既存データベースに対するスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストール
この項に示すハイレベルな手順に従って、既存のOracleデータベース用のOracle Grid Infrastructureをインストールおよび構成します。
Oracle Restartでは、同じリリースおよびOracle Restartより1つ下のバージョンまでのリリースのリソースを管理できます。このため、Oracle Database 19cに対してのみサービスを提供するOracle Restartをインストールできます。ただし、以前のリリースのOracle Databaseは、Oracle Restartで管理されないで同じサーバーに共存できます。
すでにインストールされているデータベース用にOracle Restartをインストールするには:
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データベースと同じホスト・コンピュータに、Oracle Restartをインストールして、インストール・オプションに「スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructure (Oracle Restart)の構成」を選択します。『Oracle データベース・インストレーション・ガイド』の「新規インストールでのOracle Restartのインストール」を参照してください。
Oracle Restartのコンポーネントは、Oracle Grid InfrastructureのOracleホーム(Gridホーム)にインストールされます。既存のOracle Databaseのホームとは場所が異なります。
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既存のOracle Databaseが存在する場合は、
srvctl
コマンドのDRIVE_LETTER:\> cd ORACLE_HOME\bin DRIVE_LETTER:\> srvctl add database -db dbname -o oracle_home_pathを使用して、高可用性のためにOracle Restartに登録します。