ウォレット格納用レジストリ・パラメータについて
ファイルsqlnet.ora
のパラメータWALLET_LOCATN
で、Oracle PKIアプリケーションで使用する不明瞭化されたOracle Walletの場所を指定します。
たとえば、Oracle Walletの保存用のWALLET_LOCATN
パラメータをレジストリに次のように指定します。
\\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ORACLE\WALLETS\SALESAPP
は次の場所にあります。
WALLET_LOCATN = (SOURCE= (METHOD=REG) (METHOD_DATA= (KEY=SALESAPP)))
さらに、暗号化されたOracle Walletは次の場所にあるレジストリに格納されます。
\\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ORACLE\WALLETS\SALESAPP\EWALLET.P12
また、変更されたOracle Walletは次の場所に格納されます。
\\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ORACLE\WALLETS\SALESAPP\CWALLET.SSO
Windowsオペレーティング・システムでは、パラメータWALLET_LOCATN
に値が指定されていない場合、Oracle PKIアプリケーションにより最初に次のレジストリ・キーで変更されたウォレットが検索されます。
\\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ORACLE\WALLETS\DEFAULT
前述の場所で不明瞭化されたウォレットが見つからない場合、Oracle PKIアプリケーションは、ローカル・コンピュータのファイル・システムの次の場所で検索を行います。
%USERPROFILE%\ORACLE\WALLETS
場所にかかわらず、ウォレットは常に同じ形式で格納されます。ウォレットの機能は、その配置されている場所以外はすべて同じです。
- Oracle Wallet Managerについて
Oracle Wallet Managerは、Oracle Walletを作成および管理します。