Oracle ASMディスク領域要件
データベース・ファイルとリカバリ・ファイルに必要なOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)の合計ディスク領域を判断します。
表9-1 Oracle Database (非CDB)のOracle ASMディスク数および最小領域の要件
冗長性レベル | ディスクの最小台数 | データ・ファイル | リカバリ・ファイル | 両方のファイル・タイプ |
---|---|---|---|---|
外部 |
1 |
2.5 GB |
7.5 GB |
10 GB |
双方向ミラー化のある標準またはフレックス |
2 |
5.2 GB |
15.6 GB |
20.8 GB |
3方向ミラー化のある高またはフレックス |
3 |
7.6 GB |
22.8 GB |
30.4 GB |
表9-2 1つのプラガブル・データベース(PDB)を含むマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のOracle ASMディスク数および最小領域の要件
冗長性レベル | ディスクの最小台数 | データ・ファイル | リカバリ・ファイル | 両方のファイル・タイプ |
---|---|---|---|---|
外部 |
1 |
4 GB |
12 GB |
16 GB |
双方向ミラー化のある標準またはフレックス |
2 |
8 GB |
24 GB |
32 GB |
3方向ミラー化のある高またはフレックス |
3 |
12 GB |
36 GB |
48 GB |
ノート:
-
システムでOracle ASMインスタンスが実行されている場合は、既存のディスク・グループを使用して記憶域要件を満たすことができます。必要に応じて、データベースをインストールする際に既存ディスク・グループにディスクを追加できます。
-
ディスク・デバイスは、グリッド・インストールを実行するユーザーが所有する必要があります。
システム管理者に問い合せて、Oracle ASMで使用されるディスクがストレージ・レベルでミラー化されているかどうか確認してください。ミラー化されている場合、冗長性に「外部」を選択します。ディスクがストレージ・レベルでミラー化されていない場合は、冗長性に「標準」を選択します。
-
すべてのOracle ASMディスクは割当て単位(AU)に分割されます。割当て単位は、ディスク・グループ内の割当ての基本単位です。特定のディスク・グループ互換レベルに応じて、AUサイズの値には1、2、4、8、16、32または64MBを選択できます。デフォルト値は、フレックス・ディスク・グループの場合は4 MBで、他のすべてのディスク・グループ・タイプの場合は1 MBです。エンジニアド・システムでは、デフォルト値は4 MBです。