分散問合せのパフォーマンスの最適化

分散問合せのパフォーマンスを最適化できます。

分散問合せのパフォーマンスを改善するには、次の方法を使用します。

  • 最適なSQL文の選択。

    多くの場合、同じ結果が得られるSQL文が複数存在します。すべての表が同じデータベースにある場合、これらのSQL文間のパフォーマンスの違いはほとんどありません。表が異なるデータベースにある場合は、パフォーマンスの違いが大きくなることがあります。また、最適なSQL文はリリースごとに変わる可能性があることに注意してください。

  • 問合せオプティマイザの使用。

    問合せオプティマイザはリモート表の索引を使用し、ルールベース・オプティマイザに比べると多数の実行計画を考慮するため、通常はより適切な結果が得られます。問合せオプティマイザを使用すると、通常は分散問合せで妥当なパフォーマンスが得られます。SQL文の変更、ビューの作成または手続き型コードの使用が必要になることはほとんどありません。

  • ビューの使用。

    ビューを使用すると分散問合せのパフォーマンスを改善できる場合があります。次に例を示します。

    • リモート・データベース上で複数のリモート表を結合する場合

    • ネットワークを介して異なる表を送信する場合

    • リモート表からデータをパラレルで取得する場合

  • 手続き型コードの使用。

    まれに、PL/SQLプロシージャやプリコンパイラ・プログラムなど、手続き型コードで分散問合せを置き換えるほうが効率的な場合があります。