4.9 Microsoft Windowsプラットフォームでの複数のASMインターコネクトの構成
Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)インターコネクトに複数のネットワーク・インタフェース・カードを使用する場合は、weakhostsend
ネットワーク・パラメータを有効にする必要があります。
Windows Vistaより前のMicrosoft Windowsバージョンでは、弱いホストの送受信モデルが使用されていました。Windows Vista、Windows Server 2008およびそれ以降のWindowsオペレーティング・システムのTCP/IPスタックでは、IPv4プロトコルおよびIPv6プロトコルの両方でデフォルトで強力なホストの送受信モデルがサポートされます。ASMインターコネクトに複数のネットワーク・インタフェース・カード(NIC)を使用するOracle RACノードでは、すべてのプライベート・サブネットにweakhostsend
パラメータを明確に設定することによって、弱いホストの送信を有効にする必要があります。
weakhostsend
パラメータを有効にしない場合、インターコネクトのパケットがブロックまたは破棄されるため、ASMインターコネクトで接続の問題が発生することがあります。インターコネクトは分離されたプライベート・ネットワーク上にあるため、weakhostsend
を有効にすることは危険だとは考えられていません。weakhostsend
パラメータを有効にすると、すべてのプライベートNICが複数のプライベート・サブネットにパケットを送信できます。
複数のインターコネクトを選択するには、インストール中に選択するか、インストール後にoifcfg setif
コマンドを使用します。