タスク2: GGHubのプライマリおよびスタンバイ・ベース・システムの準備

このタスクを完了するには、次のステップを実行します。

  • ステップ2.1 - Oracle 2ノード・クラスタ・システムのデプロイ
  • ステップ2.2 - 必要なソフトウェアのダウンロード
  • ステップ2.3 - Oracle Public YUMリポジトリの使用に向けたOracle Linuxの構成

ステップ2.1 - Oracle 2ノード・クラスタ・システムのデプロイ

各データ・センター(プライマリおよびスタンバイ)に、2つ以上のGGHubをデプロイします。Oracle Grid Infrastructureのインストールの説明に従って、各GGHubをノード2つのOracle Grid Infrastructureシステムとしてデプロイする必要があります。

プライマリ・ハブ・サーバーとスタンバイ・ハブ・サーバーの両方にOracle Grid Infrastructure 19cをインストールした後、最新のリリース19c更新をダウンロードし適用します。必要なリリース更新のバージョンは19.20以上です。

図22-3 Oracle GoldenGate Hubハードウェア・アーキテクチャ


Oracle GoldenGate Hubハードウェア・アーキテクチャ

ステップ2.2 - 必要なソフトウェアのダウンロード

  1. すべてのGGHubノードでroot OSユーザーとして、次のようにステージング・ディレクトリとスクリプト・ディレクトリを作成します。

    [root@gghub_prim1 ~]# 
    mkdir -p /u01/oracle/stage
    mkdir /u01/oracle/scripts
    chown -R oracle:oinstall /u01/oracle
    chmod -R g+w /u01/oracle
    chmod -R o+w /u01/oracle/stage
  2. すべてのGGHubノードでopc OSユーザーとして、/u01/oracle/stageディレクトリに次のソフトウェアをダウンロードします。

  3. すべてのGGHubノードでgrid OSユーザーとして、My Oracle Supportのドキュメント2951572.1からダウンロードしたGGhubスクリプト・ファイルを/u01/oracle/scriptsディレクトリに解凍します。

    このスクリプトは、すべてのプライマリおよびスタンバイGGhubノード上で同じ場所に配置します。

    [grid@gghub_prim1 ~]$ unzip
     -q /u01/oracle/stage/gghub_scripts_<YYYYYMMDD>.zip
     -d /u01/oracle/scripts/

ステップ2.3 - Oracle Public YUMリポジトリの使用に向けたOracle Linuxの構成

Oracle Linux yumサーバーは、Oracle Linuxおよび互換性のあるディストリビューション用のソフトウェアをホストします。これらの手順は、LinuxシステムをOracle Linux yumサーバー用に構成し、yumを介してソフトウェアをインストールする作業を開始するのに役立ちます。

たとえば、すべてのGGHubシステムでroot OSユーザーとして、次の内容のファイル/etc/yum.repos.d/oracle-public-yum-ol7.repoを作成します。

[opc@gghub_prim1 ~]$ sudo su -
[root@gghub_prim1 ~]#
cat > /etc/yum.repos.d/oracle-public-yum-ol7.repo <<EOF
[ol7_latest]
name=Oracle Linux $releasever Latest ($basearch)
baseurl=http://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL7/latest/\$basearch
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
gpgcheck=1
enabled=1
EOF