ジョブ・システムをOracle Enterprise Managerで機能させるための資格証明の設定
Windowsシステムでは、ジョブ・システムがOracle Enterprise Managerで正常に動作するように、正しい資格証明を設定することが必要です。
デフォルトでは、Management AgentサービスがLocalSystem
ユーザーとしてインストールされています。データベースの停止または起動などのジョブを発行するとき、ジョブを発行するオペレーティング・システム・ユーザーは、「バッチ ジョブとしてログオン」権限を有効にする必要があります。
Oracle Enterprise Managerジョブを発行する必要のあるユーザーは、どのオペレーティング・システムの場合でも、次のステップを使用してこの権限を確立します。
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「セキュリティの設定」リストの下の「ローカル ポリシー」を開き、一覧表示します。
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「ローカル ポリシー」の下の「ユーザー権利の割り当て」をダブルクリックします。
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「ポリシー」で「バッチ ジョブとしてログオン」ポリシーを検索します。
Management Agentサービスがその他のユーザーとしてインストールされている(つまり、
LocalSystem
ではない)場合、「バッチ ジョブとしてログオン」権限の付与に加えて、次の3つの権限が「Windowsサービス」ユーザーに付与される必要があります。-
オペレーティング・システムの一部として機能
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プロセスのメモリ クォータの増加
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プロセス・レベル・トークンの置き換え
「Windowsサービス」ユーザーでのサービスは、オペレーティング・システム・レベルで実行されます。
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各ポリシーで次のステップを実行します。
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ポリシー名をダブルクリックします。
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「プロパティ」ダイアログ・ボックスで「ユーザーまたはグループの追加」をクリックします。
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「ユーザーまたはグループの選択」ダイアログ・ボックスで、ユーザーの名前(
jsmith
、administrator
など)を入力します。ノート:
Windows Server 2008では、このダイアログ・ボックスの名前は、「ユーザー、コンピュータ、またはグループの選択」です。
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「名前の確認」をクリックして、名前を正しく入力したことを確認します。
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「OK」をクリックします。
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「OK」をクリックし、「プロパティ」ダイアログ・ボックスを終了し、「ローカル セキュリティ設定」および「管理ツール」を終了します。
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コンピュータを再起動します。
ローカルにもドメイン・レベルにもユーザーが存在する場合、Windowsではローカル・ユーザーを優先します。ドメイン・ユーザーを使用するには、ユーザー名をドメイン名で修飾します。たとえば、ACCOUNTS
ドメインでユーザーjoe
を使用するには、ACCOUNTS\joe
としてユーザー名を指定します。