28 Oracle Database Cloudのベスト・プラクティスの概要

Oracle CloudとMAAは緊密に連携し、様々なOracle Database Cloudサービスを使用してお客様の成功を実現します。

このパートナーシップにより、次のことが実現されます。

  • データベース、Grid Infrastructure、Exadataおよびインフラストラクチャが、OracleクラウドでMAAのベスト・プラクティスに従ってデプロイされ構成されます。
  • パッチ適用、バックアップとリストア、障害時リカバ、プラガブル・データベース管理などのクラウド・ライフサイクルのプラクティスには、新機能がOracleクラウドに導入されるようにMAAの最適化が取り入れられています。
  • Oracleは、MAAのプラクティスと最適化を使用してネットワーク、システムおよびExadataインフラストラクチャを所有および管理しています。
  • Oracleの高可用性および障害時リカバリ(HA/DR)ソリューションは、GoldおよびPlatinum MAAソリューションの、エンタープライズ分野のお客様の標準を満たしています。

最新の詳細は、Oracle Cloud最大可用性アーキテクチャを参照してください。

次の表に、Oracle Database CloudサービスについてMAA検証済ソリューションおよびガイダンスの概要を示します。

サービス Bronze Silver Gold Platinum
Oracle Base Database Service (BaseDB)

基本DB - シングル・インスタンス

  • Oracle Databaseクラウド自動化を使用してネットワークを構成しDBシステムおよびデータベースを作成する
  • システムおよびデータベースのライフサイクル操作(ソフトウェア更新、アップグレード、監視、アラート、データベース管理など)にOracle Databaseクラウド自動化を使用する。
  • クラウド管理バックアップ・サービスを使用する。推奨: (Zero Data Loss) Autonomous Recovery ServiceとリアルタイムREDOを使用して障害発生時のデータ損失を減らす
  • お客様の責任
    • アプリケーション、構成またはソフトウェアの変更を評価するためのテスト・システムを作成する
    • システムとデータベースのサイズ設定、リソース管理および監視を実行する

基本DB – 2ノードOracle RAC

  • Bronze、および次の内容:
  • Oracle Databaseクラウド自動化を使用してOracle Cloud Infrastructure(OCI)でマルチノードRAC DBシステムを作成する
  • お客様の責任

基本DB– Active Data Guardを使用した2ノードOracle RAC

基本DB– Active Data GuardおよびOracle GoldenGateを使用した2ノードOracle RAC

専用インフラストラクチャ上のOracle Exadata Database Service (ExaDB- D) 該当なし

ExaDB-D (デフォルト)

  • Oracle Databaseクラウド自動化を使用してExadataインフラストラクチャ、VMクラスタおよびRACデータベースを作成する。
  • システムおよびデータベースのライフサイクル操作(ソフトウェア更新、アップグレード、監視、サービス・イベントとヘルス・アラート、データベース管理など)にOracle Databaseクラウド自動化を使用する。
  • クラウド管理バックアップ・サービスを使用する。推奨: (Zero Data Loss) Autonomous Recovery ServiceとリアルタイムREDOを使用して障害発生時のデータ損失を減らす
  • お客様の責任:
    • アプリケーション、構成またはソフトウェアの変更を評価するためのテスト・システムを作成する
    • システムとデータベースのサイズ設定、リソース管理、およびexachkの監視と確認(包括的なヘルス)を実行する
    • アプリケーションの継続的な可用性の実現によってアプリケーションのフェイルオーバーと稼働時間を最大限にする

Active Data Guardを使用したExaDB-D

Active Data GuardとOracle GoldenGateを使用したExaDB-D

Oracle Exadata Database Service on Cloud@Customer (ExaDB-C@C) 該当なし

ExaDB-CC (デフォルト)

  • Oracle Databaseクラウド自動化を使用してExadataインフラストラクチャ、VMクラスタおよびRACデータベースを作成する。
  • システムおよびデータベースのライフサイクル操作(ソフトウェア更新、アップグレード、監視、サービス・イベントとヘルス・アラート、データベース管理など)にOracle Databaseクラウド自動化を使用する。
  • クラウド管理バックアップ・サービスを使用する。推奨: Zero Data Loss Recovery ServerとリアルタイムREDOを使用して障害発生時のデータ損失を減らす
  • お客様の責任:
    • アプリケーション、構成またはソフトウェアの変更を評価するためのテスト・システムを作成する
    • システムとデータベースのサイズ設定、リソース管理、およびexachkの監視と確認(包括的なヘルス)を実行する
    • アプリケーションの継続的な可用性の実現によってアプリケーションのフェイルオーバーと稼働時間を最大限にする

Active Data Guardを使用したExaDB-CC

Active Data GuardとOracle GoldenGateを使用したExaDB-CC

Autonomous Database Serverless (ADB-S) 該当なし

ADB-S (デフォルト)

  • ライフサイクル操作(ソフトウェア更新、アップグレード、監視、データベース管理など)にOracle Databaseクラウド自動化を使用する。
  • お客様の責任:

Autonomous Data Guardを使用したADB-S

MAA評価は、同じリージョン内または複数の可用性ドメインにわたりスタンバイ・データベースでのみ実施されます。

リージョンをまたいだAutonomous Data Guard評価が進行中

計画済
Autonomous Database on Dedicated Infrastructure (ADB-D) 該当なし

ADB-D (デフォルト)

  • ライフサイクル操作(ソフトウェア更新、アップグレード、監視、データベース管理など)にOracle Databaseクラウド自動化を使用する。
  • お客様の責任:

Autonomous Data Guardを使用したADB-D

  • Silver、および次の内容:
  • Autonomous Data Guardを有効にし、保護モード、データ損失の許容範囲を選択し、自動フェイルオーバーを有効にする。障害をより適切に分離するために、この場所を別の可用性ドメインまたはリージョン内にできます。
  • お客様の責任:

Autonomous Data GuardとOracle GoldenGateを使用したADB-D