以前のリリースのGridホームのロック解除および削除
以前のリリースからアップグレードした後、以前のリリースのOracle Grid InfrastructureのGridホームを削除する場合は、以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更する必要があります。
次の手順で、Oracle Grid Infrastructureインストールをロック解除します。
-
root
としてログインし、次のコマンド構文を使用して以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更します(oldGHは以前のリリースのGridホーム、swownerはOracle Grid Infrastructureのインストール所有者、oldGHParentは以前のリリースのGridホームの親ディレクトリです)。#chmod -R 755 oldGH #chown -R swowner oldGH #chown swowner oldGHParent
次に例を示します。
#chmod -R 755
/u01/app/18.0.0/grid
#chown -R grid/u01/app/18.0.0/grid
#chown grid /u01/app/18.0.0 -
以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更した後、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者(前述の例では
grid
)としてログインし、以前のリリースのGridホーム(oldGH)の$ORACLE_HOME/deinstall
ディレクトリからdeinstall
コマンドを使用します。
注意:
Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースのdeinstall
コマンドを使用する必要があります。以前のリリースのOracleソフトウェアの削除には、それより新しいリリースのdeinstall
コマンドは使用しないでください。たとえば、既存の18.0.0.0.0 OracleホームからOracleソフトウェアを削除する場合、19.0.0.0.0 Oracleホームからdeinstall
コマンドを実行しないでください。