1. 高可用性概要およびベスト・プラクティス
  2. MAA PlatinumおよびOracle GoldenGateのベスト・プラクティス
  3. オンプレミス: Oracle GoldenGate Hubの構成
  4. MAA GoldenGate Hubの概要

MAA GoldenGate Hubの概要

最高レベルの可用性を実現して計画外停止と計画メンテナンス・アクティビティの両方の停止時間をゼロまたはほぼゼロにするために、お客様は、よくOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)、Oracle Active Data GuardおよびOracle GoldenGateの組合せを使用しています。

このアーキテクチャ(通常はPlatinum MAAまたはNever Down Architecture)は、ゼロに近いリカバリ時間目標(RTOまたは停止中に発生する停止時間)と、ゼロまたはゼロに近いリカバリ・ポイント目標(RPOまたはデータ損失の可能性)を実現します。

以前から、Oracle GoldenGateはGoldenGateプロセスが接続するデータベース・サーバーにインストールされ、ローカルに実行されていました。Oracle Grid Infrastructure Standalone Agent (XAG)と併用する場合は、Oracle GoldenGateプロセスを、Oracle RACノード間でシームレスに再配置またはフェイルオーバーするように、また、Oracle Active Data Guardのスイッチオーバーとフェイルオーバーに従うように構成できます。

この項では、MAA GoldenGate Hub (MAA GGhub)ソリューションの利点と、高可用性および障害時リカバリ保護を備えたそれを構成およびデプロイする方法について説明します。MAA GGHubはOracle GoldenGate管理を一元化し、Oracle GoldenGate処理の大部分と関連するCPUおよびストレージ・リソースの使用率を、Exadataシステム・リソースからオフロードします。GoldenGateプロセスとそれらが操作するデータベースの間の接続は、Oracle Net Servicesで管理されます。

Platinum MAAソリューションを実現するには、次の大まかなステップに従う必要があります。

  1. Oracle ExadataのOracle MAA Platinum層を確認して、Platinum MAAの利点とユースケースについて理解してください。
  2. 対称スタンバイ・データベースを追加します。

  3. 「ファスト・スタート・フェイルオーバーの構成」に記載されているOracle MAAのベスト・プラクティスの推奨事項を使用して、Oracle Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバーを手動で構成しデプロイします。

  4. MAA GGhubを設定します。これは、このドキュメントのメイン・トピックです。
  5. 双方向レプリケーションと自動競合検出および解決。詳細は、Oracle Cloud Infrastructure GoldenGateドキュメントを参照してください。
  6. Global Data Servicesなどのアプリケーション・フェイルオーバー・オプションを決定します。