読取り専用のOracleホームについて
Oracle Databaseリリース18c以降、読取り専用モードでOracleホームを構成できます。読取り専用Oracleホームは、ファイル・システムおよびOracleホームが読取り専用モードであることを意味しません。ファイル・システムおよびマウント・ポイントは常に読取り/書込みモードである必要があります。
読取り専用のOracleホームになることで、インストールと構成が別々に実装され、それによりプロビジョニングが簡素化されます。
読取り専用Oracleホームでは、構成データおよびログ・ファイルは、読取り専用Oracleホームの外部にあります。「読取り専用Oracleホームのファイル・パスおよびディレクトリの変更点」を参照してください。
従来のORACLE_BASEおよびORACLE_HOMEディレクトリではなく、次のディレクトリにORACLE_HOMEに存在していたファイルが含まれています。
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ORACLE_BASE_HOME
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ORACLE_BASE_CONFIG
データベースまたはリスナーを作成する前に、読取り専用Oracleホームを有効にしたことを確認します。
roohctlスクリプトを実行して読取り専用Oracleホームを有効にすると、Oracleホームのファイル・システムは引き続き読取り/書込みのファイル・システムになります。
ノート:
この機能は、データベース管理者がシステムのパフォーマンスを監視、診断および調整を行う方法には影響しません。親トピック: Oracleホームの進化