5.3.3 ユーザー・アカウント制御を使用したユーザー・アカウントの管理
信頼できるアプリケーションのみがコンピュータで実行されるように、Windows Server では、User Account Controlが提供されています。
ユーザー・アカウント制御セキュリティ機能を有効にすると、構成方法に応じて、Oracle Databaseのインストール時にOUIによって承認または資格証明のいずれかが求められます。承認またはWindowsの管理者資格証明のいずれかを指定します。
DBCA、NETCA、OPatchなどの一部のOracleツールを実行する場合や、Oracleホーム内のディレクトリに書込みを行うツールまたはアプリケーションを実行する場合は、管理者権限が必要です。User Account Controlが有効で、ローカル管理者としてログインしている場合は、これらの各コマンドを正常に実行できます。ただし、管理者グループのメンバーとしてログインしている場合は、Windows管理者権限でこれらのツールを明示的に実行する必要があります。
管理者権限が必要なすべてのOracleショートカットは、ショートカットをクリックすると自動的に管理者ユーザーとして実行されます。ただし、Windowsコマンド・プロンプトから前述のツールを実行する場合は、管理者コマンド・プロンプトから実行する必要があります。
OPatchにはショートカットがないため、管理者コマンド・プロンプトから実行する必要があります。
親トピック: ユーザー・アカウントの構成