Oracle Grid Infrastructureの手動アップグレード後のOracle FPPサーバーの起動

Oracle Fleet Patching and Provisioning (Oracle FPP)自己アップグレード機能を使用せずにOracle Grid Infrastructureを手動でアップグレードした場合、アップグレード後にOracle FPPサーバーは起動しません。

Oracle Grid Infrastructureを手動でアップグレードすると、ファイル・システム・リソースが無効になり、Oracle FPPサーバーを起動できなくなります。ファイル・システム・リソースが無効になっている場合、Oracle FPPサーバーの起動中にエラーが発生することがあります。このエラーを解決するには、まずファイル・システムを有効にしてから、Oracle FPPサーバーを起動する必要があります。

  1. すべてのボリュームおよびストレージ・ディスク・グループでファイル・システムを有効にします。
    ./srvctl enable filesystem -volume volume_name -diskgroup diskgroup_name
  2. ファイル・システムを有効にしたボリュームおよびディスク・グループを有効にします。
    ./srvctl enable volume -volume volume_name -diskgroup diskgroup_name
  3. Oracle FPPサーバーを起動します。
    ./srvctl start rhpserver