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Oracle Net Servicesの構成

Oracle Net Servicesを構成する方法について説明します。

システムに以前のリリースのOracleソフトウェアがインストールされている場合は、Oracle Netのtnsnames.oraおよびlistener.ora構成ファイルの情報を、以前のリリースから新規リリースの対応するファイルにコピーできます。

ノート:

tnsnames.oraおよびlistener.oraファイルのデフォルトの位置は、ORACLE_BASE\ORACLE_HOME\network\admin\ディレクトリです。

listener.oraファイルの変更

以前のリリースのOracle Databaseからアップグレードする場合は、以前のリリースではなく現行リリースのOracle Netリスナーを使用することをお薦めします。

静的リスナー情報の以前のOracleホーム・ディレクトリ名を参照している場合、listener.oraファイルを19cの環境で使用できるようにするには、これらのディレクトリ名を変更する必要があります。

現行リリースのリスナーを使用するには、静的サービス情報を、以前のリリースのlistener.oraファイルから新規リリースで使用するファイルのバージョンにコピーする必要があります。

リリース8.0.3より前のデータベース・インスタンスについては、listener.oraファイルに静的サービス情報を追加します。リリース8.0.3以降のOracle Databaseは、静的サービス情報を必要としません。

tnsnames.oraファイルの変更

中央のtnsnames.oraファイルを使用していない場合は、Oracle Netのサービス名と接続記述子を、以前のリリースのtnsnames.oraファイルから新しいリリースで使用するファイルのバージョンにコピーします。

必要な場合は、追加のデータベース・インスタンスの接続情報を新しいファイルに追加することもできます。