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Standard Edition高可用性のインストール要件

Standard Edition高可用性機能をインストールおよびデプロイする前に、これらの要件を確認してください。

  • Oracle Grid Infrastructure 19.13以降がスタンドアロン・クラスタで実行されているクラスタのノードを少なくとも2つ使用して、Standard Edition高可用性を構成する必要があります。
  • Standard Edition高可用性は、バージョン19.13以降のOracle Databaseホームを使用して構成する必要があります。

    ノート:

    リリース・アップデート(RU) 19.13以降を使用してOracle Databaseホームを更新する場合は、同じバージョンのOracle Clusterware (OCW) RUをOracle Databaseホームに適用するようにしてください。
  • Oracle Databaseをインストールする予定のすべてのクラスタ・ノードで、オペレーティング・システム・ユーザー、グループ、およびデータベース・ソフトウェア所有者のリソース制限が同じになっていることを確認します。
  • Oracle Databaseのバイナリは、ローカル記憶域にのみ格納する必要があります。
  • Oracle Databaseのデータ・ファイルは、Oracle ASMにのみ格納する必要があります。
  • 各ノードで単一インスタンスのStandard Edition 2インストールと更新を同じものにする必要があります。また、各ノードで同じOracleベースおよびOracleホーム・ディレクトリ構造を使用する必要があります。
  • すべてのノードに対して同じOracleホーム操作を実行する必要があります。
  • データベース・インスタンス初期化パラメータ用のSPFILEと、Oracle ASMに保存したデータベース・インスタンス初期化パラメータ用のデータベース・パスワード・ファイルを使用する必要があります。このアプローチによって、すべてのノード間でパラメータが一貫していることが保証され、フェイルオーバーまたは再配置後にパスワード・ファイルが使用可能になります。
  • Standard Edition 2の単一インスタンス・データベースは、リモート・リスナーとしてSCANリスナーに、ローカル・リスナーとしてノード・リスナーに登録する必要があります。