6 Oracle DatabaseおよびGrid Infrastructureの共有記憶域の構成
サポートされる記憶域オプションを確認し、インストール計画プロセスの一部として前提条件のタスクを実行します。
ノート:
現在、共有記憶域としてWindows用のOCFSを使用している場合は、Oracle DatabaseおよびOracle Grid Infrastructureのアップグレード前に、Oracle ASMを使用するように移行する必要があります。- Oracle Grid InfrastructureおよびOracle RACでサポートされている記憶域オプション
Oracle ClusterwareとOracle RACデータベースの両方とも、クラスタ内のすべてのノードで使用できる必要があるファイルを使用します。次の表に、Oracle ClusterwareおよびOracle RACファイルを格納するために使用できる記憶域オプションを示します。 - Oracle ACFSおよびOracle ADVM
Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)は、マルチプラットフォームのスケーラブルなファイル・システムであり、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)の機能を拡張して、すべてのファイル・タイプをサポートするストレージ管理テクノロジです。 - Oracle Grid InfrastructureおよびOracle RACの記憶域についての考慮事項
すべてのインストールに対して、Oracle Grid Infrastructure (Oracle ClusterwareおよびOracle ASM)およびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースに使用する記憶域オプションを選択する必要があります。 - 共有記憶域オプションを選択するためのガイドライン
選択した記憶域オプションの要件がすべて満たされている場合、各ファイル・タイプでサポートされている共有記憶域オプションのいずれの組合せでも使用できます。 - 既存のOracle ASMインスタンスの移行について
Oracle Automatic Storage Management Configuration Assistant (ASMCA)を使用して、既存のOracle ASMインスタンスをOracle ASM 12cリリース1 (12.1)以上にアップグレードできます。 - 共有ディスクの事前準備
Windowsプラットフォームで共有記憶域を使用する場合は、追加のインストール前タスクを実行します。 - 共有記憶域のディスク・パーティションの構成
ディスク・パーティションを作成するには、オペレーティング・システムまたはサード・パーティ・ベンダーが提供するディスク管理ツールを使用します。