから16GB | 32 MB |
16から32GB | 64 MB |
32GBから64GB | 128 MB |
64GBから128GB | 256 MB |
128 GBより大きい | 512 MB |
親トピック: Oracle Solarisのカーネル・パラメータの構成