Oracle削除オプションについて
deinstall.bat
コマンドによって、Oracleソフトウェアが停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルが削除されます。
deinstall
を使用して次のソフトウェアを削除できます。
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Oracle Database
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Oracle Grid Infrastructure (Oracle ClusterwareおよびOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)が含まれます)
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Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)
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Oracle Database Client
deinstallコマンドは、インストール後にOracleホーム・ディレクトリから使用できます。削除ツールの場所は、ORACLE_HOME\deinstall
ディレクトリです。
削除ツールは、指定した情報と、ソフトウェア・ホームから収集した情報を使用して、レスポンス・ファイルを作成します。このファイルのかわりに、以前のdeinstall
コマンドで生成されたレスポンス・ファイルを指定するには、–checkonly
オプションを使用するか、レスポンス・ファイル・テンプレートを編集します。
ノート:
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Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースの
deinstall
コマンドを実行する必要があります。以前のリリースのOracleソフトウェアの削除には、それより新しいリリースのdeinstall
コマンドは使用しないでください。たとえば、既存の12.2 OracleホームからOracleソフトウェアを削除する場合、19c Oracleホームからdeinstall
コマンドを実行しないでください -
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降では、Oracle Restart用のOracle Grid Infrastructureのホームの
roothas.pl
スクリプトはroothas.bat
スクリプトに置き換わりました。また、クラスタ用のOracle Grid Infrastructureのホームのrootcrs.pl
スクリプトはrootcrs.bat
スクリプトに置き換わりました。
Oracleホームのソフトウェアが実行されていない場合(インストール失敗の後など)、削除ツールは構成を確認できないため、対話的に、またはレスポンス・ファイルですべての構成の詳細を提供する必要があります。
また、Oracle Grid Infrastructureのインストールのためにdeinstall
を実行する前に、次の手順を実行します。
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Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)をディスマウントし、Oracle Automatic Storage Management Dynamic Volume Manager (Oracle ADVM)を無効にします。
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Grid Naming Service (GNS)が使用中の場合は、サブドメインのエントリをDNSから削除することをDNS管理者に通知します。
関連項目:
-local
オプションの詳細は、『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows x64 (64-Bit)』を参照してください。