Oracle Databaseでサポートされている記憶域オプション
次の表に、Oracle Databaseバイナリおよびファイルでサポートされている記憶域オプションを示します。
ノート:
IBM AIX上のACFS記憶域オプションは、Oracle Database 19cで非推奨となりました。表7-1 Oracle Databaseでサポートされている記憶域オプション
記憶域オプション | Oracle Databaseバイナリ | Oracle Databaseデータ・ファイル | Oracle Databaseリカバリ・ファイル |
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Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM) ノート: ループバック・デバイスは、Oracle ASMでは使用できません。 |
不可 |
可 |
可 |
Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS) |
可 |
可(Oracle Database 12cリリース1 (12.1)以上) |
可(Oracle Database 12cリリース1 (12.1)以上) |
ローカル・ファイル・システム |
可 |
できますが、お薦めしません |
できますが、お薦めしません |
NVMe over Fabrics (NVMe-oF)ストレージ・デバイス |
不可 |
可 |
可 ノート: Oracle Database 19cでは、NVMe-oFはカーネル・イニシエータを使用し、これによりディスクはブロック・デバイスとして公開されます。 |
動作保証されているネットワーク接続ストレージ(NAS)ファイラ上のネットワーク・ファイル・システム(NFS) |
可 |
可 |
可 |
Oracle Memory Speed |
不可 |
可 |
可 |
記憶域オプションのガイドライン
次のガイドラインに従って、記憶域オプションを選択します。
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Oracle ASMの専用のディスク・セットを使用することをお薦めします。
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選択した記憶域オプションの要件がすべて満たされている場合、各ファイル・タイプでサポートされている記憶域オプションのいずれの組合せでも使用できます。
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Oracle Clusterwareファイルの格納には、Oracle ASMを使用できません。
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RAWデバイスまたはブロック・デバイスの直接の使用はサポートされていません。rawまたはブロック・デバイスはOracle ASM下でのみ使用できます。