5.2.7 ロール割当てをしたグループおよびユーザーの使用例
Optimal Flexible Architecture (OFA)デプロイメントに準拠して、ロール割当てをしたグループおよびユーザーを使用できます。
前提条件:
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Oracle Grid Infrastructureソフトウェアをインストールするユーザーの名前は
RACDOMAIN\grid
です。このユーザーは、インストールの開始前に作成します。Windows組込みアカウントを使用するオプションが、Oracle Grid InfrastructureのOracleホーム・ユーザーに対して選択されています。
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Oracle Grid Infrastructureインストールのホーム・ディレクトリの名前は、
OraGrid19c
です。 -
Oracle RACソフトウェアをインストールするユーザーの名前は
oracle
です。このユーザーは、インストールの開始前に作成します。Oracle RACのインストール時には、
RACDOMAIN\oradba1
というOracleホーム・ユーザーが指定されています。oradba1
ユーザーは、インストールの開始前に作成されたWindowsドメイン・ユーザーです。Oracle RACインストールのOracleホーム名は、
OraRAC19c_home1
です。 -
このサーバーには、2つ目のOracle Databaseインストール(Oracle RAC以外)があります。このインストールは、
oracle
ユーザーで実行しました。Oracleホーム・ユーザーはoradba2
で、このユーザーはインストールの開始前に作成されませんでした。Oracleホーム名は
OraDB19c_home1
です。 -
Oracle DatabaseとOracle Clusterwareの両方が、データ保存のためにOracle ASMを使用するように構成されています。
Oracleソフトウェアをインストールした後のグループとユーザーは、次のとおりです。
オペレーティング・システム・グループ名 | グループのタイプ | メンバー |
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OSDBAグループ |
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Oracle RACホーム・ディレクトリ用のOSDBAグループ |
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Oracle Databaseホーム・ディレクトリ用のOSDBAグループ |
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OSOPERグループ |
なし |
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Oracle RACホーム・ディレクトリ用のOSOPERグループ |
なし |
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Oracle Databaseホーム・ディレクトリ用のOSOPERグループ |
なし |
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OSASMグループ |
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ASM用のOSOPERグループ |
なし |
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Oracle ASMクライアントのASMグループ用のOSDBA |
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SYSBACKUP、SYSDGおよびSYSKMのシステム権限をユーザーに認可する特殊なロール・グループ |
なし |
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SYSBACKUP、SYSDGおよびSYSKMのシステム権限をユーザーに認可する特殊なロール・グループ |
なし |
オペレーティング・システム・グループにユーザーが表示されていない場合、そのグループにはインストール後のメンバーがいません。
親トピック: 標準の管理ユーザー・グループと役割区分ユーザー・グループ