Oracle Exadataストレージ・サーバーの更新

Oracle Exadataストレージ・サーバーを新しいOracle Exadataソフトウェア・バージョンに更新します。

  1. Oracle Exadataストレージ・サーバー・イメージを作成します。

    次のコマンドでは、Oracle Exadataストレージ・サーバー・イメージを作成します。この例では、imageで追加するストレージ・サーバー・イメージの名前を指定し、imagetypeでOracle ExadataソフトウェアのEXAPATCHSOFTWAREを指定し、versionでOracle Exadataソフトウェアのバージョンを指定し、pathでインポートするストレージ・サーバー・イメージの絶対パスの場所を指定します。

    rhpctl import image -image image_name -imagetype EXAPATCHSOFTWARE 
    -version software_version -path absolute_path

    このコマンドを使用してストレージ・サーバー・イメージをインポートするとき、versionパラメータは、ノードでpatchmgrに必要なストレージ・サーバー・ソフトウェアのバージョンにする必要があります。pathパラメータには、ストレージ・サーバー更新のzipファイルを含める必要があります。

  2. Oracle Exadataストレージ・サーバー・イメージをクライアント・クラスタにデプロイします。

    次のコマンドでは、Oracle Exadataストレージ・サーバー・イメージをクライアント・クラスタにデプロイします。この例では、imageでデプロイするOracle Exadataストレージ・サーバー・イメージの名前を指定し、clientでイメージのデプロイ先となるクラスタの名前を指定し、pathでターゲット側またはクライアント側にOracle Exadataストレージ・サーバー・イメージをデプロイするための絶対パスの場所を指定します。

    rhpctl deploy image -image image_name 
    -client client_cluster_name -path image_file_path
  3. 現在の構成を評価し、アップグレード前チェックを実行します。

    次のコマンドでは、現在の構成を評価し、アップグレード前チェックを実行します。この例では、cellsでストレージ・サーバーのリストを指定し、imageで更新に使用するOracle Exadataストレージ・サーバー・イメージの名前を指定し、clientでストレージ・サーバーを更新するクラスタの名前を指定し、batchesでノードのバッチのカンマ区切りリストを"(nA,nB,...),(...,nY,nZ)"形式(各バッチはカッコで囲まれたノード名のカンマ区切りリストであり、ノード名は二重引用符("")で囲まれています)で指定します。

    rhpctl update exadata -cells comma_separated_list_of_cells -image image_name -client client_cluster_name
     [-patchmgrargs "-patch_manager_arguments"] -eval
  4. Oracle Exadataストレージ・サーバーを新しいイメージで更新します。
    rhpctl update exadata -cells comma_separated_list_of_cells -image image_name -client client_cluster_name
     [-patchmgrargs "-patch_manager_arguments"]